2011年8月27日土曜日

家族と言う組織



こんばんわ。渡辺です。

今日は、生憎の大雨でしたが、みなさん大丈夫でしたでしょうか?

さて、僕が長いこと購読している「仕事の課外授業」というメルマガの
今日の配信分が、やけに身に沁みたので共有させて頂きます。

文中では、

これは、「仕事」だけではなく「家庭」でも同じかもしれません

と書かれてますが、僕的には
「これは、「家族」だけではなく「仕事」でも同じかもしれません。」
と思いました。

働く 、仕事 ⇒ 生活
組織 ⇒ 家族

と置き換えて読んでもらってもいいかも知れません。

ではでは~


以下引用(置き換えバージョン)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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  ♪♪ キ~ンコ~ンカ~ンコ~~~ン ♪

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    家族内の摩擦のほとんどは、
    たがいに相手の生活、生活のし方、重視していること、
    目指していることを知らないことに起因する。

    問題は、たがいに聞きもせず、知らされもしないことにある。

                     『明日を支配するもの』

            『仕事の哲学』第8章「チームワーク」
             P・F・ドラッカー著(ダイヤモンド社)

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    今日のテーマは「家族内の摩擦はなぜ起こるか」です。


    前回は、

     ほとんどの生活は、一人ではできないので、

     成果を上げるには、
     「人との関係」について責任を負わなければならない。

     その「関係にかかわる責任」のひとつが、

     「ともに暮らす人を理解すること」である

   ということでした。


    今日は「関係にかかわるもうひとつの責任」についてです。

    ドラッカーは、それを

     「ともに暮らす人に、自分の考えを伝えること」である

   と言っています。

    しかし、お互いに聞きもせず、知らされもしないので、いろいろ
   と問題が生じている、と指摘しているのです。


    どうも多くの人は、

    「そんなこと、いちいち言わなくてもわかるだろう!」とか、

    「何年一緒に生活をしているのだ?!」といった感じで、お互い
   のことはわかっていて当然というスタンスをとりがちです。

    これは、「家庭」だけではなく「仕事」でも同じかもしれません。

    「一緒に居ればわかるはずだ」と信じ込んでいる人も多いことで
しょう。


    しかし、ドラッカーは、

     自分の考えを伝える責任は、こちら側にあり、

     しかも、
     「相手が理解できるかたちで」伝えなければいけない

   と指摘しています。

    この不備というか「手抜き」が、実際には、家族内でいろいろと
   問題を起こしている、と言うのです。



    よく、「相手のために」と思ってやってあげたことが、不発に終
   わることがあります。

    自分なりには細心の配慮をしたつもりが、まったく通じなくて、
   逆に、「せっかくしてあげたのに!」と、相手の反応に対して不満
   を露わにしているケースもよく見ます。

    結局は、「相手のことがわかっていない」のでしょう。

    要するに、「相手が何を求めているのか?」ということがわかっ
   ていないのです。

    極端に言えば、「想像でやっている」のです。

    もう少し具体的に言うと、

     「相手が欲しいもの」のなかで「何が一番欲しいか」

   ということがわかっていないのです。

    この「優先順位」を間違うと、たいてい失敗します。

    人には、欲しいもの、必要なものがたくさんあるのですが、二番
   目や三番目に欲しいものは、もらってもそんなに嬉しくないのです。

    というより、「なぜ一番欲しいものを外すのだ?!」と、そのい
   い加減さの方に腹が立ってしまうのです。


    そして、もうひとつ大事なものが「タイミング」です。

    問題になるケースのほとんどは、「相手が欲しい時よりも遅い」
   のです。


    家庭において、「知っているつもり」「わかっているつもり」は、
   いろいろな場面で、大きな無駄を生むことになります。

    また、人間関係においては、摩擦の元凶と言えるでしょう。

    特に、状況の変化が激しい昨今においては、常に情報を更新して
   いかないことには、すぐに陳腐化してしまいます。

    となれば、「今さら」というよりは、もう一度「原点」に立ち返
   って、

     「自分の求めていること」をお互いに伝える努力をする

   ということが、ますます大事になってきます。

    それが、協力者に対する「責任」だと自覚する必要があるでしょ
   う。


     「相手の欲しいものを知る」

    これは、生活の原点であり、仲間から「好意」を引き出すための
   「智慧」でもあります。



     「たぶん」「きっと」といった「想像による生活」からの脱却

    これは、意外と盲点かもしれません。



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