2016年3月31日木曜日

主体性を堅持しながら、他と協調すること - 仕事の課外授業-653「和を以って貴しとなす」


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  和を以って貴しとなし、

  さからうことなきを宗とせよ。

      『十七条憲法』(聖徳太子)
              
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仕事の課外授業-653「和を以って貴しとなす」 より


今回のキーは、

 主体性を堅持しながら、他と協調すること

と考えました。

先日、読んだ本の中でメッセージを伝わるようにするには
国民性なども、考慮に入れなくてはならない
というのがありました。
そこで、引用されていたジョークで

ある船に火災が発生した。
船長は、乗客をスムーズに海へ飛び込ませるために、

日本人には 「みんなもう飛び込みましたよ」

と言えというもの。

ちなみに、
イギリス人には 「紳士はこういうときに飛び込むものです」
イタリア人には 「さっき美女が飛び込みました」
アメリカ人には 「海に飛び込んだらヒーローになれますよ」
フランス人には 「海に飛び込まないで下さい」
みたいな感じだそうです。

ともすると、「赤信号みんなで渡れば怖くない」
になってしまいますが、やはり日本人が多いコミュニティーでは、
協調することが大切だと思います。

その中で、忘れてはいけないのは
 主体性を堅持しながら

ということで、これを失くしてしまうと
ただただ、周りがやっているから自分もやる。
という事に陥ってしまいますね。
この二つのバランスというか、
特に主体性というのは、意識していきたいくことが
和して同ぜずということなんだとりかいしました。


■ 家族で考えるとどうだろう?

とかく、親という立場だと上から目線で語ってしまい
管理してしまいがちですが、もっと息子の
「信」の部分、主体性を尊重することで、
本人の能力を解放するようなサポートを
してあげたいなと思います。

先週参加した本田健さんのプログラムで
子供は親によって、才能の原型を潰されている可能性がある
という話がありました。
怒ってしまう事
  動き回る → 行動的、アクティブ
 おしゃべり → 話すのが得意、話すのが好き
 暗いところでも本を読んでる → 集中力、本好き
と言ったことです。
親としては、ついつい文句の一つも言いたくなってしまいますが、
違う視点でも見ていきたいですね。


■ 読んだ本のコーナー
憂鬱でなければ、仕事じゃない
人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

珍しく2本立て。
説明不要のお二人による、人生論、仕事論です。
http://toyodarock.blogspot.jp/2016/03/blog-post_14.html



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2016年3月23日水曜日

Spend time not money on your Kids



引用元--------

偉大な親はここが違う 15のポイント (世界の裏側ニュース)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12012809204.html

Purpose Fairy
http://www.purposefairy.com/74613/15-things-great-parents-do-differently/

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我が家の息子は既に8歳、今年9歳になるのですが
手遅れと思わず、上の記事を読んでの自分なりの解釈について
メモしておきます。

割と、全般的に流れるのは主体性を持たせるということ。
自分で感じて、自分で判断する力を磨くチャンスを与えるということかな?



1. 偉大な親は、自分が子供のようになろうとし、子供を自分たちのようにしようとしない
 They strive to be like their children, and not to make their children be like them.

自分の分身を作ろうとすると、いろんな意味でしんどいです。
子どもから、挑戦する力や諦めない心とか、自由な発想とかを学びたいです。


2.非干渉を実践する
 They practice non interference.

非干渉は、難しければ、せめて過干渉はやめよう


3.子供が自分の内面の神性との間の関係性に尊敬の念を持つよう教える
 They teach their children to honor the relationship they have with their inner Divinity.

直観力を養う、主体性を持つ


4.子供の天才を守り、保存し発展させる
 They protect, preserve and develop their children’s genius.

