2017年12月20日水曜日

「自分の失敗のパターン」を認識すること - 仕事の課外授業-743「自分の非」より

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「自分の非」

 人間は神さまではないのだから、
 一点非のうちどころのない振舞など

 とうてい望めないことで、
 ときにあやまち、ときに失敗する。

 それはそれでいいのだが、
 大切なことは、いついかなるときでも、

 その自分の非を素直に自覚し、
 これにいつでも殉ずるだけの、

 強い覚悟を持っているということである。

 昔の武士がいさぎよかったというのも、
 自分の非をいたずらに抗弁することなく、

 非を非として認め、素直にわが身の
 出処進退をはかったからで、

 ここに、修業のできた一人前の人間として
 の立派さが、うかがえるのである。

 むつかしいといえばむつかしいことかも
 しれないが、

 それにしても、
 近ごろの人間はあまりにも脆すぎる。

 修練が足りないというのか、
 躾ができていないというのか、

 素直に自分の非を認めないどころか、
 逆に何かと抗弁をしたがる。

 そして出処進退を誤り、
 身のおきどころを失う。

 とどのつまりが自暴自棄になって、
 自分も傷つき他人も傷つけることになる。

 これでは繁栄も平和も幸福も
 望めるはずがない。

 自分の非を素直に認め、
 いつでもこれに殉ずる――

 この心がまえを、つねひごろからおたがい
 に充分養っておきたいものである。

 

      (『道をひらく』松下幸之助)
   

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仕事の課外授業-743「自分の非」より

この課外授業の感想文活動を始め、数年経つのですが
年に何回か、正に自分の体験にぴったりとフィットするような
出来事が起こります。

そんな時、ああこういう戒めの為に自分はやっているんだなと
再認識し、また再び感想を書く気持ちがシャキっとし
新たな気持ちで取り組むようにしています。

というわけで、今回のキーは

 「自分の失敗のパターン」を認識すること

になりました。

というのも、感想文をどこに書いたのか
分からなくなってしまった。(もしくは、きちんと保存せずに削除してしまった)
という訳です。

これ、何回かやるんですよ。恥ずかしながら。

本番は、このブログに貼りつけて成型してフィニッシュするのですが
その前段階として、文章を書いて保存して
少し時間をおいてから、中身をかくにんしながらブログ用に成型していく。
という流れをとっているのですが、
その前の、下書きの段階を
evernoteに直接書いたり、
テキストエディタもpeggyPad使ったり、ノートパッド使ったり、
また、メールの下書きを使ったり。
その時その時の環境に合わせて、適当なツールを使っているので
それはそれで仕方ないのですが、「きちんと保存する。」という事を
たまに忘れてしまう訳です。

大きな失敗に繋がらない内に再認識出来て良かった。

あらためて、同じ失敗を繰り返さないように
再度、自分の甘さを反省するようにします。

(消えてしまった原稿は、挽回の話をかいていたような気がします。)


■家族で考えるとどうだろう?

まあ、息子に関してみれば
たくさん失敗してみれば良いと思ってます。

たくさん、試行錯誤して
同じ失敗も繰り返して、そうして
自分の失敗のパターンを認識すること。

認識しても、僕のようにまた同じ失敗をしてしまう事も
あるかと思いますが、その度にまた
自分の弱点を知る。

そんな事の繰り返しですね。


■ 最近読んだ本 30秒レビュー
新しいお金術 - 松浦弥太郎

「松浦さんは、お金についてどのように考えているのだろう?」
そんな、疑問を持って読んでみました。
意外と(意外で無いかもしれませんが)割と他の方(例えば本田健さん)
と同じようなスタンスでした。
それが、真実ということなのかもしれないですね。

一つ、みなさん言っている事ですが、
” お金は「お金さん」と呼ぼう" というのがありました。

モノのように扱ったり、小さく扱ってみたり、そういうのは
やはり、良くないです。友達のように対等に。


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2017年12月17日日曜日

”今日という日は、今日しか来ん。” - ちゃんと食べとる? – 食べて語ろう会 (著),‎ 中本忠子 (著)

ちゃんと食べとる?  – 食べて語ろう会 (著),‎ 中本忠子 (著)

我が家ではTVが映らない事もあって、
正直言うと、友人が作った本という位しか前情報無く読み始めました。

上の写真だと、分からないですが
ハードカバーに中本さんの写真の帯が付いているという
装丁になっていて、そこからも丁寧な作りが感じられます。

本文では、中本さんの言葉、それに関する文章、
そして、とてもシンプルでどこか懐かしいメニューのレシピという
構成になっています。


”ご飯食べれば、悪いことやめられる?”


