2018年4月6日金曜日
その「生き様」には十分価値があります。 - 仕事の課外授業-759「さくら」より
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「さくら」
さくらのつぼみが
日に日にふくらんでいる。
長く寒い冬を、小枝にしがみつくように
して耐えつづけてきたのが、
きょうこのごろはふっくらと色づいて、
花ひらく日の喜びを春風に託している。
桜花らんまんを待って、
浮かれるのもよいけれど、
色づくつぼみを仰いで、
その耐えてきた日々をそっとねぎらうのも
また人間らしい思いやりであろう。
人の歩みの花ひらくのも、
長く辛い忍耐の末にあるのかもしれない。
だからこそ、
耐えぬいた人生の開花を見るとき、
人は惜しみなく賞讃をおくる。
しかしまた、未だ花ひらかず、
じっと人の世の寒風に耐えている
ささやかな歩みに対しても、
心をこめたいたわりとはげましを
与え合うのも、
人間だけができる
思いやりの世界であろう。
人の心が乱れてくると、いたわりと
はげましの思いやりも忘れがちになる。
そして人の世の乱れはさらに増す。
せっかくのこの季節、桜のつぼみを仰いで
しばしわが心を省みたい。
(『続・道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-759「さくら」より
今回のキーは、
その「生き様」には十分価値があります。
と考えました。
ここ数年、自分自身も「花開く」事を夢見て色々活動してきましたが
もしかしたら、「花開く」事のないままかもしれないなと
思うようになりました。
何をもって、「花開く」と考えるか?
というのもありますが、例えばメディアに取材されるとか
世の中で多少なりとも、名前が出ることを考えた場合
特にそんなこともないまま、終わる事もあるかもな。
と思いました。
っていうか、裏方系の人間であると認識しながらも
実は、表に出たかったんだなぁと認識できただけでも良かったと
考えるようになりました。
そうなると、せめて身近な人、例えば息子には
「お父さん、まあまあイケてたんじゃね」
って思ってもらえる位の生き方はしようかなと。
いうのが、現時点の心境です。
見方を変えると、多くの人に認められるのはもう諦めた!
せめて、息子には尊敬されるように生きたい!
という感じです。
松陰先生の言葉を借りれば、
> 私のささやかな
> 真心を憐れみ、それを受け継いでやろう
と、息子が思ってくれればよいなと。
まあ、それすら親としてのエゴかもしれませんが。
まあ、エゴと言えば、他人から認められたいというのもエゴですが。
まあ、とにもかくにも、2018年度は先ずは、
自分の足元から、身近なところから、手堅く行こう!
そう考えているところです。
■ 家族で考えるとどうだろう?
自分は、やや諦めつつなんですが、
息子には、まだまだポジティブに開花を目指して
色々と挑戦していってほしいですね。
これから先、寒風も吹きすさぶ時も多々あるだろうけど、
じっと耐えて、開花の時期がやってくるのを
一緒に楽しみにしたいです。
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