「天才とは、続けることだ」 みたいなことを、誰かがいっていたけど
意外なところで、子供のそれを親が摘んでいる可能性がある。
僕自身、大学生とかになって絵を描いたりデザインしたりして
そこそこ、周囲から悪くない評価をもらってますが、
わりかし、親からはお前は才能が無いとか言われてたけど、
2つ下の妹は、絵画教室にかよわせてもらったりとか。
ホント、不用意な発言は避けようと思う。


5.子供に人生の正しい道筋を歩くように教える
 They encourage their children to walk on their right life path.

正しい というのが曲者で、親の主観で考えないというがポイント。
親にとって、「有名な会社に勤める。転職せず一社に勤めあげ、管理職になる。」
というのが、正しい道筋であっても、
その価値観が子供の世代にも通用するかどうかはわかりません。

自分自身にとって正しいと感じる道を歩み
ユニークな人生をおくるサポートをしてあげたい


6. 自分自身、自分の人生や夢を「子供たちのために」諦めない
 They don’t give up on themselves, their lives and their dreams “for their children”.

「お前らの為に」 とか言ってみても、
「そんなことは、一言も頼んじゃいない」と
水掛け論に発展するのはみえてますし、(僕自身も親父とやりました。)
どうせなら、「お前らの為にも自分自身の人生をあきらめなかった」
と言えるようになりたい


7.子供に、自分自身の外側には決して愛や承認を探し求めないように促す
 They encourage their children to never look for love and approval outside themselves.

幸せというのは、自分の中にあるもの。
最近、思うのは地域活動もそんなかんじなのかもしれません。
ナイナイナイナイと外ばかり見ているよりも、
内部の良いところを探して、それを楽しんだ方が幸せな気分になれるきがします。


8.子供たちに開いた心を持って生きるように教える
  They teach their children to live with an open heart.

自分自身、愛を見捨てない、ぜつぼうしない



9.子供をお金持ちになるためにではなく、幸せになるように教育する
 They don’t educate their children to be rich, but rather to be happy.

お金は一つの道具ということを教えてあげたいです
お金があれば幸せになるのではなく、無限に求めず適度に稼いで適度に使うことが大切


10.子供に、生きとし生けるものを尊敬、愛、慈悲心を持って接するように勧める
 They inspire their children to treat all living beings with respect, love and compassion.

自分自身が、尊敬、愛、慈悲心を持って生活することですね。
子供へ、妻へ、両親へ、友人へ


11.子供に自らに対する信頼を尊重するように教える
 They encourage their children to honor their authenticity.

無理に意見を合わせるようなことはしなくてもいいよと声がけしてあげる
そのためにも、自分自身も・・・


12. すべての人生は実験であり、より多くの実験を行うほどよりよいものだということを子供に気づかせる
 They make their children aware of the fact that all life is an experiment. And that the more experiments they make, the better.

挑戦を忘れない。
リーンスタートアップ。どんな事でも小さく初めてみる。
小さく初めて、結果を見て、繰り返しPDCAを回してみる
ビジネスの基本もそんなことかもしれない


13. 自らの魂の教えに耳を傾けるように子供に教える
 They teach their children to listen to the teachings of their Soul.

答えは自分の中にある。
コーチングもそうだけど、自分の中の答えを引き出してあげる。


14.遊び心を絶対に忘れてはいけないと子供に教える
 They encourage their children to never give up their playful spirit.

今、自分の事を考えてみると
子供の頃に好きだったものが、今でも好きなんだよなと
もう子供じゃないんだから○○しない、とか言わないようにする

15.他人を評価する際に、ポケットの中身よりも、心の中身で判断するよう子供を育て上げる
 They raise their children to value people for what they have in their hearts, not in their pockets.

何を持っているか?よりも、
何を考えているか?
何に興味があるのか?
どんなことが、得意なのか?

