2017年2月26日日曜日

「守り方の姿勢」 - 仕事の課外授業-702「人間だけが」



==============================================


「人間だけが」

 この世の中、見方によっては、すべて人と人との
 約束のうえに成り立っているといってもよい。

 友人との待ち合わせの時間の約束から、
 金銭物品の貸借の約束、

 さらには社則や国家の法律というものも、
 おたがいの生活を秩序だて円滑にするための、

 一つの大事な約束ごとであるといってもよい。

 約束はおたがいの信用の上に花ひらく。

 だからこれらの約束を守るか守らないかは、
 人間の精神の高まりを示す一つのバロメーターで
 あって、

 道義とか道徳とかいうものも、こうしたところに
 その成果の如何をあらわしてくる。

 自分に都合が悪くなったからといって、平気で
 約束を破るというのは、これはまさに動物の世界。

 人間だけが、おたがいにかわした約束は、
 これをキチンと守るという天与の高い精神の働き
 を持っているのである。

 もしもこの精神が力弱くなったら、
 その影響は社会生活のあらゆる面に、

 物心ともの大きなマイナスとなってあらわれて
 くる。

 単に待ち合わせの時間をムダにするというような
 ことだけでは事はすまないであろう。

 おたがいに、約束は守りたい。


         (『道をひらく』松下幸之助)
    

==============================================
仕事の課外授業-702「人間だけが」


みなさん、こんにちわ。
いい天気の土曜日如何お過ごしですか?

昨晩は少し、雪がチラつき寒かったりしましたが
大分、暖かくなってきましたね。
春はもう目の前です。

先週参加した藤堂先生の塾で

 「今に感謝する」

事が大切だとおっしゃっていました。
今の幸せをしっかりと感じ取ることで、
過去の出来事も、

 「あぁ、あれがあったから今が幸せなんだなあ」

と感じ取れるようになる。
つまり、過去も変えられるようになる。
ということでした。

過去を書き換えるといえば、
年始にこんな記事を書いたので、参考になればと思います。


一年を上手に振り返る方法(トヨダロックデザインワークス)


では、「人間だけが」行きましょう。


今回のキーは、

 「守り方の姿勢」

と考えました。

「時間を守ればいい」「期日通り返せばいい」

とかいうもんじゃないよね。
という話ですね。

本文中にあるとおり、「感謝」「努力」の姿勢
が重要になって来ます。

その為には、

 「どういう気持で出かけているか」
 「どれだけの準備をしていっているか」

が大切というのは、本文にもあるとおりですね。


そして、もう一つ

 「自分との約束」がどれくらい守られているか

これが大事ですね。
自分との約束がどれだけ守れるか?

やると決めた事を、あっさりと諦めてしまう。
やめるのをやめてしまう。

どんな人にも思い当たる節はあるのではないでしょうか?

よく、自己肯定感をあげる、自分に自信をつける第一歩は
自分との約束を守る事 と云われています。

自分との約束を守れるように
些細な事から、始めていくようにします。


■ 家族で考えるとどうだろう

これも、小さな事から徹底していきたいです。

図書館で借りた本を期日どおりに返す。
家族から借りたものをきちんと返す。
借りたものは、丁寧に扱う。

期日を守るというのは、当然のこと
「感謝」「努力」を忘れない姿勢。

そういうのも大切にしていきたいですね。


■ 最近読んだ本のコーナー

あたりまえだけど、なかなか出来ない42歳からのルール 田中和彦

引き続き、40代本です。
”「やっておけばよかった」と思ったら、そのことに今すぐにでもとりかかろう”
自分との約束を守るためのいい言葉だと思います。
期日は過ぎてしまっているかも知れないけれど、
守るための「努力」は忘れないという事。
そういう姿勢を持った40代を目指します。


