2018年1月14日日曜日

戦略とは「目的達成のための資源利用の指針」 - なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる―  音部大輔


なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる―  音部大輔

部署名に「戦略」とつく部門に所属になって5年。
戦略?、戦術? 正直、今一つピンと来てなかったのですが、
この本を読んで大分しっくりと来て、後輩に話すときに分かり易く
説明できるようになったと思ってます。

実際に、出版記念イベントに参加しましたが
昨年はそれ以外の場所ネット記事などでも、音部さんを良く見かける年でした。

戦略とは「目的達成のための資源利用の指針」


「戦力か?戦略か?」

ゲームアプリ『ゲーム・オブ・ウォー』のキャッチコピーを例に
音部氏が話されていた事で、「戦略」について自分の中ですっと何か
腹に落ちるモノがありました。

無限に戦力があるのであれば、都度大量に投下していけばよい
戦力に限りがあるから、戦略が必要なんだという事に。


いい目的には曖昧さがない


”Specific (具体的)
 Measurable(測定方法)
 Achiebable(達成可能)Agreed(合意された)
 Consistant(一貫性がある)
 +
 Focus(集中)”

目標設定のSMARTは知っていたのですが、SMACは初耳だったので
SMACをピック。
ちなみに、P&Gでは、SMACをユニリーバではSMARTを使っているそうです。

中でも、僕自身大事だと思っているのは、

 A=Achiebable(達成可能)Agreed(合意された)

必ずしも、合意された予定調和なものは中々設定出来ないとしても
ある程度、これをこうしてこうして、こうすれば実現は出来そうだという
ロジックを共有できるか?その部分に大きな飛躍が無いか?という事を
議論して、合意できるか。というのがとても大切。


資源が先か?戦略が先か?


”戦略は目的と資源に規定される概念である。
 つまり、資源に基づいて戦略は定義される。”

保有しない資源に従って、戦略を立てても仕方が無いという事です。
「あと、○億あれば、こんな事が出来るのに!」とか
「こんな人材がいれば、あれから始めるのに」とか
云っててもはじまらん訳です。

組織内外、顕在性の有無を交えて資源を元に
戦略を立てるわけですね。




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