そして、見た目でも判断しないこと。
どうのこうの以前に先入観は 自分が損するからね




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2016年3月21日月曜日

「初心」とは「生涯持ち続けるもの」 - 仕事の課外授業-652「初心」



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  是非の初心忘れるべからず。

  時々の初心忘れるべからず。

  老後の初心忘れるべからず。

     
      『花鏡・奥の段』(世阿弥)
              
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仕事の課外授業-652「初心」 より


みなさんこんばんわ。

ここ数年、春の3連休は、一年の最後の締めくくりの仕事を終え
一段落と共に、来年に向けたスタートを切るようなタイミングに
なりつつあります。

昨日は、本田健さんのセミナーに行ってきたんだけど
そういえば、去年はReadForActionのファシリテーター講座に
行ったんだよな~しかも、同じく御茶ノ水だったなぁ。
なにか御茶ノ水に縁を感じてしまいました。

昨日学んだ事を活かしながら、次の年度を張り切って行きたいと思います。


では、本題に入ります。

今回のキーは

「初心」とは「生涯持ち続けるもの」

と考えました。

本文中に記載されていた、3つの初心

1.修行を始めた頃の初心
2.それぞれの時期の初心(部下を持つ、役職が変わる)
3.老境の初心

成る程なと思いました。

一般的にも、1.の「初心」は多く浸透してますが、
2,3も合わせて一つの初心ですね。

そういう意味では、イチロー選手の

 成長した自分がそこにいて、
 その気持でプレイしなくてはいけない。

というのは、非常に的を射た表現だと思います。
初心初心と云っても、いつまで新人気分でいるんじゃよ?
ということですね。

新人の時に新鮮な気持ちを忘れずに
平行して、成長し続けてこそということですね。


■ 家族で考えるとどうだろう?

前回にも続きますが、「初心」に還ってみると
パートナーに恋して、ドキドキしながらデートに誘った日とか
29時間の陣痛を経て、誕生したわが子に始めて体面した日の事を
思い出してみるといいかも知れません。

そして、その後
緊張しながら、プロポーズした日や
始めて、妻抜きで息子と二人で過ごした夜。など

そんな「初心」を見つめなおす事が
「自分の道」を堂々と歩む事の第一歩なのかもしれないですね。

先ず今日のところは、家族に感謝して終えます。


■ 読んだ本のコーナー
分かり易く視覚化する - すばらしき手描きの世界 チョークボーイ
http://toyodarock.blogspot.jp/2016/03/blog-post_13.html

チョークボーイの手書きの世界をお楽しみ下さい。



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2016年3月16日水曜日

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則



ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 ジム・コリンズ (著), ジェリー・I. ポラス  (著), 山岡 洋一 (翻訳)

こちらも、一連の藤田さん関連です。

 起業家 http://toyodarock.blogspot.jp/2016/02/blog-post_7.html
 渋谷ではたらく社長の告白 http://toyodarock.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html

でも、影響を受けた本として取り上げられていた、
クラッシックです。

流石、長きに渉って読み伝えられているものというのは
色あせないものですね。
幾つかピックアップすると、


「OR」の抑圧をはねのけ「AND」の才能を活かす

AかBかではなく、AとBの両方を実現する方法を考える。

先日、とある経営者の方とお話していたときに、
「ありえないほどの、HAPPYを目指す」と仰っていました。
「利益も出すし、残業しない。」
一見相反する 考え方を如何に実現するかということですね。

People, Product, Profit この順番に大切

先ずは、人、そして製品、最後に利益。
利益とは、人間の身体にとっての酸素や食料や水や血液のようなもの
目的ではないが、無ければ生きられない
ユーザーファーストなモノづくり姿勢ですが、利益は蔑ろに
するものではなく、共存させるということですね。

15%Rules & 25% Rules
Googleでも有名な勤務時間の15%は、創意工夫に使ってよいというものと
売上の25%は必ず新商品せよ。というメッセージ
今正に、本業で苦しんでいるのは新しいものが無いということなのです。
新しいものこそ、一朝一夕には生まれる訳もなく、日々の積み重ねが
数年後に芽をだすわけですからね。

