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「辛抱する心」
どんな人がいい人で、どんな人が悪い人か、
それは一概にはいえないけれども、
国の法を犯す人はもちろんのこと、
おたがいによくない人だと思う人びとは、
浜の真砂のつきざる如く、
今も昔もいっこうになくなりはしない。
万物すべてかくの如し。
真善美を求めるのは、人みなの思いだが、
どんなに求めても、美ならざるもの、
正ならざるものは、やはりなくなりはしない。
それはいつの世にも
美なるものと相まじわって存在し、
美醜とりまぜて、それでこの自然が
成り立っているのである。
この世の中が動いているのである。
だからこそ、
おたがいに辛抱ということが大事なのである。
寛容の精神が大事なのである。
いい人もいるけれども、
よくないと思う人もなかなかなくならない。
それが世の中というものであるならば、
辛抱と寛容の心がなかったら、
いたずらに心が暗くなるばかりで、
この世の住みにくさを嘆くだけであろう。
人と人とが相寄って、毎日に暮らしを営み、
毎日の働きをすすめているのである。
いい人ばかりではない。
いろんな人がいる。
だからおたがいに、いますこし
辛抱と寛容の心を養いたいものである。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-699「辛抱する心」 より
1月最後の週末となりました。
どんな一ヶ月でしたか?
僕自身は、結構濃厚な1ヶ月を過ごせたような気がします。
2月は少し、ペースダウンしますが
こんな感じで進んでいきたいと思います。
では、「辛抱する心」行きましょう。
今回のキーは、
「自分を鍛えて、引っ掛かりを減らす」
と考えました。
今回のテーマは「辛抱する心」ということで、
なんか、出来る事なら「辛抱」とかしたくないし、
修行僧のようなイメージを想定してしまいましたが、
「認め、受け入れる努力をすること」
という事なのですね。
やっぱり、大きい会社とかで働いていると
(自分からみて)ちょっと変な人とか、どうにもこうにも合わない人
というのは、居るものです。
それに対してイチイチ反応する事は、むしろ当たりや稼業というわけで、
それは、「世界中の道を舗装する」ようなものなので、
中々難しい問題です。
一方で、「靴を履く」という考えですね。
わざわざ、はだしで砂利道をあるかない。
もしくは、砂利道に行かない。ということ。
つまり、些細な事に反応しないようにしようという事であれば
自分の努力で如何様にでも出来るわけですね。
ある意味、
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」
という事にも、近いような気がして来ました。
相手の引っかかりに、イチイチ反応するのではなく
自分を鍛えて、反応しないようにする。
すごく、単純なようでありますが、
それが、この世の中を生きて行くコツなのかもしれませんね。
■ 家族で考えるとどうだろう
まさに、家族といえども100%受容可能でないかもしれません。
そんなときでも、
「受け入れない」ままで付き合うこと
よりは、
「認め、受け入れる努力をすること」
に集中した方が自他共に幸せ気がします。
ここでのキーワードは、「寛容」ですね。
家族間の不満を受け容れることから、能力を高めて行くというのも
一つの手ですね。
■ 最近読んだ本のコーナー
40際のためのこれから術 松浦弥太郎
”40歳はセカンドバースデー”
”先ずは自分に「おめでとう」”
人生折り返し地点の40歳、先ずは今までの人生を振り返り、
ステキな70歳を目標にする。
今回のテーマに沿って云うと、
”「いただく」から「与える」へ”
新生児のような、0の状態のつもりでたくさん吸収しながら
ステキな大人を目指して生きたいです。
私的、オススメ記事TOP3
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