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月23日木曜日

「自分にも関係があることである」 - 仕事の課外授業-701「責任を知る」

==============================================


「責任を知る」

 自分に全く関係のないところで、
 自分に全く関係ないと思う事が起こって、

 だから自分には全く責任がないと思うことでも、
 よくよく考えてみれば、

 はたして自分に全く責任がないと自信をもって
 いうことができるであろうか。

 人と人とが、かぎりないまでに
 つながりあっているこの世の中に、

 自分とは全然関係ないといえることが、
 本当はあるとは思われないのである。

 キリストは、その時代の見も知らぬ人びとの
 責任も、すべてわが身に負い、そのうえに、

 後の世につづく数知れぬ人びとの責任をも、
 その気高いまでの魂で、一身に引き受けた。

 おたがいに、そこまで求めるのはとてもムリ。
 キリストなればこそである。

 しかしせめて、自分に責任あると思うことまでも
 他人のせいにすることだけはやめにしたい。

 犬や猫は、自分が悪くても、自分の気に入らなけ
 れば、平気で同類にかみつき、傷つける。

 人間と動物とは、天地自然の理によって、
 ハッキリちがっている。

 そのちがっていることの尊さを、みずからけがす
 ことだけはやめにしたいと思うのである。


         (『道をひらく』松下幸之助)
  

==============================================
仕事の課外授業-701「責任を知る」 より



今回のキーは、

 「自分にも関係があることである」

と考えました。

風が吹けば、桶屋が儲かる
バタフライエフェクト
因果応報

など、一見自分に関係が無いと思いがちなものでも
何かしら関係があるということですね。



何かもう、これだけで
色々考えさせていただきましたので、
今回は、「責任を取る」という事について
思うところを書かせてもらいたいと思います。


事件とかあると会社の偉い人が、

「責任とって辞めます」

とか云ってますが、しんどい現場のモノからすると
責任とって、最後までやってくれやとか思ってしまいます。
実は、辞めてその現場から離れるのって一番楽チンなわけで
それで危機感を煽られるのは、安月給の一般層なわけで
高給取りのおエライ方は、辞めたって明日から食べるものに困る訳ではなし
むしろ、兵役を終えて戦線離脱して無事故郷に返るようなもんなんじゃないかと
さえ思ってしまいます。

そういう意味では、本当に申し訳無いと感じているのであれば
辞めるのではなく、

「責任とって、給料も休日も返上で事の収拾に尽力します」

じゃないかなぁと。

そうか、でもそうしないという事は、
どこかで、

「私だけの責任ではない」

という気持ちが働いているのかもしれません。


そうか、そういう意味ではここで云う責任を持つと云う事は
ある意味、生きている事の「義務」なのかも知れないですね。

小中学生は、学校に行って勉強する「責任」を持つ
大人は、働いて税金を収める「責任」を持つ

みなが豊かに暮らしていくために
国民一人一人の義務を果たす事、というのも
責任を持つということなのですね。

更に広がれば、

落ちているゴミを拾う
困った人が居れば、助けてあげる
子どもや老人に優しく

これらが即ち同じ共同体で生きて行くものの責任というように考えました。
だから、「行き方を見直す」ということ繋がりました。


■ 家族で考えるとどうだろう

先の企業の不祥事の話を家族で考えるともっと分かり易いですね。
何かあったからといって、
責任を取って、「お父さん辞めます」とは絶対なりません。
責任を取って、「明日から一生懸命頑張ります」ですよね。

同様に、お母さんも子どもも自分の義務を果たす事
失敗したとしても、見直して、再挑戦する事こそが
責任を持つということの小さな一歩という事が良くわかりました。


■ 最近読んだ本のコーナー

人生の9割は40代で決まる 和田秀樹

引き続き、40代本です。
「学び」「仕事」「人間関係」「お金と趣味」「健康」「心の健康」
の6つのテーマに書かれています。
今回のテーマについて考えると、「お金を回す」かな。
趣味にお金をかけて、知識と経験のストックを作っていきましょう
というような事が書かれています。


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月19日日曜日

ちとえ藤堂塾 本物の自己肯定感を持つ 受講してきました



ちとえ藤堂塾 「本物の自己肯定感を持つ」受講してきました。
参加者は大体、10名位。みなさん常連の方が多いみたいでした。

「覚悟力」の書籍が発売された頃(2007年位??)より、
メルマガ拝読していたので。
十年越しに藤堂先生にお会いでき、学びをご教示頂きよい時間でした。

"優越感が劣等感を生む"

人と比べるから、 劣等感を生んでしまうのですのですね。
僕自身、心のどこかで、やっぱり比べてる自分がいるなぁと再認識しました。



以下受講メモ--------->>


◎肯定の世界

「肯定」・・・条件を付けない
・子供は両親の価値観で怒られる
例)時間を守るということ
 ⇒ 時間を守るのに厳しい親だと時間を守る。時間を守らないことで必要以上に怒られる。
  逆に言うと時間を守ることが親に愛されることに
・最初は持たされたはずが、なぜか自分で持ち続けている。そんな価値観は無いか?