過去を乗り越える

前年、前々年、、、、の数字を超える努力をする。
(ex.生産量、スピード、等)
昨日より今日。今日より明日。
自分自身についても、こんな姿勢で常日頃成長していきたいです。





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2016年3月15日火曜日

よい習慣を身につける - 仕事の課外授業-651「十三徳」


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 フランクリンの「十三徳」

  「節制」「沈黙」「規律」「決断」「節約」
 
  「勤勉」「誠実」「正義」「中庸」「清潔」

  「平静」「純潔」「謙譲」 

     
      『フランクリン自伝』(西川正身訳)
              
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仕事の課外授業-651「十三徳」より


先週は、日野駅前のキョテン107で「文具夜話」と題し
分具愛の強い4人が文具について熱く語ったり、
悩みにお答えしてくれるというものでした。

偏愛が強い4人(正に四天王)の繰り出すコメントが
ホント、面白かったです。
ちなみに、僕自身もその一人だったんだけどね。

さてさて、本題。

今回のテーマは

 よい習慣を身につける

と考えました。

本題に入る前に、ベンジャミンフランクリンって誰だっけ?
と思ってぐぐって見たところ、100ドル紙幣の人でした。
印刷業で成功したんだね。

今回の話でいいなと思ったのは

 毎週一つずつテーマとして取り組んだ
 一年に、それぞれ四回、ちょうど四週間ずつ取り組める

でした。

13個の徳に関しては、その通りだし反論も出来ないけど
それを一遍に全部叶えるのはちょっと難しいかも、と思ってしまいます。

では、どうするかってなった時に
如何に具体的なアクションに落としていくかという事だと
おもうのですが、そこでベンさんは

 ・具体的に噛み砕く
 ・1週間に1個やってみる

という方法をとったんですね。
あれも、これも、どれも、それもとならずに
週代わりで取り組んだということですね。

世界No.1コーチ アンソニーロビンスの言葉に

 「人は1年でできる事を過大評価しすぎる。
 そして10年でできる事を過小評価しすぎる。」

というのがありますが、今年1年で13個全部習得する!
とせずに、先ずは1週間ずつ4週回してみようと。
それを10年続けたら、相当立派な人になれますね。

小さな事を 習慣化 していく
これが、成功の秘訣なのかもしれません。


■ 家族で考えるとどうだろう?

息子の(我が家の)良い習慣といえば、
早寝早起です。

息子は基本的に1年間365日、
21時前に寝て5時台に起きます。
逆に起きれないときは体調が崩れている、疲れている
目安にもなります。

こういった良い習慣はいつまでも継続していきたいです。


■ 読んだ本のコーナー

渋谷ではたらく社長の告白 藤田晋

引き続き、藤田さん本を読んでます。
ホント、ほぼ同年代に社会に出た筈なのに
結構違う世界にいるなぁというかんじです。

本の中にも出てくる、ホリエモンのライブドア前の会社
On the Edge のメンバーには当時会った事もあるのですが、
多分、堀江さんもそうだったように、メンバーも大分挑発的で
こちらは、課長クラスが同席しているのに、全員Tシャツで
やってきて肩で風を切っている感じが前面に出てたのを思い出しました。



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2016年3月14日月曜日

憂鬱でなければ、仕事じゃない 人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない


憂鬱でなければ、仕事じゃない
人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない 
見城 徹  (著), 藤田 晋  (著)

幻冬舎 代表取締役の見城さんのルックが表紙なだけでも強烈な上に
タイトルも強烈な2冊です。

先日からの、藤田さん本からの流れで読んでみました。

内容としては、お二人がテーマに沿って見開き2ページコメントするようなものです。

憂鬱でなければ~の方は
「人としての基本」
「自分を鍛える」
「人心を掴む」
「人を動かす」
「勝ちに行く」
「成功への動機付け」
と云った、章立てで

人は自分が期待するほど~の方は
「自分を追い込め」
「人付き合いの基本」
「仕事で勝つ心掛け」
「日々の過ごし方」
「成長を止めない」
「誰とも違う自分へ」
と云った章立てで、
お二人の仕事論、人生論について語られています。