流石に、僕は普通に会社勤めをしていて、それなりの生活をしているので
お腹がすいたからと言って、悪い事をしたりすることはありません。
しかしながら結婚当初、妻と言い争いになる時は、
決まってお腹がすいている時だったという事を思い出しました。

やはり、人間お腹がすくと殺伐としたり、冷静な判断を下す事が
出来なくなってしまうようです。
その事に気づいてからは、お腹がすいている時は、極力料理に集中して
お腹を満たしてから、話をするようになりました。

本の帯にもある通り。この本では中本さんが

”居場所のない少年たちに、ごはんを作り続けてきた、
 ばっちゃんが綴る料理詩集。”

という事に、なっていますが
そこに綴られている言葉やメッセージは、
人生100年時代を生きぬく全ての人へのメッセージだと感じました。

と云う訳で、著者や編集者の想いとは異なるかもしれませんが、
自分なりにこの本を受け取って見る事にしました。


”今日という日は、今日しか来ん。”


今日の積み重ねが、未来であり、今日なくては明日は来ないのです。
すごく瑣末な話ですが、僕が小学生の頃に
外国人の方がホームステイで僕の実家にやってきたのです。
それ自体は、まあ、小学生の自分にとってはどうでも良い出来事なのですが、
よりによって、楽しみにしていた遠足の前の日に。

僕にはやけに厳しい両親は、遠足のおやつを買いに行く事よりも
その外国人のウェルカムパーティーに家族で参加する事を
優先されてしまいました。

当時は、コンビニもありませんでしたし、スーパーも9時には閉店していました。
僕としては、スーパーが閉まってしまうのではないかと気が気では無い訳です。

「いつ、終わるの?」
「先に僕だけ、駅に送って行ってくれない?」

何度となく、両親に尋ねていた僕に父親が激怒し、
パーティー会場から外に連れ出され、烈火の如く叱られたのを覚えています。

その後、何とか間に合って、スーパーには連れて行って貰えたものの
閉店ギリギリで、「早く選びなさい!」と急かされながら、おやつを買うなんて
なんの楽しみもありませんでした。

遠足のおやつっていうのは、友達とあれこれ

「俺これ買うから、お前これ買えよ。明日交換しようぜ。」
「やべ、ちょっとオーバーしちゃった。まじいかな?」

とか言いながら、買うもので
閉店間際のスーパーに飛び込んで急いで買うものでは無いです。

こんな瑣末な事例ではありますが、42歳になった今でも
たまに思いだされる。
今日と云う日は、今日しか来ないという話です。


”食べることと居場所。
 自分におうた居場所が必要なんかな。”


先日、岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」 で岸さんも言ってましたが

”あらゆる感情の中で、人を殺す事を出来る感情は 孤独。”

居場所が無いというのは、兎にも角にも辛いものです。
これは、必ずしも物理的な話に限らず、
例えば会社においても、異動したて、転職したてで
上手く自分のバリューを発揮出来ずに、
居場所を確立出来ないというのは、非常にしんどいですね。

僕自身もそういう経験をしてきたからこそ、言えるのは
そんなときこそ、「挨拶」、「雑談」、「感謝」 この3つが非常に嬉しいです。

「おはよう!どう慣れた?そういえば、この間のアレありがとうね」

この言葉にどれだけ救われた事か。

こんな言葉がかけてもらえないような場所には逆に長く居るべきでは
無いんだと思います。


”自分がね、人から言われて嫌なことは
 相手にも言っちゃいけんと思う”



”キリスト教の方では、「自分がして欲しいことを、人にもしなさい」
と教えているが、孔子は
「自分がして欲しくないことは、他人にもしない」”

とありました。これによると、中本さん は孔子に近いという事ですね。
実際、キリストの「自分がして欲しいことを、人にもしなさい」というのは
性別や性格により、難しいところもあります。

