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目の見えない人は、なかなかケガをしない。
むしろ目の見える人の方が、石につまづいたり、
ものに突き当たったりしてよくケガをする。
なまじっか目が見えるがために、
油断をするのである。乱暴になるのである。
目の見えない人は手さぐりで歩む。
一歩一歩が慎重である。謙虚である。
そして一足歩むために全神経を集中する。
これほど真剣な歩み方は、
目の見える人にはちょっとあるまい。
人生で思わぬケガをしたくなければ、
そして世の中でつまづきたくなければ、
この歩み方を見習うがいい。
「一寸先は闇の世の中」といいながら、
おたがいにずいぶん乱暴な歩み方をしているの
ではなかろうか。
いくつになってもわからないのが
人生というものである。世の中というものである。
それなら手さぐりで歩むほか道はあるまい。
わからない人生を、わかったようなつもりで歩む
ことほど危険なことはない。
わからない世の中を、
みんなに教えられ、みんなに手を引かれつつ、
一歩一歩踏みしめて行くことである。
謙虚に、そして真剣に。
おたがいに人生を手さぐりのつもりで
歩んでいきたいものである。
「手さぐりの人生」
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-681「手さぐりの人生」より
みなさんこんばんわ。
今日の昼間雨凄かったですねぇ~
息子を友だちの家まで送っていくところだったんですが
ホント、視界狭っていう感じの大雨でした。
みなさんも車の運転は十分に気をつけ下さいね。
さて今回のキーは、
「わかったつもり」で「雑」
と考えました。
日々生活している中で、このような事は良く出くわします。
「先輩、今朝のあの記事見ました?○○すごいっすね」
「(あれ?全然記憶に残ってない」
「この間、紹介してもらった本に書いてあった、アレすごい良かったス」
「(え、そんな事かいてあったっけ?)」
→記事には触れているはずなのに、読んだつもりで、読めてない。
あるある。です。
本文でもあるように、仕事も慣れて来た頃が一番危険です。
今年の四月から、僕の部署に異動してきた後輩がいるのですが、
丁度、前半期も終了ということで、僕も彼も慣れが出て来て
報告資料の日程、曜日がめちゃくちゃという失敗を先日してしまいました。
彼も今までだったら、何度か見返していた
僕も今までだったら、細かくチェックしていた
のですが、両方とも多分大丈夫で進んでしまった結果です。。
正に、分かったつもりで「雑」な仕事をしてしまっていました。
やっぱり、最後の言葉ですよね。
「謙虚に、そして真剣に」
謙虚な気持ちがあれば、
「忙しいから」
「ちょっと立て込んでて」
「軽くみたんだけど」
と云った言い訳は出てこなくなりますし、
真剣に取り組んでいれば、
忙しくても、きちんと内容をチェックした筈でした。
「謙虚に、そして真剣に」
そんな姿勢を大切にしていきたいと思います。
■ 家族で考えるとどうだろう
「分かったつもり」
家族においても、危険なキーワードです。
「息子の事は俺が一番分かっているさ」
「妻の事は良く知っている」
それって、「分かったつもり」になっていませんか?
以前、参加したワークショップで、
”この1週間でパートナーが一番嬉しかった事を当てて下さい”
というのがありましたが、
多くの人が当てることが出来ませんでした。
「謙虚」な気持ちに戻って、
■ 最近読んだ本のコーナー
この本にも書かれていますが、
日本人は、「相手を大切にしなさい」と言われて育ってますが
「自分も大切にしていい」とは余り言われていないです。
僕も子どもの頃は、呪文のように
「お前は自己中だ、自分勝手だ」
と毎日親に言われ続けました。
自分もOK、相手もOK。
そんな考え方で、周囲との関係を築いていきたいですね。
仕事の課外授業 藤堂 昌恒さんの著書:覚悟力 (PHP文庫) 文庫
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