見城さんのことを僕自身余り知らなかったのですが、
かなり、昔堅気でしかも凄い熱量のある方なんですね。
(衆知の事実ですか?)
とても、惹かれました。
名言が多数散りばめられてます。


"迷ったときは前へ出ろ(見)"
"乗り越えた時に新しい、経験を手に入れる(藤)"





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2016年3月13日日曜日

分かり易く視覚化する - すばらしき手描きの世界 チョークボーイ (著)


すばらしき手描きの世界  – チョークボーイ (著)

何かのネットメディアで知って、
「カフェのバイトで毎日描いてたら、楽しくなって気付いたら仕事になってた」
とか描いてあって、わぁ理想的、面白そうと思い早速読んでみました。
とはいいながらも、実際には文量はとても少なく、
チョークボーイ氏のグラフィックが多数なので、
見てみたという方が近いです。

グラフィックの基礎から、実際に描いてみよう
伝えたい事をどう描くか?など丁寧に、写真付きで掲載されています。


ポイントとして記載されていた

・何処に何を描くか?
 - 座ってみる場所か?立ち止まってみる場所か?
・メッセージをどう描くか?
 - 客層を反映したイラストと和英文字
 - 目線を意識
 - 分かり易く視覚化
 - 最低限の情報と気持ちを引き込む仕掛け
 - 全体バランスを考え、緩急をつけて

は、ユーザーファーストなプロダクト設計という事で
ビジネスやサービス設計にも通じるものがありました。

是非、写真集感覚で見てみてください。


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2016年3月9日水曜日

「度を過ぎる」と、その「本質」を見失う - 仕事の課外授業-650「五常訓」



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 仁に過れば弱くなる。義に過れば固くなる。

 礼に過れば諂(へつら)いとなる。

 智に過れば嘘をつく。信に過れば損をする。

      
             『伊達政宗五常訓』
              
==============================================
仕事の課外授業-650「五常訓」 より


早速ですが今回のキーは、

「度を過ぎる」と、その「本質」を見失う

と考えました。

五常の徳 「仁・義・礼・智・信」

 仁:「思いやりの心」 ⇒ 弱さ、甘さ
 義:「正義」 ⇒ 融通が利かない
 礼:「敬う」 ⇒ 媚び諂い
 智:「知識」 ⇒ 謀略
 信:「信じる心」 ⇒ 信じる対象を誤る

と、過ぎれば毒になってしまうという
分かり易くもあり、陥り易い課題ですね。

特に自分自身注意すべきは「仁」「智」です。

まずは「仁」で行くと
「弱さ」「甘さ」により、強く言うべきところも優しくしてしまう
ということ。
家族から見たら、そんな事無いよと思うかもしれませんが、
それは、最初から厳しくしておくべきところを、
甘くしていた結果、最初の数倍の厳しさが適応されてしまっている
という状況を招いているのです。

先日、隣の部の部長が烈火の如く電話で怒ってて
その後、一緒に移動したんだけど、
最初から気になっては居たんだが、細かい事をイチイチ
指示せんでも気付くだろうと思って見逃した結果、
想像以上に酷いことになって、怒ってしまったとの事。

正にそんな感じです。


もう一つ「智」に関して言うと
ここは、あの会議に出るために、移動するのはめんどくさいから
ちょっとテレビ会議での参加で済ませておこう的な。

 「動機善なりや、私心なかりしか」 

だと、ごめんなさい。私心ありです。
やましい動機から判断してしまいました。
という感じのものです。


そんな時こそ、

「この世に客に来た」と思えばいい

ですね。

少し長い「ホームステイ」という表現は少し笑ってしまいましたが
お邪魔している気持ちを持つ事で、
真摯に自分自身に向き合ってみるって言うのいい方法だというのに
気付いたので、今日のところはここら辺にしておきます。


■ 家族で考えるとどうだろう?

