「転んでも」
「七転び八起き」ということわざがある。
何度失敗しても、これに屈せず
ふるい立つ姿をいったものである。
人生は長い。世の中はひろい。
だから失敗もする。悲観もする。
そんなとき、
このことわざはありがたい。
だた、七度転んでも八度目に起きればよい、
などと呑気に考えるならば、
これはいささか愚である。
一度転んで気がつかなければ、
七度転んでも同じこと。
一度で気のつく人間になりたい。
そのためには
「転んでもただ起きぬ」心がまえが大切。
このことわざは、意地きたないことの
代名詞のように使われているが、
先哲諸聖の中で、転んでそこに悟りを
ひらいた人は数多くある。
転んでもただ起きなかったのである。
意地きたないのではない。
真剣だったのである。
失敗することを恐れるよりも、
真剣でないことを恐れたほうがいい。
真剣ならば、たとえ失敗しても、
ただは起きぬだけの充分な心がまえが
できてくる。
おたがいに「転んでもただ起きぬ」よう
真剣になりたいものである。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-716「転んでも」より
今回のキーは、
「転んだ後、立ち上がる力」
と考えました。
今回の課外授業では、
「転んだ時の対処法」
について、3つの視点から書かれています。
1.「立ち上がる」には、「心を鍛えておく」必要がある
2.立ち上がるときに、「何をつかんでいるか?!」
3.「自分は、いつもどこで間違うのか?!」ということをつかむ
それぞれについて、考えてみましょう。
1.「立ち上がる」には、「心を鍛えておく」必要がある
「心が折れる」という言葉が普通に使われるようになったのていつ頃からだろう
なんとなく、ここ10年間位の気もするけれど。
世界的にもレジリエンスという言葉が話題になり本も出てますね。
ちなみに、2013年のダボス会議で報告された資料では、
日本のレジリエンスの低さが目立ってます。
https://mirai.doda.jp/theme/resilience/resilience_keyword/
では、レジリエンスを高めるにはどうすれば良いか?
上のリンクの下の方でも紹介されていますが、
1.十分な休息をとり
2.仕事とプライベートのポジティブサイクルつくる
3.仕事の貢献相手への共感接点をつくる
4.自分の仕事を見直す
簡単に云ってしまえば、
オーバーワークはせず、やりがいのある仕事をする
という事ですね。
昨今話題になった、電通の吉田秀雄氏も睡眠の大切さを語ってましたね。
2.立ち上がるときに、「何をつかんでいるか?!」
失敗から何を学ぶかという事ですね。
何か失敗をしてしまったときに、
「あー失敗したなぁ」で終わらせるのではなく、
何がまずかったのか?何をすべきだったのか?何をすべきでなかったのか?
振り返る事で次に活かしていこうという事です。
3.「自分は、いつもどこで間違うのか?!」ということをつかむ
本文にもあるように、
「自分の癖」「失敗パターン」
を学びましょう。
それでいても、同じ間違いを繰り返してしまうもの。
少なくとも、「あ、これヤバいパターンかも?」と
意識するだけでも、何かが変わるかもしれません。
「転ばないように、無難に生きる」
のでは、なく転んだことで自分のレベルを上げながら
進んで生きたいですね。
■ 家族で考えるとどうだろう
リジリエンスは、今の時代のキーワードとして
気に留めておきたいところ。
転ぶことを恐れるのではなく、
転んでも立ち上がる事が出来る力。
そんな力を身につけられるような環境を作って
上げたいですね。
そのためには、自分自身も挑戦する姿勢は
常に持っておかないとですね。
■ 最近読んだ本のコーナー
超一流の食事術 アイザック・H・ジョーンズ
本の内容を一言で云ってしまうと
「砂糖を控え、良いアブラを積極的に摂ること」
ということです。
専門用語的に云うと、
直ぐに足りなくなってしまうシュガーバーニングから
割と持続的なファットバーニングへの転換を行うことで
集中力が高まったり、するみたいです。
これをきっかけに少しトライしようと思いましたが、
意外と色々なものに砂糖って入っているものですね。
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