2017年2月18日土曜日

自分にとらわれ過ぎていないか?! - 仕事の課外授業-700「生かし合う」

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「生かし合う」

 人間の生命は尊い。
 尊いものは誰もが尊重しなければならぬ。

 ところが、自分の生命の尊いことはわかっても、
 他人の生命もまた尊いことは忘れがちである。

 ともすれば私心に走り私利私欲が先に立つ。

 つまり、自分にとらわれるということで、
 これも人情としてやむをえないことかもしれない。

 しかし、これではほんとうに、
 おたがい相互の繁栄は生まれないであろう。

 人間本来の姿は生かされないであろう。

 やはり、ある場合には、自己を没却して、
 まず相手を立てる。

 自己を去って相手を生かす。
 そうした考えにも立ってみなければならない。

 そこに相手も生き、自己も生きる力強い繁栄の
 姿がある。尊い人間の姿がある。

 自己を捨てることによってまず相手が生きる。
 その相手が生きて、自己もまたおのずから生きる
 ようになる。

 これはいわば双方の生かし合いではなかろうか。
 そこから繁栄が生まれ、ゆたかな平和と幸福が
 生まれてくる。

 おたがいに、ひろく社会の繁栄に寄与するため、
 おたがいを生かし合う謙虚なものの考え方を
 養いたい。


         (『道をひらく』松下幸之助)
    

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仕事の課外授業-700「生かし合う」 より

昨日、今日と東京地方は大分暖かいです。
これでもう冬も終わりかなぁなんて思っていると、
急に寒くなって雪が降ったりするんですよね。

そういえば、今週は水木と息子が学級閉鎖になりまして
木曜は午前休をとって、ノンビリ過ごしました。
こんな日もたまには良いですね。
これからは、意識的にこんな日を作るようにしていきます。

幸い、息子は元気一杯ですが、
みなさんも、体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。


さて、今回のキーは、

 自分にとらわれ過ぎていないか?!

と考えました。

「与えよ、さらば与えられん」

ですね。多分一度とならず、この言葉は聞いた事があるかと思いますし
多分、みんな大小ありながらも、実践しているのではないかと思います。

僕自身も、同様なのですが
では、何が課題かというと、

「与えたのに、与えられない!」
「理解したのに、理解されない!」

と思ってしまうことなのです。

幸之助さんの言葉から考えると、

 私心や私利私欲にとらわれず、
 「まず、相手をたてよ」

という事なのですが、「立てたんだから、俺も立ててよ」
というのは、やはり私心が邪魔をしてしまっているという事なのでしょう。

「おかげさま」「おたがいさま」というのが
必要以上に強く働きすぎるせいで、
捨てた筈の、「私心」や「私利私欲」がムクムクと頭を掲げ
さながらゾンビのように起き上がって来てしまっているのです。

結局のところ、自分にとらわれ過ぎているという訳で
改めて、ニュートラルな気持ちで、
相手を応援したい!相手に活躍して欲しいと
相手を生かすような気持ちを大切にしたいです。

 私心や私利私欲にとらわれず、
 「まず、相手をたてよ」

忘れないようにしていきます。


■ 家族で考えるとどうだろう

家族なんて、近い分甘えがちでついつい

「○○したんだから、××してよ!」

という気持ちになりがちです。

出合った頃の純粋な気持ち
生まれて来てくれてありがとうの感謝の気持ち

そんな気持ちを思い出し、先ずは相手を生かすことを
考えるようになりたいなぁ
(今回ばかりは、遠い目・・)



■ 最近読んだ本のコーナー
40代からの成功哲学 青木仁志

今回のテーマにも沿った内容も書かれています。
”与える喜びを知る””貰う事ばかり考えるとすぐに天井”
40代の大人は、些細な事で貰う事を考えてはいけませんね
最後の最後で改めて気付きました。


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