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峠から峠に移る旅路かな――
いつ聞いたのか、どこで読んだのか、
もうすっかり忘れてしまったが、
この言葉だけは今も忘れずに、
時折の感慨にフト頭をかすめてゆく。
一つの峠を越えてホッと息をついたら、
また次に峠が控えていて、
その峠を越えると
やっぱり次にまた峠がつづいていて、
だからとめどもなく峠がつづいて、
果てしもない旅路である。
これもまた人生の一つの真実である。
真実であるかぎり、
これは避けられない。
避けられなければ、
やはりただ懸命に歩むほかないであろう。
高い峠、低い峠、
荒れた峠、のんびりした峠、
さまざまの起伏の中に、
さまざまの人生が織り込まれて、
それで一筋の歩みのあとがついてゆく。
時には雨に降られ、風に吹かれ、難渋の
重い足を引きずれねばならぬこともあろうが、
また思わぬ暖かい日射しに、
チチと鳴く小鳥の声をなつかしむこともあろう。
それでも元気で懸命に、
越えられるだけの峠を越え、
歩めるだけの旅路を歩みたい。
若葉の峠に、
また新しい意欲をおぼえるのである。
「若葉の峠」
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-683「若葉の峠」 より
東京地方、本日晴れの良い天気です。
妻と息子は、おじいさんおばあさんと芋ほりに。
先週より、体調を崩しのどの調子が悪い為、お留守番です。
ホント暑くもなく、寒くもなく。
とても過ごしやすい日和ですね。
僕も、諸々終えたら図書館まで散歩に行こうかと思います。
今回のキーは、
少し、ペースを落としてみましょうか。
と考えました。
2000年に新卒で入社して以来、一般的に見たら
割りかしハードに働き続けて来ましたが
今回の転職活動で、少しペースを落としてみようかと思ってます。
決して、怠けるとか手を抜くという意味ではなく
正確に言うと、残りの人生に向けて
何に集中してみようかじっくり考えてみるという感じですが。
本文中の例えで言うと、
今までは、峠を越えるという事に一生懸命で
この道が、その先何処に繋がっているのか?
道中の景色がどのようなものか?
余り意識をせずに働いて来たというのが事実です。
そんな中でも、少なからず得るものはあったし
道中もそこそこ楽しんできましたが、
人生という旅路の真ん中で思ったことは、
もう少し、方向性も定めて、周りの景色を味わいながら
歩んでみるとどんな風になるんだろう?
という事に興味が出てきたということです。
最近、長時間労働について話題にならない日はないですが、
個人的には、若い頃は必死で働きたいだけ働くのもありと思ってます。
しかしながら問題とすべきは、本人が少しペースを落としたいと思っていても
同じ文化の会社では中々難しい事かもしれません。
そうした時に、文句を言いながら現状を維持するのか
自分の身を置く場所を変えて、一度ゆっくり考え直してみるのか
そう考えた上での判断でした。
息子も後3年で小学校も卒業。
少し、ペースを落としながら
今まで見過ごしてきた景色を
じっくり味わいながら歩んでみようかと思います。
■ 家族で考えるとどうだろう
小学生にとっても、勉強や学校は、
終わりなき峠なのかもしれません。
でも、その峠を越えた時の達成感
峠を1つ越えた後の自分のレベルがあがる感じ。
それを楽しんでもらいたいと思います。
■ 最近読んだ本のコーナー
コミュニティデザインの時代 山崎亮
割と、近年こういった「コミュニティデザインといえば・・」で
話題の studio-L 山崎亮さんの著書です。
氏がどのような形で、コミュニティを作っているのか
どんな事に注意しているのかがわかる本です。
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