再び、私ごとですが、妻は何かと「大丈夫?」と聞かれたいようですが、
僕の場合、「大丈夫?」と聞かれるのが、すごく厭なのです。
なんとなく、不安を与えているような気がして。
なので、言われたくない。

でも、自分が厭な事は基本言わなかったら良いと思うんです。
そのうえで、言って欲しい事であれば、そこの細かいチューニングは
お互いの意識を合わせる事でなんとかなるかなと。
なんか、気難しいおじさんのようですが、
ここはとても大事な事だと結婚して気付く事が出来ました。


”感動は、日々の積み重ねがあってこそ。”


出来ない事が、苦労の末出来るようになる。これが感動を生む訳です。
なんかやってみたら、出来ちゃったでは、当然感動も生まれません。

今、息子と一緒にNintendo Switchでスーパーマリオオデッセイをやってるのですが、
なんなく、1回でクリア出来た所は、やはり感動は無いです。

苦労して、試行錯誤して、失敗しまくって、やっと出来た!
と云う時にこそ、大きい声が出たり、ハイタッチしたりするものです。

それが、「絶対ムリ!どんなムリゲーだよ!!」っていうのが高い程
実際に出来た時の感動が大きくなります。

息子とゲームをしながら、単純に楽しんでいるだけでなく

「いつかこの経験を実体験で上手くいかなかった時、思いだしてくれればいいな」

とか、思うようになったのは、親になったという事のなのでしょうか。



”ここまで成長すればね、大丈夫よ。”
”みんな、すごいかわいいじゃんね。”
”どこかで、負の連鎖を止めてやりたい。”


事業戦略として、自部門のプロダクトを見ている(管理している)と

最初は、すごく小さくて、上手くいくかどうかも分らんかったけど
なんとなく、可能性を感じて、時間をかけて、労力をかけて
ある程度の規模が出てくると、

「ここまでくれば、あとは任せてしまっても大丈夫だろう。」

と 、いう段階に来る時もあります。
一方で、中々ブレイクスルー出来ずにコストばかり嵩んでいってしまうことも。
そんな時は、

「どこかで、この負の連鎖を止めたい。止めなくては。」

と思って、時間や労力を割いていく訳です。

結果、上手くいかない事も多々ありますが
やっぱり、どれもこれも、それなりに愛着もあるし、可愛いものです。

そういう意味では、中本さんにしてみると、子ども達はみんな
自分の子どものようなものなのかもしれません。


”生まれた家庭を変えることはできない
 でも、生き方は変える事が出来るじゃん”


ビルゲイツは

「貧しく生まれるのは君のせいじゃないが、
 貧しく死ぬようなら君のせいだ。」

 と云いました。

最近よく考える、「平等と公平」ということ。

生まれた環境は、決して「公平」ではありません。
むしろ、非常に「不公平」なもので、同じ人間だとしても
1歳まで生きられない事や、まともに勉強する事が出来ない環境も。

そんな中で、全ての人に「平等」に与えられた時間。
この時間をどう使うか?というのが、
中本さんの言うところの「生き方」
ビルゲイツの言うところの、「死ぬ」
ということかと。

また、ビルゲイツの言っている「貧しく」というのは
決して、金銭的な面だけでの話ではなく、
共感や好意、人脈、何をしてきたかといったものも指している
のではないかと思います。


”出会いによったら人生すごく変わってくるんじゃけん
 そういうふうなのを大事にして”


働く君に伝えたい「お金」の教養 – 出口 治明 の中で
「人・本・旅」は、「人生を豊かにしてくれる3本柱」と述べられています。

僕自身、社会人になってから殆ど旅に行く機会は少なくなりましたが、
かれこれ20年以上前、学生の頃にバックパックで
タイ~シンガポール~香港を回ったのは、とても良い経験でした。

中でも、タイに行った際にサムイ島のビーチで独りで海を観ていたら
一人の白人おじさんが話しかけて来た事は、今でも良く覚えています。

見るからに、優しそうなお父さんで
リゾート地のビーチにふさわしく、のんびりとした雰囲気を醸し出しながら
ゆっくりと彼は、話し始めました。

「やあ!元気かい?とてもいい天気だね。
 この島には一人で来たのかい?友人とか?それは、素晴らしい。

 僕は、友達家族と一緒に来たんだ。
 あそこに遊んでいる子どもたちが見えるだろう。
 男の子が僕の息子で、小さい女の子が友達の娘だ。

 妻は来ていない。国でお留守番だ。
 きっと、あちらはあちらで楽しくやっているよ。
 
 ちょっと、複雑な話なんだが僕らはゲイなんだ。意味分かるか?