「評価」・・・裁きである
・レベルが上がれば上がるほどを評価には縛られなくなっていく
・能力が上がっていくことにより上手い下手分かるように
・更に上がっていくことで良いところが見えてくるようになる


 ※ 肯定から入ってみる


「敬意」・・・尊敬するということ
「好意」・・・嫌いなもの、好きになる努力をしてみるということ
「善/悪」「長所/短所」・・・受け止め方によって変わる
「いま現在」に感謝・・・今この時、この場所があることに感謝することで幸せへの感度が上がる
将来を描く時・・・「今は駄目だけど。。。」と思わない。
       「今も ok」 否定しない。

 ※ 一旦手放してみる


◎心配と不安

・「条件付き承認」から解放し、内的要因で行動する
 外的要因・・・誰かからの指示や報酬など
 内的要因・・・自分がやりたい気持ち、やりがい
・「合格基準」から自分を解放し自分も相手も評価しない
・「努力論」について
 孔子・・・学校教育歴史により必要
 老子・・・水は高いところから低いところへ四角や丸にも小川にも大海にもなるという考え

 ※ 真面目さを疑ってみる


◎相対と絶対

・優越感が劣等感を生む
・比較している限り安心できない ← 「不安」
・「相対」の世界で勝ち続けても安心できない
 例)ボクシング・・・勝てば上に上がって行くが、チャンピオンになっても防衛戦が待っている
・「相対」の世界から離れて初めて安心ができるようになる
・他人の評価を自分の評価になっていないか?
・上司、両親の価値観をそのまま自分の評価にしていないか?

◎「結果」ではなく「プロセス」

・「自分の仮説」を証明するように生きる
・どうせ仮説を持つのであれば、楽しい仮説の方が良い
・自分の中の複数の人格を持つということ

◎自分の「生き方」を生きる

・親や先生、上司が決めたものではなく自分の決めた「生き方」を生きる
 1.他人に認められる
 2.過去を認める
 3.個性を認める
 4.今の自分を認める
・映画のように考える⇒悪役、ライバル、ヒロイン、メンター ドラマを盛り上げる為に必要な役割
・「相互補助」・・・お互いを助け合うことを前提に成長する

★均質化から多様化へ
・組織としての管理が困難になる

★今の自分があるのは。。。
・設計してるのではないか?
・今が幸せなら過去も未来も幸せになる

 ※ そのためにも機嫌よく過ごす
    ”今日も、「アイム・ファイン」の精神で「機嫌よく」お過ごしください!”
                      (ちとえ藤堂塾メルマガ 人生好転 より)

===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月18日土曜日

自分にとらわれ過ぎていないか?! - 仕事の課外授業-700「生かし合う」

==============================================


「生かし合う」

 人間の生命は尊い。
 尊いものは誰もが尊重しなければならぬ。

 ところが、自分の生命の尊いことはわかっても、
 他人の生命もまた尊いことは忘れがちである。

 ともすれば私心に走り私利私欲が先に立つ。

 つまり、自分にとらわれるということで、
 これも人情としてやむをえないことかもしれない。

 しかし、これではほんとうに、
 おたがい相互の繁栄は生まれないであろう。

 人間本来の姿は生かされないであろう。

 やはり、ある場合には、自己を没却して、
 まず相手を立てる。

 自己を去って相手を生かす。
 そうした考えにも立ってみなければならない。

 そこに相手も生き、自己も生きる力強い繁栄の
 姿がある。尊い人間の姿がある。

 自己を捨てることによってまず相手が生きる。
 その相手が生きて、自己もまたおのずから生きる
 ようになる。

 これはいわば双方の生かし合いではなかろうか。
 そこから繁栄が生まれ、ゆたかな平和と幸福が
 生まれてくる。

 おたがいに、ひろく社会の繁栄に寄与するため、
 おたがいを生かし合う謙虚なものの考え方を
 養いたい。


         (『道をひらく』松下幸之助)
    

