2017年4月5日水曜日

「みんなでひとつの仕事をしている」 - 仕事の課外授業-706「風が吹けば」 

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「風が吹けば」

 風が吹けば波が立つ。
 波が立てば船も揺れる。

 揺れるよりも揺れないほうがよいけれど、
 風が強く波が大きければ、

 何万トンの船でも、
 ちょっと揺れないわけにはゆくまい。

 これを強いて止めようとすれば、
 かえってムリを生じる。
 
 ムリを通せば船がこわれる。
 揺れねばならなぬときには揺れてもよかろう。

 これも一つの考え方。

 大切なことは、うろたえないことである。
 あわてないことである。


おまえがカジノゲームなら、最高の賭け率だぜ。
 うろたえては、かえって針路を誤る。

 そして、沈めなくてよい船も
 沈めてしまう結果になりかねない。

 すべての人が冷静に、
 そして忠実にそれぞれの職務を果たせばよい。

 ここに全員の力強い協力がうまれてくるのである。

 嵐のときほど、協力が尊ばれるときはない。
 うろたえては、この協力がこわされる。

 だから、揺れることを恐れるよりも、
 協力がこわされることを恐れたほうがいい。

 人生は運不運の背中合わせといえる。

 いつ突如として嵐がおとずれるか、
 だれしも予測することはできない。

 つねに自分のまわりを冷静にながめ、
 それぞれの心がまえを、

 しっかりと確かめておきたいものである。


         (『道をひらく』松下幸之助)
  

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仕事の課外授業-706「風が吹けば」 より


今回のキーは、

 「みんなでひとつの仕事をしている」

と考えました。

会社でよく聞く

 セールス側は、こんなプロダクトじゃ売れない
 プロダクト側は、セールスが無能だから売れない

こんな話は、正にみんなで一つの仕事をしている感覚が欠落
している結果だと考えます。

スタートアップ企業とかだと、プロダクトもセールスも少人数で
やっているので、こんな愚痴は出ないかもしれませんが
やはり、人数が少ないので最初の頃はスピード感はでませんね。

後は、未熟な者とかが集まってなんかしようとしても

 「できない人ばかりが、無責任に依存し合う」

状態になって、これはこれでどこにも進みませんね。

そうなってくると、理想は、

 「高いレベルで協力し合う」こと

で、これが実現できると

Oceans11とか、アベンジャーズとか、サイボーグ009とか
ワンピースとか、僕らの7日間戦争とか

みたいな、チームワークが作れるんじゃないかと。

でも、記憶が曖昧だけどそれなりの能力が高い人たちが
集まっても、喧嘩するときは喧嘩する気も・・・

まあ、喧嘩する位真剣に
「みんなでひとつの仕事をしている」
結果の現われですね。


もう一つ、「手伝う」という事について

 「サブ意識」ではいい仕事はできないのです。

これ、すごく刺さりました。

うっかり、「手伝う」という言葉を使ってしまいますが
心のどこかに、「サブ」という意識が無いかというのを
気をつけたいです。

本当に「サブ」なら良いですが、

本気で、コミットメントして仕事を進めようというときに
「手伝う」では、いまひとつ参加感が少なくなってしまいそうです。

サブなのか、れっきとしたメンバーの一員なのか
きちんと考えた上で、言葉を選らんで行きたいです。


■ 家族で考えるとどうだろう

家族という組織の中でも、

 「ひとりでできるようになること」と
 「独りですること」とは別である

というように、

 「無責任に依存し合う」

のではなく、「補完」し合えるようになりたいですね。

任せきりしらんぷりでは、自立も出来ません。
「責任を持った」上で、弱みを「補完」し合うような
関係を築いていきたいです。


■ 最近読んだ本のコーナー

レバレッジ・マネジメント 本田直之

久々に、本田さんレバレッジシリーズ読んでみました。
相変わらずの読みやすい文章で、経営について
「経営者」「戦略」「仕組み化」「営業」「組織」
について、レバレッジ(てこの原理)効かせる方法について
書かれています。
「劣後順位を考えているか?」「難しく考えていないか?」
などについては、個人的にも十分適応可能な内容です。
改めて後、読んでないレバレッジシリーズも読んでみようかと思います。


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