 まあ、分からなくてもいいや。
 お互いそれぞれ、妻がいて家族がいる。でも、僕らは愛し合っている。
 一時のバカンスって訳だ。
 
 勝手に喋ってしまって悪かったな。そろそろ行くよ。良いお休みを!」

何故、彼がタイのビーチで偶然出会った日本人の若者にこんな話をしたのか
偶然出会った日本人だからこそ、ぽろっと話をしてしまったのかも知れない。
そもそも、英語を良く分からないだろうと思って話したら、
意外にも僕が理解できてしまったのかもしれない。

それでも、
「人はそれぞれ、外から見ただけでは分からない悩みや問題を抱えているんだよ」
という事を教えてもらった出来事でした。

この話は、旅の話ですが、同様に人との出会い、本との出会いで
考え方が変わったり、人生が変わったりすることは十分ありますね。
この本の最後でも、ばっちゃんのもとから巣立っていった子どもの一人である
ゆうたくんの話も出ています。

僕が、この文章を書く事で誰かがこの本を手に取るきっかけに。
そのきっかけで、誰かが誰かに紹介するきっかけに。
そして、誰かの誰かの人生が変わるきっかけになれば良いなと思います。


”ばっちゃんは、言葉では多くを語りません”


この本の表4では、こうしめられています。
この事を逆にとって、自分なりに拡げて受け取って見ました。

小鳥書房の落合さんから、「そういうことではないんですよ。」
と言われてしまうかもしれませんが、
それは、それでまたお話を聞かせて頂けると嬉しいです。

ちゃんと食べとる?  – 食べて語ろう会 (著),‎ 中本忠子 (著)


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2017年12月9日土曜日

「尊敬し合える関係が、最もいい関係を創り出す」 - 仕事の課外授業-742「敬う心」より

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「敬う心」

 学校の先生を軽んじ、
 師と仰ぐ気持ちがなかったら、

 先生も教える張り合いがないし、
 生徒も学びが身につかない。

 社会にとっても大きな損失である。

 やはり聖職の師として先生を敬い、
 謙虚に師事する姿から、

 一言一句が身につき成長する。

 親を大事にし、上司に敬意をはらう。
 先輩に礼を尽くし、師匠に懸命に仕える。

 親や師にたいするだけではない。
 よき仕事をする人を心から尊敬し、

 一隅を照らす人にも頭を下げる。

 天地自然、この世の中、敬う心があれば、
 敬うに値するものは無数にある。

 犬や猫には敬う心の働きはない。
 だが人間には、ものみな、

 人のなかに敬うべき価値を
 見いだす能力が与えられている。

 本質として与えられている。

 その本質を生かしつつ、
 敬うべきものを敬うことによって、

 自他ともの心をゆたかにし、高めること
 のできるのは人間だけではなかろうか。

 その人間の特性を素直に生かしたい。

 敬う心を高めて、
 おたがいのゆたかさをはかりたい。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-742「敬う心」より

今回のキーは、

 「尊敬し合える関係が、最もいい関係を創り出す」

と考えました。

つい昨晩の事ですが、割と親しい方から作成しているチラシについての
コメントを求められた訳です。

その方は、割とカジュアルに質問をしてくる割には
その結果のフィードバックは余りしてくれないし、
大抵質問をする前から自分の中での結論も決まっているので、
余り気が乗らなかったのですが、
何度も聞いてくるので、意見をしたのですが、
案の定、「ふぅん」という感じでした。

自分的にも少し納得が行かなかったので、

「意見を聞く以上は、考慮して欲しいです」

と伝えたところ、

「絶対云う事を聞かなくてはいけないんですか?」

とのこと。
それって、僕にとっては使うかどうか分からないけど
1個イラストを描いてくれってお願いしているのと
同じことじゃないですか?と食い下がってみたら

「それは、そこに掛ける労力の時間が違う」

とのこと。
つまり、その方の意見では一言何か云う位なら
大した手間では無いし、それくらい黙ってやってよ。
というロジックなのかもしれませんが、

僕にしてみれば、一瞬とはいえ
意見を求められた以上は、真剣に考えて回答したいし
それを期待して、意見を求めているのだと考えていますが
そこにギャップが発生しているのだという事に気づきました。