==============================================
仕事の課外授業-700「生かし合う」 より

昨日、今日と東京地方は大分暖かいです。
これでもう冬も終わりかなぁなんて思っていると、
急に寒くなって雪が降ったりするんですよね。

そういえば、今週は水木と息子が学級閉鎖になりまして
木曜は午前休をとって、ノンビリ過ごしました。
こんな日もたまには良いですね。
これからは、意識的にこんな日を作るようにしていきます。

幸い、息子は元気一杯ですが、
みなさんも、体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。


さて、今回のキーは、

 自分にとらわれ過ぎていないか?!

と考えました。

「与えよ、さらば与えられん」

ですね。多分一度とならず、この言葉は聞いた事があるかと思いますし
多分、みんな大小ありながらも、実践しているのではないかと思います。

僕自身も、同様なのですが
では、何が課題かというと、

「与えたのに、与えられない!」
「理解したのに、理解されない!」

と思ってしまうことなのです。

幸之助さんの言葉から考えると、

 私心や私利私欲にとらわれず、
 「まず、相手をたてよ」

という事なのですが、「立てたんだから、俺も立ててよ」
というのは、やはり私心が邪魔をしてしまっているという事なのでしょう。

「おかげさま」「おたがいさま」というのが
必要以上に強く働きすぎるせいで、
捨てた筈の、「私心」や「私利私欲」がムクムクと頭を掲げ
さながらゾンビのように起き上がって来てしまっているのです。

結局のところ、自分にとらわれ過ぎているという訳で
改めて、ニュートラルな気持ちで、
相手を応援したい!相手に活躍して欲しいと
相手を生かすような気持ちを大切にしたいです。

 私心や私利私欲にとらわれず、
 「まず、相手をたてよ」

忘れないようにしていきます。


■ 家族で考えるとどうだろう

家族なんて、近い分甘えがちでついつい

「○○したんだから、××してよ!」

という気持ちになりがちです。

出合った頃の純粋な気持ち
生まれて来てくれてありがとうの感謝の気持ち

そんな気持ちを思い出し、先ずは相手を生かすことを
考えるようになりたいなぁ
(今回ばかりは、遠い目・・)



■ 最近読んだ本のコーナー
40代からの成功哲学 青木仁志

今回のテーマにも沿った内容も書かれています。
”与える喜びを知る””貰う事ばかり考えるとすぐに天井”
40代の大人は、些細な事で貰う事を考えてはいけませんね
最後の最後で改めて気付きました。


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月12日日曜日

「車掌の本分」に見る仕事論

光村ライブラリー・中学校編 2巻 車掌の本分 ほか


ここ最近の残業問題をきっかけに思い出した、
かんべ むさし 「車掌の本分」。

今調べると、中学校の教科書となってるけれど、
記憶の感じではもっと若かったような・・・

「かんべ むさし」という苗字とも名前ともつかない著者名も重なり、
幼いながらに、

「仕事とは?」「働くとは?」「相手の真意は何か?」

ということについて、心に問われた1篇の小説となりました。

物語は冒頭、爺さん車掌と若者の運転手の会話から始まる。
やがて、読み進めると、二人は猿と分かり
その後、動物園の飼育係とボスの会話を挟みながら進んでいきます。


”「働かなければ食えんことくらい分かっている」”



働かざるもの喰うべからず。
大人になって、大学を卒業したら働かなくてはならない。
そんなイメージをしっかり植えつけられました。
実際、日本の社会で卒業後旅行とかしてから就職するとかは
マダマダ、すごく少数です。


”「わしは車掌という仕事が好きだ。多勢の候補者のなかから選ばれたときには、本当に嬉しかった。だからこそ一年ががかりの訓練にも耐えたのだ。
 うまくできなくて、何度電撃ショックの罰をくらってもな」”


孔子曰く
 「汝の愛するものを仕事に選べ、
 そうすれば生涯一日たりともはたらかなくて済むであろう」

好きな事を仕事にするというのは、とても大切ですね。
好きなだけで、仕事にするのは難しいのも大人になって分かりましたが、
逆に幼少期に父親から植え付けられた、
「好きなことばかりやって仕事になるもんか」
というのは、余りよくない体験でした。

