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「心をひらく」
どんなに賢い人でも、
一人の知恵には限りがある。
どんなに熱心な人でも、
一人の力には限度がある。
だから、人と人とが相寄って働き、
組織をつくって仕事をする。
知恵を出し合い、力を寄せ合う。
ところが人がふえ、
組織が大きくなると、
得てして個々の知恵と力とが
スムーズに出しにくくなる。
生かされにくくなる。
知恵の集め方が下手なのか。
力のあわせ方がまずいのか。
それもあろうが、
まず一人ひとりが、
一人の知恵、一人の力に
限りのあることを素直に認め、
だからみんなの知恵と力とを
ぜひとも集めねばならぬのだ
という素直な強い思いにあふれているか
どうかである。
その個々の知恵と知恵、
力と力とを強く結びつけるもの、
それはお互いの信頼である。
信頼があれば心がひらく。
心がひらけばさらに信頼は深まる。
衆知の高まりと協力の姿も
そこからおのずと生まれてくる。
心をひらき合おう。
人みな知恵と力とを自由に伸び伸びと
発揮できる信頼の場をつくろう。
そこに繁への道がある。
(『続・道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-764「心をひらく」より
今回のキーは、
組織は、強みを生かし合うもの
と考えました。
つい先日、職場の人と話をしている時に偶々、その人の意外な趣味を聴く機会があったのですが、思えば6,7年一緒に仕事していてもこういう話をする機会って中々無いものだなぁと再認識しました。
実際、僕自身も親しいごく一部の人くらいにしか自分の趣味とか活動とか話をしていなかったりするのですが、それだけ心を開いてないと開いていないだというのは否定できません。
本文に出てくる
”「手伝おうか?!」というと、「大丈夫です!」と返す人がいます。”
は、正に僕自身ではあるのですが、決して
・一人でやる能力がある
・手伝ってもらうと、「自分の評価」が下がると思っている
訳ではなく、手伝って貰うと申し訳ない気持ちになる。
迷惑をかけたくない。
という、いわば、心を開いていない結果から出てくる対応です。
これは、裏を返せば同様に他の人が手伝って貰いたいと思っても
気軽に頼めない、声をかけづらい。
という事も引き起こしてしまうなと感じた訳です。
結局、こんな状態ではチームワークが強く発揮できるか?というと、発揮できる訳はありません。心を開いているかどうかによって、仕事の成果に大きく影響が出てしまいそうです。
”「組織そのもの」は「手段」であり
「組織そのもの」が、
時代の価値観とともに「進化」している”
事を考えると、
個々人の弱みを意味無いものにし、
強みを生かし合う 組織でないと、
これからは、生き残っていけないですね。
■ 家族で考えるとどうだろう
自分たち家族は、強みを生かす事ができているだろうか?
弱みを意味無いものにする事ができているだろうか?
最近、そんな事も考えます。
個々が自立したうえで、
強みを生かす事が出来るような家族が良いですね。
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