2017年2月23日木曜日

「自分にも関係があることである」 - 仕事の課外授業-701「責任を知る」

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「責任を知る」

 自分に全く関係のないところで、
 自分に全く関係ないと思う事が起こって、

 だから自分には全く責任がないと思うことでも、
 よくよく考えてみれば、

 はたして自分に全く責任がないと自信をもって
 いうことができるであろうか。

 人と人とが、かぎりないまでに
 つながりあっているこの世の中に、

 自分とは全然関係ないといえることが、
 本当はあるとは思われないのである。

 キリストは、その時代の見も知らぬ人びとの
 責任も、すべてわが身に負い、そのうえに、

 後の世につづく数知れぬ人びとの責任をも、
 その気高いまでの魂で、一身に引き受けた。

 おたがいに、そこまで求めるのはとてもムリ。
 キリストなればこそである。

 しかしせめて、自分に責任あると思うことまでも
 他人のせいにすることだけはやめにしたい。

 犬や猫は、自分が悪くても、自分の気に入らなけ
 れば、平気で同類にかみつき、傷つける。

 人間と動物とは、天地自然の理によって、
 ハッキリちがっている。

 そのちがっていることの尊さを、みずからけがす
 ことだけはやめにしたいと思うのである。


         (『道をひらく』松下幸之助)
  

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仕事の課外授業-701「責任を知る」 より



今回のキーは、

 「自分にも関係があることである」

と考えました。

風が吹けば、桶屋が儲かる
バタフライエフェクト
因果応報

など、一見自分に関係が無いと思いがちなものでも
何かしら関係があるということですね。



何かもう、これだけで
色々考えさせていただきましたので、
今回は、「責任を取る」という事について
思うところを書かせてもらいたいと思います。


事件とかあると会社の偉い人が、

「責任とって辞めます」

とか云ってますが、しんどい現場のモノからすると
責任とって、最後までやってくれやとか思ってしまいます。
実は、辞めてその現場から離れるのって一番楽チンなわけで
それで危機感を煽られるのは、安月給の一般層なわけで
高給取りのおエライ方は、辞めたって明日から食べるものに困る訳ではなし
むしろ、兵役を終えて戦線離脱して無事故郷に返るようなもんなんじゃないかと
さえ思ってしまいます。

そういう意味では、本当に申し訳無いと感じているのであれば
辞めるのではなく、

「責任とって、給料も休日も返上で事の収拾に尽力します」

じゃないかなぁと。

そうか、でもそうしないという事は、
どこかで、

「私だけの責任ではない」

という気持ちが働いているのかもしれません。


そうか、そういう意味ではここで云う責任を持つと云う事は
ある意味、生きている事の「義務」なのかも知れないですね。

小中学生は、学校に行って勉強する「責任」を持つ
大人は、働いて税金を収める「責任」を持つ

みなが豊かに暮らしていくために
国民一人一人の義務を果たす事、というのも
責任を持つということなのですね。

更に広がれば、

落ちているゴミを拾う
困った人が居れば、助けてあげる
子どもや老人に優しく

これらが即ち同じ共同体で生きて行くものの責任というように考えました。
だから、「行き方を見直す」ということ繋がりました。


■ 家族で考えるとどうだろう

先の企業の不祥事の話を家族で考えるともっと分かり易いですね。
何かあったからといって、
責任を取って、「お父さん辞めます」とは絶対なりません。
責任を取って、「明日から一生懸命頑張ります」ですよね。

同様に、お母さんも子どもも自分の義務を果たす事
失敗したとしても、見直して、再挑戦する事こそが
責任を持つということの小さな一歩という事が良くわかりました。


■ 最近読んだ本のコーナー

人生の9割は40代で決まる 和田秀樹

引き続き、40代本です。
「学び」「仕事」「人間関係」「お金と趣味」「健康」「心の健康」
の6つのテーマに書かれています。
今回のテーマについて考えると、「お金を回す」かな。
趣味にお金をかけて、知識と経験のストックを作っていきましょう
というような事が書かれています。


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