今、息子はヒカキンの動画を好きで良く見ているのですが、
このような、Youtuberとう好きな事を仕事にしているロールモデルが居る
というのは、一つの体験として素晴らしい事だと考えます。



その後、モンキートレインは大当たり。
車輌と労働時間は伸び、休憩時間は短く。
その事について、飼育係が事業部長に訴えるのですが、
本質は、そこでは無いところにあるわけです。



”「だが、それは別にかまわない。わしはこの仕事に誇りを持っているし、労働強化だと騒ぐ気持ちもないんだからな」”


車掌は、労働時間が長い事に不満を持っているわけではないのです。
これは、最近話題になっている労働時間の問題と若干被る気も。
実際、コンサルの方とかと話ししていると、

「仕事好きなんで、労働時間といわずに勝手にやらせてくれ」

という人も少なくないですね。


”「しかし、ひとつだけ我慢のできんことがある。車掌としての誇りにかけて、どうしても辛抱できないことがある。」”
”「一日ぶっつづけの乗務でもかまわん。バナナを少しくらい減らされてもいい」”
”「とにかく、わしに車掌としての仕事を完全に果たしたという満足感を持たせて欲しい」”



結局、労働時間とか環境とかは一面に過ぎず
本人がしたい仕事をしっかりと全う出来るかどうかというのが、論点になってくるものです。
一律に労働時間を減らすとかではなく、
長時間働きたい人は長く、短い労働時間を望む人は短く。
というバランスをとれるということ、
仕事としても本質を全う出来る事が大切だと考えています。

”「どう考えても、サルにはきつすぎるスケジュールだと、あれほど言ったのに」
 そんなことが原因ではないのだー”


当事者ではない者達が、想像であーだこーだ言ったりすると
本質とは離れた議論となる可能性がでてきてしまう。


”「わしは、死ぬまで本文を尽くすでだろう・・・・・・」”


先の孔子の言葉通り、この車掌にとって、車掌の仕事は好きな事なので、
死ぬまで、それをやれといわれれば、
それは、労働ではなく歓びである事に間違いない。



===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月6日月曜日

”まちのカラーに共感する人を呼び込もう” - ぼくらは地方で幸せを見つける ソトコト流ローカル再生論 - 指出一正


ぼくらは地方で幸せを見つける ソトコト流ローカル再生論 - 指出一正

ソトコト編集長 指出さんによる、「ローカルヒーロー」の紹介本です。
僕だけに限らず、地方で幸せを見つけたいと思っている人は多いと思います。

本や雑誌に載っている、彼(彼女)らは、とても輝いて、特別な人に見えるのですが
結構、小さいことからコツコツ積み重ねていったような人たちが多かったです。

数多くの事例が紹介されているのですが、
敢えて最終章「地域の未来をみんなで作る」について、
ビジネス視点も交えながら言及してみます。


地方の未来を拓くキーワード「関係人口」

"関係人口とは、言葉のとおり、「地域に関わってくれる人口」のこと"
"積極的に地域の人たちと関わり、その社会的な足跡や効果を「見える化」
 しているのが、「関係人口」といえるでしょう"

地域に限らず、企業体においても、そこで働く従業員(=定住人口)や取引先(=交流人口)
だけではなく、どちらにも当てはまらないにも関わらず、サービスや会社を口コミで
紹介したり、熱狂的支援してくれるファン(=関係人口)を増えることで、
その企業(サービス)の活性化の一つの鍵になると考えられます。


「地元を複数持てる時代に」


"都会暮らしをしながら、ローカルにも拠点を持つ「ダブルローカル」を
 実践する人も増えています"

地元を勤務先と捉えると、最近facebook上でも見かけるようになってきた「複業」
"都会も地元、地元も地元 " の感覚で、両方ともある意味「本業」的な形での
働き方というのも、今後増えていくと思います。
というか、いち早くそちらの領域に僕自身も行きたい。


まちのカラーに共感する人を呼び込もう


"ただ、人がたくさん居ることが幸せな時代は終わりました。"
"地域の幸福度は「人口」ではなく、「独自性」や「カラー」ではかる時代になっている"

