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「断を下す」
ひとすじの道をひとすじに、
ひたすら歩むということは、
これもまたなかなか容易ではないけれど、
東と西に道がわかれて、
それがまた北と南にわかれて、
わかれにわかれた道をさぐりさぐり歩む
ということは、これも全く容易でない。
どうしようか、どちらに進もうか、
あれこれとまどい、思い悩んでも、
とまどい悩むだけではただ立ちすくむだけ。
自分ひとりなら、長い道程、
時に立ちすくむこともよかろうが、
たくさんの人があとにつづいて、
たくさんの人がその道に行き悩んでいるとしたら、
わかれた道を前にして、
容易でないとグチばかりこぼしてもいられまい。
進むもよし、とどまるもよし。
要はまず断を下すことである。
みずから断を下すことである。
それが最善の道であるかどうかは、
神ならぬ身、はかり知れないものがあるにしても、
断を下さないことが、
自他共に好ましくないことだけは明らかである。
人生を歩む上において、企業の経営の上において、
そしてまた大きくは国家運営の上において、
それぞれに今一度、
断を下すことの尊さを省みてみたい。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-704「断を下す」 より
みなさん、こんにちわ。
今日の東京は冬へ逆戻り。
雨も降って、とても寒いですね。
季節の変わり目、体調など崩さないようにお気をつけ下さい。
今回のキーは、
迷うからこそ「決断が必要」
と考えました。
半年ほど前に、とある部署の後輩の不満を耳にする機会があったのですが、
1番は、意思決定が成されない
2番は、残業を前提に(ダラダラ)仕事を進めている
3番は、作業効率が悪い(ように見える)
という事でした。
見事に、今回のテーマである「決断」が1位です。
やはり、決めてくれないというのは
一番のストレスになりますね。
「良い」なら良い「ダメ」ならダメ
決めて頂きたいものです。
「とりあえず、預かっておく」
というのが、判断を仰いでいる方としては、
どうすれば良いのだ?と
宙ぶらりんで不満が醸成されてしまいます。
この後輩の話を聞いて以来、僕自身、即断即決を心がけると共に
それが出来ない場合は、期日をきるようにしました。
これは、ふと気が緩むと
蓋を閉めて、放って置きたいことも出てきますが
決めるというのは、不安も残りながらも、意外と気分が良いものです。
何においても、物事の流れを留めてしまうというのは
良くないものですね。
勇気を持って、「断を下す」ということで
自分のところで、流れを留めない。
そんな意識を持ち続ける事を大切にしていきたいです。
■ 家族で考えるとどうだろう
「決める」という経験を息子にも多く体験させてあげたいですね。
今日何する。誰と遊ぶ。宿題は何時やる。
些細な事ですが、自分で考えて決めるの繰り返しが
良い経験値になっていく気がします。
意外と、息子の周りを見ていて思うのは
自分で決めていない「子ども」達が多そうです。
その為にも、親側も自分で決める姿を
みせたいものですね。
■ 最近読んだ本のコーナー
フランスの地方都市には、なぜシャッター通りがないのか? ヴァンソン藤井由美
前回に引き続き、学芸出版社さんの海外事例の本です。
”人々は定年してからのUターンではなく、大学と最初の就職を終え
30代半ば位から、地方都市での生活へ”
また、自分達の街のビジョンを持っているそうです。
”出来るかどうかではなく、どうすれば出来るかを考える”
街づくりの参考書としても勿論、生き方の参考にもなる1冊です。
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