「積極主義」
待ちこがれた春。
春光はさんさんとふりそそぎ、
暖雨にさそわれて、
野山の草木は一せいに芽をふき出す。
ありがたい天地の恵みである。
変わらぬ自然の恵みである。
その恵みを、お互いに素直に
感謝をもって受け入れているかどうか。
天地に心あらば、
せっかくのその恵みが素直に生かされず、
時にかえってその恵みを災いに転じている
人間のおろかさを嘆いているかもしれない。
大気をけがし、水をけがし、火熱をおろそ
かにし、無造作に大地をけずりとる。
まさに心いたむ所業である。
それでもなお天地は、私心なく、
わけへだてなく、変わりなく、
すすんでその恵みを与え続ける。
分別もなく感謝もなく、
酬われもないけれど、
それでもなお天地は
その恵みを与えつづける。
つまりは天地は、積極主義なのである。
積極主義なればこそのこの恵みなのである。
生成発展なのである。
お互いに、この天地に見習いたい。
天地の積極主義を身につけたい。
私心なく、甘えることなく、
素直な感謝をもって、
天地とともに積極主義をもって歩みたい。
心をひらき、国をひらき、
世界をひらく道がそこにもある。
(『続・道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-758「積極主義」より
今回のキーは、
と考えました。
そうですね。僕自身、比較的「仮説」とかは設定するタイプだと思います。
「たぶん、うまくいく」
「たぶん、うまくいかなそうな気がする」
「きっと、うまくいきそうな気がする」
そんなことはよく考えてます。
ま半分位は、意思を込めつつ。
上手くやりたい!やりきりたい!みたいな時もありますが。。
今回のテーマで考えると、
「うまくいかなそうな気がする」より
「うまくいきそうな気がする」方がいいわけで
むしろ、
「うまくいかなそうな気がする」のであれば、
やらないというのも一つの選択肢ではないでしょうか?
「うまくいかない気がしながらやる。やらなきゃいけない。」
みたいなところも、仕事上そういうシーンもゼロではないですな。
しかしながら、出来る限り残りの人生では、
「うまくいきそうな気がする」こと
「自分のやりたいこと」を
精一杯、たくさんやっていきたいと考えています。
そういえば、最近少し心がけている事は、
「やった方がいいこと」より「やりたいこと」
というように考えています。
何かを判断するときに、
「これが、あった方がいい気がする」
「これは、やった方がいい気がする」
の場合は、一度考え直すようにして
「これは、欲しい!」
「これは、やりたい!」
という時は、少しハードル(場所、時間、お金)があっても
出来るだけ、アクションを起こすようにしています。
やはり、「やった方がいいこと」ということで意思決定をしてしまうと
うまくいかないかもしれないけど、やった方がいいかな?
となってしまいますが、
「やりたいこと」であれば、上手くいくか?いかないか?
わかんないけど、やりたいからやる!
やる以上は上手くいかせたい!!
みたいな感じで考えることができるので、
結果として、上手くいける!というような仮説でうごけるような気がします。
■ 家族で考えるとどうだろう
息子の場合、先ずは
「仮説」の設定と証明
という考え方から、身につけて欲しいです。
「こうすれば、出来そうな気がする」
「あそこのあれを、こうしたら、こうなる」
ふと思ったのですが、ゲームを解いて行くのは、
それに近い感覚があるかもしれません。
そういえば、僕自身も登下校中に、ぼんやり色々考えて
家に帰ってから、その「仮説」を検証していたような。
やはり、ゲームから学べる事って色々ありますね。
■ 最近読んだ本
組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム (NewsPicks Book) –
日高 裕介
藤田社長と共にサイバーエージェントを成長させた日高さんの本ですが、
いささか、地味な感じもあり、Amazonでも低評価の意見が多いです。
云って見れば、当たり前な言葉かもしれませんが、
実践できているか?というと難しいところもあるような事を再発見させる
ような内容だと思います。
サラッと読める本でもあるので、パラパラっと流してみるだけでも良いかもしれません。
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