会社も、従業員が多い大企業が必ずしも幸せな時代ではないことは明白でしょう。
従業員数は少なくとも、独自の「クレド」やそこで働く「ヒト」や「雰囲気」が
会社の幸福度(魅力)となってきています。

ワンピースの世界ではないですが、尊敬できる船長のもと、気の合う仲間と、いい感じに
仕事をしていきたいですね。





===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月5日日曜日

「自分を鍛えて、引っ掛かりを減らす」 - 仕事の課外授業-699「辛抱する心」


==============================================


「辛抱する心」

 どんな人がいい人で、どんな人が悪い人か、
 それは一概にはいえないけれども、

 国の法を犯す人はもちろんのこと、
 おたがいによくない人だと思う人びとは、

 浜の真砂のつきざる如く、
 今も昔もいっこうになくなりはしない。

 万物すべてかくの如し。

 真善美を求めるのは、人みなの思いだが、
 どんなに求めても、美ならざるもの、
 正ならざるものは、やはりなくなりはしない。

 それはいつの世にも
 美なるものと相まじわって存在し、

 美醜とりまぜて、それでこの自然が
 成り立っているのである。

 この世の中が動いているのである。

 だからこそ、
 おたがいに辛抱ということが大事なのである。
 寛容の精神が大事なのである。

 いい人もいるけれども、
 よくないと思う人もなかなかなくならない。

 それが世の中というものであるならば、
 辛抱と寛容の心がなかったら、

 いたずらに心が暗くなるばかりで、
 この世の住みにくさを嘆くだけであろう。

 人と人とが相寄って、毎日に暮らしを営み、
 毎日の働きをすすめているのである。

 いい人ばかりではない。
 いろんな人がいる。

 だからおたがいに、いますこし
 辛抱と寛容の心を養いたいものである。


         (『道をひらく』松下幸之助)
  

==============================================
仕事の課外授業-699「辛抱する心」 より


1月最後の週末となりました。
どんな一ヶ月でしたか?
僕自身は、結構濃厚な1ヶ月を過ごせたような気がします。
2月は少し、ペースダウンしますが
こんな感じで進んでいきたいと思います。

では、「辛抱する心」行きましょう。

今回のキーは、

 「自分を鍛えて、引っ掛かりを減らす」

と考えました。

今回のテーマは「辛抱する心」ということで、
なんか、出来る事なら「辛抱」とかしたくないし、
修行僧のようなイメージを想定してしまいましたが、

 「認め、受け入れる努力をすること」

という事なのですね。


やっぱり、大きい会社とかで働いていると
(自分からみて)ちょっと変な人とか、どうにもこうにも合わない人
というのは、居るものです。

それに対してイチイチ反応する事は、むしろ当たりや稼業というわけで、
それは、「世界中の道を舗装する」ようなものなので、
中々難しい問題です。

一方で、「靴を履く」という考えですね。
わざわざ、はだしで砂利道をあるかない。
もしくは、砂利道に行かない。ということ。
つまり、些細な事に反応しないようにしようという事であれば
自分の努力で如何様にでも出来るわけですね。

ある意味、

「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」

という事にも、近いような気がして来ました。

相手の引っかかりに、イチイチ反応するのではなく
自分を鍛えて、反応しないようにする。

すごく、単純なようでありますが、
それが、この世の中を生きて行くコツなのかもしれませんね。


■ 家族で考えるとどうだろう


まさに、家族といえども100%受容可能でないかもしれません。
そんなときでも、

 「受け入れない」ままで付き合うこと

よりは、

 「認め、受け入れる努力をすること」

に集中した方が自他共に幸せ気がします。

ここでのキーワードは、「寛容」ですね。
家族間の不満を受け容れることから、能力を高めて行くというのも
一つの手ですね。


■ 最近読んだ本のコーナー

40際のためのこれから術 松浦弥太郎


”40歳はセカンドバースデー”
”先ずは自分に「おめでとう」”

人生折り返し地点の40歳、先ずは今までの人生を振り返り、
ステキな70歳を目標にする。
今回のテーマに沿って云うと、

”「いただく」から「与える」へ”