これも、正に「客に来た」と思うってのが大事ですね。
ついつい、毎日生活していると当たり前になってしまいますが、
本来、何らかの縁があって、一緒に暮らしているので
その縁に感謝して、
客人のように家族に接してみると、
優しくなれそうな気がしますね。


■ 読んだ本のコーナー
空想教室 - 植松努

意外と遊べる日野マガジン の、
いや今やfacebookの僕の友人界隈で一番本読んでるんじゃないかという
しげさんから、借りて読みました。
植松さんは、学校の先生とかからダメだダメだとか言われながらも、
頑張って、流体力学を学び、ゼロ戦の設計者 堀越二郎さんと同じ三菱重工?
に入社するわけですが、そこでやる気の無い上司や部下にがっかりして退職、
実家に入る訳ですが、宇宙への夢は諦めなかったところ、北海道大学大学院の
永田教授に出会い、ロケットの研究を進め、今ではJAXAが見学に来るようになると
いうすごいおじさんです。

「引き寄せの法則」に近い感じですが、「思いは招く」。
思って、努力し続けると、いい事を引き寄せる。
そうなんだよ、きっと。

http://toyodarock.blogspot.jp/2016/03/blog-post_8.html



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2016年3月8日火曜日

思うは、招く - 好奇心を“天職"に変える空想教室


好奇心を“天職"に変える空想教室 植松 努  (著)


TEDxSAPPORO 動画が大人気の植松さんの著書です。



意外と遊べる日野マガジンの しげさんに借りて読みました。

植松さんは、見た目の通りとても優しい文章を書くのですが、
すごい真面目だし、努力家で、芯が強い方でした。
(本を読んだ印象)

植松さんも書いているのですが、世の中って
「どうせ無理」とか「現実無理」とか
ホントろくでもない事を
吹き込んでくる輩が多いのですが、
そんなに負けちゃ行かんというメッセージと同時に
世の中から、そういう言葉をなくしていきたいという熱い想いを胸に
自分自身、色々と挑戦されている姿はとても勇気付けられました。

植松さんは、1966年生まれなので僕の9つ上なのですが
本作中では、ガンダムは基より、
エヴァンゲリオンから、宇宙戦艦ヤマト、ワンピース、ビーバップハイスクール
など、色々な漫画の引用などもあって楽しめます。

”思うは招く”



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2016年3月7日月曜日

自分の傾向性を知っておく - 仕事の課外授業-649「心ここに在らざれば」



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  心ここに在らざれば、

  観れども見えず、
   聴けども聞こえず、
  食えどもその味を知らず。
      
               『大学』
              
============================================== 
仕事の課外授業-649「心ここに在らざれば」
http://archives.mag2.com/0000115103/20160212050000000.html

今回のキーは、

 「自分の傾向性を知っておく」

と考えました。

今でこそ、笑い話にもなりますが、
結婚当時、夫婦喧嘩をよくした訳ですが、
それの半分位は、お腹がすいていてイライラしていて
些細な事に腹が立つというのがありました。

まあ、心も身体も若かったんだと思いますが
当時は余り理解せずに、よく食事の準備をしながら
口論をしていました。

いつの間にか、そんなに極限までお腹も空かなくなり
空腹時の口論はなくなりましたが、
今でも気付いて無いだけで、またこのパターンみたいなのが
ありそうな気がします。


今回記載されていた

「怒る」と、「気分がすっきりする方を選ぶ」
「恐怖心」があるときは、「無難な選択」をしがち
「喜んでいるとき」は、つい調子に乗ってしまいます
「心配事」などがあると、心はそれに「とらわれ」てしまう

