2016年1月9日土曜日

少し先の未来を予測する 『クックパッドのデータ分析力』


少し先の未来を予測する
『クックパッドのデータ分析力』中村耕史・著

著者は元インテージで、「たべみる」をやりたくて
cookpadに入社した人です。

1章2章は、「たべみる」が出来るまでのストーリーが記載され
3章は、「たべみる」について
4章は、「たべみる」をどうやってプロダクトに仕上げたか
5章は、導入事例

になっています。

クックパッドに可能性を感じ、その可能性の中で自分がやりたい事をするために、
転職してコツコツと土台を作っていく姿勢や
3C、STP、4Pと言った、基本を確実にやっていく姿勢とか
極力お金をかけずに、サービスを広げる方法を考えるとか
本筋以外の箇所でも参考になるところは、多くありました。


"料理をする人が、共通して嬉しいと感じられる瞬間を増やす"



(以下 内容を一部抜粋)
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・愛知県のある大手SMで、2015年1月下旬、「甘酒」が前年に比べて150%も売れた。 
 「たべみる」の「きてるランキング」で、「甘酒」が検索人気ワードにランクインしていることを発見。通常なら甘酒の売場は縮小するはずだったが、売り伸ばせるのではないかと積極的に展開した

・データが利用されるための3つの要素
 1.信頼できると感じられるデータであること
 2.知りたいことがわかりやすく表現されていること
 3.いつでも気軽に利用できること

・2014年2月に東北地方から関東、東海地方一帯が大雪になったとき、
「すき焼き」の検索数がほかのメニューに比べて上昇する現象が見られた
「牛肉」を使ったハレのメニューでなく、買い物に行けない時に有り合わせと「豚肉」
で作るすき焼きが定番化している

・「たべみる」のプロモーション戦略はサービス自体がニュースになる
 1.データを利用したニュース作り
 2.専門誌への記事やデータの提供
 3.業界イベントでのブース出展
 4.セミナーへの積極的な登壇






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