新生児のような、0の状態のつもりでたくさん吸収しながら
ステキな大人を目指して生きたいです。


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月4日土曜日

最強(最恐?最高?)の上司フリーザ様



先日、ネットで流れてきた下記記事でフリーザ様の上司っぷりに
意外に関心してしまった。


具体的に10個のポイントで、フリーザ様の素晴らしさが述べられているのですが、
特に以下の3点について、本当に素晴らしいと感じたので自戒の意味を込めてメモっとく。


”①褒めるときは具体的に褒める”


先ず、上司って褒めないですよね。滅多に。
余り、褒めてるシーンってお目にかかれない。
叱られているシーンはしょっちゅう目にかけるのですが。

やっぱり、叱られるのと同じ位、もしくはそれ以上に褒めた方が良いですよね。
そして、褒める時は具体的に。
更には、能力よりも成果や努力を。


”②どんなダメ人間でもでもとりあえず話を聞く”


話を最期まで聞かないヒトとか多すぎ!
話を途中で遮る、考えていたら、「黙ってたら分からないんだよ」とか、
やっと話始めると、導入で全否定。

先ずは、相手の話を聞こう。という姿勢からでも入りたいです。
自分の話は1/10位のイメージで。少なくても半分以下に。


”③基本的に部下であろうが誰に対しても敬語&丁寧語”


キャラにも依りますが、完全に見下した話し方とかする方も。
普通に、年上なので呼び捨てとかは、まあいいんですけど
行き過ぎると、やはりあんま気持ちが良くないこともあります。

やはり、すくなくても丁寧語だと
聞いていて気持ちが良いものです。



と、こうやって見てみると
部下指導も子育ても本当に似てますね。
フリーザ様に一つ教わったような気がします。

類似記事: 子どもと部下の適した叱り方



===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年2月3日金曜日

次に買収される動画サービスは何だ?


グリー、女性向け動画メディアやマーケティングを手がける3ミニッツを43億円で買収(TechCrunch)

大分、3minute買収で僕の周辺はワイワイしてますが、
「43億って高くない?」というのが僕の意見です。

まあ、他の方も仰ってますが

DeNAがiemoとMERYの2社を計50億円で買収、キュレーション事業に参入(Tech Crunch)

この時と同じ感じですね。
この記事が、2014年10月01日 で当時へぇとか思ってましたが、
その後メキメキと頭角を現し、すっかりキュレーションメディアが一大ブームとなりました。


残念ながらその後、年末のWelq ショックさえ無ければ、
"MERYロスという言葉" からも分かるように、今でも十分キュレーションメディアを牽引
していたサービスだったんじゃないかと。

今後、3minute もきっとガンガン行くのでしょうが、当時2社で50億に比べると
やっぱ・・・


で、クルクル詐欺といわれ続けた動画元年。
今回の買収をきっかけに加速するのでは無いかと、会社で後輩と妄想を膨らましていました。

そうなってくると、注目すべきはレシピ動画。個人的にはこの3つに注目してます。
気付けば、レシピ動画も増えてきてますが、今のところ
DELISH KITCHEN、KURASHIRU FOOD がメインどころでしょう。

じゃあ、「誰が手中に収めるか?」と考えた時に、やはり真っ先に思い浮かんだのは、
みんなのウェディング 取締役会長の穐田さん。

穐田氏は10月オウチーノ(6084)をTOBし、その後
12月には、みんなのウェディング(3685)をMBO。

くらし全般を押さえに行くとすると、次当たりレシピ動画っていうのもあるんじゃないかと。

KURASHIRU は、「くらしのきほん」にロゴが少し似てるからDELISH KITCHENかな~?

なんて事を考えていました。

実際自分自身、最近 「作りたい!」 と思うレシピがクックパッドより
レシピ動画の方が増えていた気も。。


今後のレシピメディアの王となるのは、以下四皇の誰だ?


 佐野さん率いる 老舗クックパッド
 
 今後レシピ動画サービスを手に入れると思われる(妄想) 穐田陣営

 C Channel 森川さん

 パレットで瀕死状態の DeNAがKURASHIRU 入手で返り咲き



と、記録的にこの記事をUPして今後の動向を見守りたいと思います。


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー