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「カンを働かす」
剣を持って相向かう。
緊張した一瞬、白刃がキラめいて、
打ちこむ、はねる、とびすさる。
目にもとまらぬ早わざである。
そこには理屈はない。
相手の刃が右手から来た、
だからこれを右にはねかえそう、
などと一つ一つ考えて
打ち合っているのではない。
目に見えぬ気配から、からだ全体にひらめく
一瞬のカンで、トッサの動きがきまってゆく。
しかもそれは、理屈で考えた以上の正確さ、
適確さを持っているのである。
カンというと、一般的には何となく非科学的で、
あいまいなもののように思われるけれども、
修練に修練をつみ重ねたところから生まれる
カンというものは、
科学でも及ばぬほどの正確性、適格性を
もっているのである。
そこに人間の修練の尊さがある。
世に言われる科学的な発明発見の多くのものは、
科学者の長年の修練によるすぐれたカンに基いて、
そのカンを原理づけ、実用化するところから
生み出されている。
つまり、科学とカンとは、
本来決して相反しないのである。
要は修練である。練磨である。
カンを働かすことを、もっと大事にして、
さらに修練をつみ重ねたい。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-709「カンを働かす」 より
みなさん、おはようございます。
曇りの土曜日ですね。
新年度が始まって、3週ほど経ち
バタバタも少し落ち着いてきたと共に、疲れが出てきた頃でしょうか?
あと1週間でGW。
もう少し、頑張って行きましょう。
今日は朝早くから、妻が出かけ。
息子とゆっくり食事をとってから、二人で洗濯物を干し
今は、少し休憩時間。
ということで、感想文をしています。
今回のキーは
数字や分析結果に頼りすぎていないか?!
と考えました。
カンといえば、いつも思い出す、
この話。
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息子が小さい頃に妻が見学に行った学校で
幼稚園生位の子どもたちが大人しく座って
先生:「今日は?」
子ども:「九月○日×曜日」
先生:「季節は?」
子ども:「秋」
というのがありまして、すごく違和感を覚えました。
9月だから、「秋」というのは世の中的なセオリーかもしれないけど
そういうのより、、、
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これが正に、今回のテーマにあってる気がする。
9月だから「秋」という記号的に捉えるのではなく
「涼しい日が増えて来たね。」
「葉っぱが黄色くなってきたね」
「日が暮れるのが早くなってきたね」
で「秋」であったり、「冬」の訪れを感じるようになってほしい
自分自身もありたい。と未だに感じています。
僕の場合、仕事柄数字大好きだし、
妻になんでそんなに数字がすきなの?と尋ねられて
「ウソをつかないから」とか答えちゃう感じですが、
やっぱり、数字というのは一つの結果だったりするわけで
そこに至るまでの傾向というか雰囲気というかは
「カン」の部分も大事にしなくてはいけないと
これは、逆に常に意識するようにしています。
本文で言うところの、
「科学」と「カン」の併用
というヤツになるのでしょうか?
というわけで、「数字」はしっかりと見る
その上でも、自分の「感覚」つまり、
なんか気になる。
なんかおかしい気がする。
みたいなモノは大切にしていきたいですね。
■ 家族で考えるとどうだろう
「暗黙知」を「形式知」
という事を家族でも考えて見たいですね。
僕自身が、意識・無意識関わらず考えている事、判断している事
を如何に、息子に伝えていくか?というのは
結構考えている事です。
親子という関係上、中々一筋縄では行きにくいのですが
そこを、友だちを巻き込むとか、タイミングを見計らうとかで
上手く伝えて行きたいですね。
世の中のお父さんはどのようにやってるんでしょうかね?
機会があれば、聴いてみたいです。
■ 最近読んだ本
プロフェッショナルの条件 P・F・ドラッカー
言わずと知れたドラッカー先生ですが、やはりいいこと書いてあります。
というか、今まで読んできた本の多くは、ドラッカー先生の影響を
多少ならずとも受けてきたことが分かります。
こんな事なら、もっと若いうちに読むべきだったと思うのですが、
この歳になったから、分かるようになったのかも?と思うことも。
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