僕:質問された以上、きちんと返したい
某:りんごか?みかんか?程度の感覚でいいから返事して欲しい

なんでこのギャップが発生するのか?
と考えた時に、今回のテーマお互いの尊敬が足りないんだなという事に
落ち着かせてみました。

僕自身も、どうせ何か意見してもほっとかれるから何も言いたくない。
その方も、ちょっと答える位大した手間でも無いんだからさっさと答えろよ。

という風に相手への尊敬が足りないんですね。

「おたがいさま」の関係は、
おたがいに尊敬があって初めて成り立つもので
どちらかに尊敬がない「おたがいさま」は、
単なるどちらかの依存でしかないのです。

いい関係を創り出すためにも、
尊敬し合える関係を構築していきたいですね。

■家族で考えるとどうだろう?

最近、何かと教師との折り合いも良くない息子。
改めて、年長者を敬うという事を丁寧に伝えてみようかと。

まあ、僕自身もそうだったのですが

「年上だからって敬えっていうのかよ!
 尊敬できないような事するんだぜ!!」

みたいな事を言ってくるかもしれませんが
そこは、僕自身がぐっと堪えて、
じっくりと諭すところから。

そこでこそ、僕自身息子を敬いながら
じっくり話し合う事でこそ、伝わるのではないかと信じて。

■ 最近読んだ本 30秒レビュー
「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン  – 松浦 弥太郎

何かと、疲れたり、行き詰ったりすると
僕は松浦弥太郎さんの本を読む事にします。
小説よりは、分かり易い気付きがあるのと、
ビジネス書よりは、リラックスして読めるというのが理由です。

この本では、巷でよく言われる、「自分らしさ」はいらない。と唱え
逆説的ではありますが、自分らしさを捨てる事で、自分らしさが広がると
言う事について書かれています。


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2017年12月6日水曜日

ブランドとは、「頭の中に存在する価値・イメージ」 - 選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 - 佐藤 圭一


選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 - 佐藤 圭一

大手印刷企業でブランドコンサルティングに長く携わってきた
ブランディングのプロが教える、「選ばれ続ける」会社の作り方についての本です。
ブランドを明確にする中での重要な点を
いくつかのポイントとして、数字でピックアップして非常に分かり易く且つ
すぐにでも、実現可能な形で述べられています。

これは、1冊手元においておいて何かの折に参照したい1冊です。


ブランドとは、「頭の中に存在する価値・イメージ」



” Branding
 BRAND:what(何を伝えるべき)
 ING:How(どう伝える)”


これ、すごく分かりやすい定義ですね。
BRANDというものが、存在していて
それをどう伝えるかというのが、BRANDINGだと。
そして、それは一朝一夕にならず

”一瞬一瞬の積み重ね”

であると。

また、

名前・ロゴ、商品サービス、広告、店舗と云ったものは、氷山の一角に過ぎず
その下にある、
企業活動、社風・社員の行動、根源的マインド、理念やミッション、哲学
が一体となってこそであると。


”自社の魅力を語れるか”



これ、すごく大事だと思います。
”社員に共有されやすく、お客様にも理解されやすい”
最近のIT系のベンチャーを中心に自社サービスのステッカーをPCに貼っている人が
多く居ますが、先ずはこれだと思うんですね。
そして、かっこいいステッカーは他社(例えば僕自身)も貼りたくなるので、
実際に貼っています。
そして、それ位好きだと、
「これなんのシールなの?」と誰かに尋ねられた時に、
熱くサービスを語る事もあったりと。

折角なので、自社の魅力を熱く語れるようなサービスを作って行きたいですね。


ロゴでチェックすべき要素


①視認性:みやすいか? 分かり易いか?
②識別性:他のロゴと違いが分かるか?
③展開性:いろいろなツールに使いやすいか?
④耐久性:流行に左右されないか?
⑤商 標:他に類似したものはないか?

