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完全無欠をのぞむのは、
人間の一つの理想でもあり、またねがいでもある。
だからおたがいにそれを求め合うのも
やむを得ないけれども、
求めてなお求め得られぬままに、
知らず知らずのうちに、
他をも苦しめ、
みずからも悩むことがしばしばある。
だがしかし、人間に
完全無欠ということが本来あるのであろうか。
松の木に桜の花を求めるのはムリ。
牛に馬のいななきを求めるのもムリ。
松は松、桜は桜。
牛は牛であり馬は馬である。
つまりこの大自然はすべて、
個々には完全無欠でなくとも、
それぞれの適性のなかでその本領を生かし、
たがいに与え与えられつつ、
大きな調和のなかに
美とゆたかさを生み出しているのである。
人もまた同じ。
おたがいそれぞれに完全無欠でなくても、
それぞれの適性のなかで、
精いっぱいその本領を生かすことを心がければ、
大きな調和のもとに
自他ともの幸福が生み出されてくる。
この素直な理解があれば、
おのずから謙虚な気持ちも生まれてくるし、
人をゆるす心も生まれてくる。
そして、たがいに足らざるを補い合うという
協力の姿も生まれてくるであろう。
男は男、女は女。
牛はモーで馬はヒヒン。
繁栄の原理はきわめて素直である。
「本領を生かす」
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-693「本領を生かす」より
みなさんこんにちわ。
クリスマス3連休を如何お過ごしでしょうか?
初日の今日12/23はとても暖かいというか暑いくらいの陽気で
半袖で外に出ても問題ないくらいです。
こんな暖かいクリスマス休日なんていつぶりでしょうか?
子ども達は、雪を楽しみにしているかもしれませんが
大人はこれ位暖かい日の方が嬉しいですね。
それでは、本領を生かす 行きましょう。
今回のキーは、
「誰かの強み」が「誰かの弱み」をカバーする
と考えました。
古くから云われている、ピーターの法則というのがありまして
人は、昇進するにつれて徐々に無能になっていき、
無能の極みの位置で止まるというものです。
例としては、
優秀な平社員
↓
まあまあな、監督職
↓
無能な管理職(無能になった為、このポジションに留まる)
というものです。
これを打破するには、
昇給と昇格を切り離さなくてはならないのですが、
通常の会社は、昇格しないと昇給しないように
この二つが繋がってしまっている為、よっぽど偉くなる人以外は
無能な管理職になり、その位置に留まるわけです。
本文中で言うことの、
「できないことをできるようにする」努力が続けられていき
ある意味、何かに特化したスペシャリストは
云わば、道から外れた人のように扱われてしまったりします。
一方、ワンピースとか見てると
誰もが、船長を目指している訳ではないのです。
剣の達人や、航海士、コック、医者 等々
それぞれ得意分野が異なるメンバーが集まって
誰かの弱みをカバーしながら、進んでいきます。
それぞれの、良し悪しはありますが、
最近の僕自身は後者のような働き方をしたいなと
考えてます。
一方で、「できないことをできるようにする」努力をしない代わりに
「強み」を更に磨いていくと共に、
「相手に足りないこと」を自分がする
という事に、力を注いで生きたいと考えています。
それの一つが、NPOや小規模事業者支援だったりするわけですが、
誰かに評価されるからする訳ではなく、
自分の持ち味を生かして他人に貢献する事で自分の「強み」を磨いて
行きたいものです。
でも、少しはやっぱり誰かに認められたいけど。。
■ 家族で考えるとどうだろう
「努力すればできるもの」と
「努力してもできないもの」
の見極め何じゃないかと考えます。
ついつい、自分が出来る事だと
相手に対して、努力不足のように思えてしまいますが、
いくら練習しても「できないもの」
があると云う事は、頭から離れないようしないと
会社と同じ事を家庭に持ち込んでしまう危険がありますね。
そこを忘れないようにしていきます。
■ 最近読んだ本のコーナー
年収150万円で僕らは自由に生きていく イケダハヤト
働くということ、お金を使うということ、
について、改めて考えさせられる本です。
頑張って働いて、今年より来年更なる収入増を目指して更に働く
そんな生き方でよかったんだっけ?
と問いかけてくる本です。
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