これは、もう
うんうんと頷けるものでした。


「怒る」と、「気分がすっきりする方を選ぶ」
⇒ 他のものに当たって、投げたり、蹴ったり、後で後悔

「恐怖心」があるときは、「無難な選択」をしがち
⇒ 取り敢えず、何もしないでおこう。結果何も変わらない

「喜んでいるとき」は、つい調子に乗ってしまいます
⇒ 「お姉さん、お銚子 もう一本!」 で翌日グッタリ

「心配事」などがあると、心はそれに「とらわれ」てしまう
⇒ 寝ても覚めてもそのことばかりで、ほかの事が手付かずに


「自分の傾向性を知っておく」というので思い出したのは、
元気回復プラン、WRAP(Wellness Recovery Action Plan)というのが在ります。

0.通常時に、自分の不調の予兆を自分で分析しておく。
1.元気でいるために、毎日すべきことをする
2.注意サイン(自分が不調になる兆し)が見えたら
3.立ち直る為のアクションをする(音楽を聴く、好きな食べ物を食べる・・)

というものです。
僕の場合だと、
・好きな音楽を聴く
・本を読む
・Youtubeの好きなPV観る
・独りで呑みに行く
(独りがポイント、会社の人とかと行くと余計パワーを取られる可能性有)

後は、早く寝ることだね。
寝るのは一番効くよね~

何か取りとめが無いけど今日はここまで


■ 読んだ本のコーナー

もっと自由に働きたい 家入一真

高校中退、元引きこもりで、シリアルアントレプレナー。
現在は複数者の取締役を兼任する氏の働く論の本です。

主たるメッセージとしては
「逃げる」という選択肢を自分の中に持つ事で、自由な事が出来るということ
最近友人が、
「僕らが見ているのは、釣堀の中であって、海ではない」
というのを何かの本からの引用で発言していたが、
正にその通り、狭い視点でうだうだする位なら、逃げ出して
体勢整えて、もう一度頑張ってみようぜ。
と甚く共感しました。

今回のテーマ的にも、こんなときは
一度引いてみようみたいな感じですね。

"死にたいと思うくらいなら、逃げ出せばよい"


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2016年3月6日日曜日

上三年にして下を知り、下三日にして上を知る - 仕事の課外授業-648「独りを慎む」

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 君子は必ずその独りを慎むなり。

 小人は閑居して不全を為すこと至らざる所なし。

      
                   『大学』
            
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仕事の課外授業-648「独りを慎む」 より


一年半前(vol.559 「独りを慎む」)にもありました。
再び登場です。
今回のキーはこれだと考えました。

 「上三年にして下を知り、
  下三日にして上を知る」

確かに、今までの人生。
上司を見切るのって早いですね。あっという間です。
でも、一方上司が部下を知るのって、時間がかかるんですよ。
というのは、第一印象 があったとしても、
部下は成長したり、退化したりするから

退化に関しては、前回の 率先垂範 参照ですかね。
部下は上司の鏡。
上司の(特に厭な部分の)姿が写しだされる。

もう一つ

  「人間性」は、「何をしないか」で知る

について考えてみようと思います。

前回の独りを慎むでは、森信三先生の著書かから引用されていました。
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  真に独りを慎むということは、
  結局は天を相手にしなくてはできない。
        『修身教授録』森信三著(致知出版社)
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 「やってもいいのに、やらない」
 「権利がある」のに、その権利を行使しない
 当然、主張していいことを 「全部は、吐ききらない」

これは、効くなぁ
普通に会社生活していたら、ついつい

 こんなところで良いか・・・
 そんなに、「権利」ばかり主張しなくてもいいか・・・
 そこでも、主張しなくてもいいか・・・

となってしまいます。
それは、心のどこかで

 ・主張ばかりするのはカッコ悪い
 ・主張するなら、成果も出せよ

みないのが、根底に流れているからかもしれません。
そんなものも、己との戦いの中で克服するのが、
克己の工夫なんだと漢字を読みながらふと気付きました。


■ 家族で考えるとどうだろう?

