藤田晋の成長論 – 藤田晋
起業家 (幻冬舎文庫) –藤田 晋
先週末、図書館閉館ギリギリに滑り込んだときに、偶々手に取った
云わずと知れた、サイバーエージェント藤田社長の本2冊。
実際には、起業家→成長論 の順番で読んだんだけど
両方とも一気に読めてしまいました。
■成長論
藤田氏が大切にしていることを
・成長を続ける
・コミュニケーションを高める
・折れない心を作る
・アイデアを実現する
・リーダーになる
と5章で語られています。
「人の成長の助けとなろうとするほど、自らの成長になることはない」
ピータードラッガー
の言葉を引用しており、部下後輩の育成を大切にしている 姿勢も伺えます。
その他、CyberAgentのミッションステートメントの中から
「本音の対話なくして、最高のチームなし」
「ネガティブに考え、ポジティブに生む」
「自分の頭で考え、オリジナルを創り出す」
これらは、大企業が陥り易い、スケールデメリットを
徹底的に排除するんだという、
経営トップとしての方向性には、強く惹かれるものを感じました。
会社で考えると、正にこの逆を行っている気がするのが
とても寂しいところです。
”後輩の指導を怠らない。「自分はどんな思いで働いているか」という原点に戻る機会”
■ 起業家
こちらは、サイバーエージェントの、藤田社長の2001年から
2001年~2010年9月期でアメーバ事業が通期での黒字化を果たすまでの
歴史が語られています。
最年少上場社長となりながらも、やりたいことが上手く行かない葛藤の中
盟友、堀江氏の収監などの実際の歴史を挟みつつ
藤田氏が大切にしてきたもの、CAの文化について学びました。
「長く働く人を推奨する会社にする」
「かつての日本的経営を参考にする」
「大事なのは、採用、育成、活性化」
「新規採用コストより、維持コストにお金を使った方が安くて効果的」
「基本的に、事業は自分たちでゼロから創って伸ばす」
藤田氏自身も、アメーバブログを伸ばすために、自分自身が徹底的に
ユーザーになり、不満な点を解消しながら、質を改善し
サービスを創り上げた様子も描かれています。
"全ての創造は、たった一人の「熱狂」から始まる"
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