これらは、企業に限らず、NPOや個人でも
その他、イベントやチームなんかにも適用可能なチェック項目ですね。





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2017年12月4日月曜日

なぜ週4時間働くだけでお金持ちになれるのか? ティモシーフェリス

週4時間!?一日4時間じゃないくて?とか思ってしまうタイトルですが、
週4時間です。細かい手法はおいておいても日々の生活に応用可能な
内容も多数含まれています。例えば

・E-mailのチェックは1日2回
・明確な目的のない会議はしない
・何の20%が自分の望んでいる結果や幸せを引き起こすか?

など。途中にある、夢のロードマップを作るところから始めてみたい。


”計画を行動に移した時に起こる最悪の事態(=悪夢)を明確にしよう”


先日、会社の先輩(=フリーランスから中途採用で入って来た人)と
話をしている時に、
「偉い人が更に偉い人に頭が上がらなすぎるのは、残念過ぎる」
という発言をしていて、僕なんか、いやいやでもそんなもんじゃないですか?
とか言ってしまったんですが、その人曰く
「みんな、会社解雇になったら働き口が無いとか思ってるんちゃう?
 うちの会社で働いている位やったら、幾らでも仕事はあるで。
 もっとのびのび働こうや!」
と言ってて、おぉさすが元フリーランスは強いなぁと関心しました。

偉い人に反抗したと場合の最悪の事態として、「解雇」というものがあっても
別に死ぬわけじゃなし、幾らでも働き口なんかあると分かっていれば
日々の行動も全然変わって来ますね。


”割込をシャットアウト、本当に重要な仕事に集中”



”E-メールのチェックを1日2回だけにして、
 AM11:00までに最重要な仕事を片づける”

1日2回は極端だとして、僕もメールのチェックは
極力隙間時間でするようにするようにしています。

絶対辞めた方が良いと思っているのは、メールのプッシュ機能をONにしておく事ですね。
集中して、作業している時にメールのタイトルと差出人がモニタ右下に表示されては
そのたびに、集中力が殺がれてしまいます。
でも、意外とONにしている人多いですよね。


”明確な目的のない会議はしない。30分以内に結論を出す”

流石に、目的のない会議はしませんが、議論がだらだら長引く事は多いですね。
僕は、会議前に何を伝える。何を決める。みたいのを事前にシミュレーションして
いたりするのですが、全くの手ぶらで参加する人多すぎです!


”他の人間に賃金を払って、あなたの代わりの仕事を任せる”


僕自身、タクシーというのは贅沢な乗り物だと長い事思っていたのですが、
自分の時間を時給換算してみる。という考え方を誰かに教えてもらって以来
カジュアルに使えるようになった、一つの手段ですね。

特に雨の日に会社に行くのに、駅からの道をテクテク歩いていくと
大抵、靴も靴下もズボンの裾もびしょ濡れになります。
そうすると、会社に着くと気持ち悪いので靴下を履きかえたり
靴の中にティッシュを詰め込んだりして、余計な時間が奪われてしまいます。
であれば、サクッとタクシーで会社に行ってしまった方が、
トータルでは凄い得だなと。

今、僕が歩いているのはむしろ健康の為という意味合いの方が強いです。


”ありがちな失敗”


”・夢を見失い、働くために働く
 ・細かい管理とEメールに時間を費やす
 ・適当でない顧客や、海外顧客を追いかけてしまう
 ・際限無い完璧さを追求 ”


色々、思い当たる節はありますね。
また、周りでも「そこに時間かけちゃうか~」見たいな事も多々。
人の振り見て、我がふり直せ。
そういう時こそ、自分を振り返るチャンスだと思って
ここに挙げておきました。




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2017年12月3日日曜日

Newspicksアカデミア 岸勇希 「己を、奮い立たせる言葉。」


先日、宣伝会議で参加した 岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」
に続いて、Newspicksアカデミアのイベント 岸勇希 「己を、奮い立たせる言葉。」
に参加してきました。

前回同様、箕輪さんとの対談だし、正直被る部分も多くあるんだろうなとか
思いながらの参加でしたが、どころが被る部分は殆どなく
ほぼほぼ新たな内容でそれはそれは、新鮮に楽しんで来ました。

中でも岸さんがおっしゃっていた

 ”入社3年目までは、思った事を何でも言う事が出来る権利。
 理由は言わなくてよい。理由を考えるのは上の仕事”

