2014年8月17日日曜日

仕事の課外授業-570「批評的態度」の感想

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  批評知には、

  一種独特の鋭さがあって、

  なかなか馬鹿にならぬものですが、

  いつまでもその段階にとどまっていい気になっていますと、

  大馬鹿に陥る危険が多いのです。  

          『修身教授録』森信三著(致知出版社)
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世間的にはお盆休みも今日までというところで、
Uターンラッシュとか凄いみたいですね。

さて我が家では、
昨日は、井の頭公園、本日は、八王子美術館と
珍しく家族三人揃って充実した休みを過ごす事ができました。
普段は、僕か妻のどちらか+息子という構図が多かったのですが。


さて、今回の批判的態度ですが、
実際に会社には凄くこういう人が多いですね。

僕自身も下手すると(気を抜くと)こっち側に行ってしまう、
可能性も往々にあります。

やはり、役職が上がれば上がるほど、

鋭い指摘をすることで、
自分の立場を護っている人

っていうのは、やはりとても多いです。

流石に僕自身、護るものは何もないですし、
それ程、鋭い指摘も無いわけなので

1.相手の欠点だけを鋭く見る

というのは、余り無いのですが、
やはり、多いパターンとしては

2.長所と短所を公平に並べてみる

というのは、日々の生活で多くやってしまっている気もします。

「あの人は、○○はいいんだけど、△△はなぁ」って奴ですね。
これでは、自分ならそうしないのになぁと学んでるつもりが、

「学ぶ姿勢ではない」が無いわけですよね。
というわけで、

3.なるべく相手の短所の方は見ないで、その長所や美点、
    すなわち、その優れた方面を主として見る

ことで、

「人の長所に学ぶ」基本的態度

が出来るというわけですね。


少し話しはそれますが、先日読んだ記事
アメリカ・インディアンの知恵の言葉のなかで
このようなものがありました。
少し、長いのですが、前文引用しておきます。

私たちの生き方では、政治の決め事は、いつも七世代先の人々のこ
とを念頭に置きながら行なわれる。これからやってくる人々、まだ
生まれていない世代の人々が、私たちよりも悪い世界で暮らしたり
することのないように、できればもっと良い世界に生まれてこられ
るように心を配るのが、私たちの仕事なのだ。私たちが母なる大地
の上を歩くときに、いつも慎重に一歩一歩進むのは、これから生ま
れてくる世代の人々が、地面の下から私たちのことを見上げている
からだ。私たちはそのことを、片時たりと忘れない 
オレン・ライオンズ(オノンダーガ族)1990年

この、インディアンの知恵と今回のテーマをつなげて考えた時に
自分が、人と対峙するときに何をどう考えるか?とした時に

1.相手の欠点だけを鋭く見る

というのは、余りに近視眼的な対峙方法なのと同時に学びが少ない分
時と場合を違えると逆に自分が同じ指摘を受ける可能性があるのだと思います。

やはり、7世代先を見据えて未だ生まれない世代の人々に
良い世界を作ろうとするのであれば、「人の長所に学ぶ」基本姿勢を持ち
常に学ぶ姿勢を持ち続けることが大事なのではと考えました。

遥か未来に向けて自分が何をするか?何が出来るか?


今日のところは、以上です。

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