「能力」を計るときに、
何が出来るか出来ないか?
でみてしまうのは、仕方ないかと思いますが
出来ないところばかりに目が行ってしまい、
論点がそこに終始するのは、あまり芳しくないですね。

仕事でもそうかもしれませんが、
家族だからこそ、なお更、「出来る」事にスポットライトがより当たる
ような話し方、声がけを心がけて行きたいです。



■ 読んだ本のコーナー

コミック ユダヤ人大富豪の教え 本田健

僕の師事する、ユダヤ人大富豪の教えのコミック版です。
10年ぶり位に読んでみたのですが、
結構、10年前とは違う印象を受けますね。

今回のテーマ的には、成功の為の17の秘訣17番目
「人生がもたらす、すべてを受け取る」
よいも悪いも、謹んで受け取るという姿勢が克己なのかもしれませんね。

"幸せに成功するには、自分らしい人生に意識を集中する"




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PlanT lab. Learn do share 行ってきた


【PlanT lab. Learn do share 行ってきた】

本当は別件があったのですが、冒頭30分以上遅れちゃいそうなので、
キャンセルして、家の近所で開催しているイベントに参加してきました。

中々面白かったのだけど、結構な長時間に渉ったので結構疲れた。

忘れないようにメモ程度だけど、内容をシェア。

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■ 冒頭のCheck In

・同じ事を5回聞く(何故貴方はここに参加しているのか?)
⇒聞く側:次に何を聞こうか?を考えずに、相手の話に集中出来る
 話す側:5回質問され、掘り下げていかなくてはならないので、深層心理に触れる事が出来る


■ Be Foolish

・愚かで的外れくらいが丁度いい


■ Save the Judgement for later (結論は明日まで持ち越し)

・Listen attentivery (丁寧に最後まで)
・ ○ Yes, and
 △ Yes, but
 × No, Because

・No judgement feedback
⇒プランを発表するんだけど、それに対する回答は不要。
 結果として、言いたいことを言えるし、回答側も反論を堪える
 (本来は、後で質問をメモって後で考える。反応的に回答をしない)


■ Story of Wheel

・cause → Change




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2016年3月5日土曜日

渋谷ではたらく社長の告白 藤田晋



渋谷ではたらく社長の告白 藤田晋 幻冬舎文庫


引き続き、藤田さんの本を読んでました。
見城さんの幻冬舎から文庫化

藤田氏誕生~2004/11の決算までの自伝になってます。

ex.SUPER BUTTER DOG でマボロシの 竹内氏?あれ沢田氏だっけ?
池ちゃんでは無かった筈だが、、
もストーリーにちょこっと出てきます。

同じ時代に、ほぼ同じ年代で働いていた筈なのに、
インターネットの可能性は感じてた筈なのに
この波に全く乗れなかったなぁと思いつつ
その頃何してたっけとか、思い出しながら読みました。


創業当時のサイバーエージェントを
先日、会社で受講した研修でのフレームワークに当てはめてみると

1st Target と 売り物、売り方
⇒ インターネット関連企業にウェブマネーを商品にテレアポで販売

利益モデル
⇒ BtoBのフロー型モデル

SWOT
S:藤田氏大学時代からの営業経験
  バイト経験や就職先で得たコネ
W:テクノロジーに弱い
  経営の知識なし
O:インターネット関連市場の盛り上がり
T:株主からの圧力
  ネットバブルの崩壊

成功要因
⇒ 時代背景、大手ネット系ベンチャーとのコネ
  (USEN 宇野氏、GMO 熊谷氏、楽天 三木谷氏 他)


この手のものは、後からではこんな感じで幾らでも分析できるけど
本を読む限り、当時彼らは手探りだったし、相当働いてた。
(ほぼ会社に泊まり込みとか、入社以来家に帰ってないとか)

そんな努力を結果に換えて、
今のサイバーエージェントという会社に成長したんだなぁと。


今は、そんな感じの社長の本が面白いです。



↓マボロシ MABOROSHI - ファンキーグラマラス Part2 feat KREVA (& 川村ゆきえ)




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