っていうのがすごく良かったので、早速翌日1,2年目の後輩にこの件をメールをしたら、
早速レスがきた。やっぱり、あるんだよね。みんなの素朴な疑問。

と云う訳で、以下メモ

========================>>>

(先ずは、箕輪氏より、本に対する熱い想い)

箕:重版決定!ヒットメイカーなので、毎週重版の連絡はある。
 その中でも、この本は自分の企画で岸さんと作ったので、一際思い入れはある。
 自分自身も岸さんの言葉に支えられてきた。

(岸氏登場)

箕:そもそも、広告に興味があったのか?
岸:元々は、海洋水産学科。大学院に行くに当たり、教授に話を聞きに行くが興味も持てなかった。
 何故、興味を持てなかったのだろうか?
 自分が好きなモノは、自分が仕掛けてからの反応が早いものだった。
 速度がおそいもの(生物だと10年単位だったり)には興味は持てず、転換し
 早稲田大学大学院国際情報研究科へ。

 中央大学の教授の勧めもあり、電通へ。
 電通 中部市社配属/新聞・雑誌部 配属。

 友人が合コンで、電通と言ったら、「なんだ、デンソーじゃないの?」
 タクシーで「電通へ」と言ったら、中部電力の前でおろされたり
 東京に居ると気づかないが、エリアでは意外と認知が低い。


箕:コミュニケーションデザインという概念を提唱
岸:混沌とした状態を紐解き、脱する事が出来たら何か見出せるかも。
 広告の会社だから、広告で解決しなくてはならないというのに疑問が。
 ビジネスとして、1円貰ったら1円以上の価値を返したい。
 例えば、すごい旨いラーメン屋だけど、食器も店も汚いし、店員の態度が悪い。
 なんとかしましょうよ!と言ったら、
 「馬鹿野郎!ラーメン屋はラーメンの味で勝負しろ」
 と言っているようなもの。

 詰将棋みたいなものを考えた
 みんなが、怒っている時は、大抵ルールを言ってくれているから、
 それを溜めて行った。
 例)「お前、実績もねぇのに何言ってんだよ!」
   ⇒ 実績積めば良いってことですね。
   「売り上げてから言えよ」
   ⇒ 売上あげればよいんですね。

箕:メディアを研究している岸さんから見て、Newspicksみたいなメディアかどうか?
岸:使ってないから分からない。記事が多いので時間がかかる。
 その時間があるなら、クライアントに向き合った方が良い。
 コメントしている人たちも大変だなぁと。

 週刊誌でもネットメディアでも何でもよいけど、自分の業界に関しての記事とか読むと
 「嘘ばっか」だとおもうが、他の業界の記事を読んで納得するのはおかしい。


”猛烈に夢中に我武者羅に、の裏にあるファンタスティックさ”


箕:選ばれなかった言葉。
岸:僕の職業の場合は、全部繋がっている。休んでいる時間も食事も働いている時間も。
 なので、OFF-ONの境目がない。
箕:ファンタスティックさというか、仕事を楽しんでいる感じがすごいする。
岸:楽しくない事を何故するのかの方が、不思議。
 ひとつ、誤解されたら嫌なのは、
 あの本が 己を奮い立たせて耐えろ と思われてしまう事。
 あの本は、己を奮い立たせて、仕事を楽しめ という本。

 先日、金沢大学での講演のタイトルが 「それでも働く」
 最初、話が噛み合わない噛み合わないと思っていたら、
 そこに集まった学生の前提が 仕事は楽しくないもの と考えている。
 その背景は、
 「今が一番楽しいから、十分に楽しめ。社会に出たら大変だ」
 と言われ続けてきている事に起因している。

 それでも、食ってかかる学生がいるので、
 「ごめん、俺働いたことない。ずっと遊んでる。」

 大人の責任として、働くという事を
 「重い石を背負って、階段を上るようなもの」
 と教える人が居るという事。
 
 ショックだったのは、こんなに優秀でこんなに有望な若者たちが
 社会に出るのを怯えているという事。


”素朴な疑問は、口に出す”



箕:僕の好きな言葉を幾つか、パッパッパと。
岸:素朴な疑問って面白いもので、レベルが上がるにつれて段々と言えなくなる。
 でも、素朴な疑問には、真理が隠れている。
 僕らは、クリエイティブディレクターという職業。僕らの中でのルール。

 3年目まで:思った事を何でも言う事が出来る権利。理由は言わなくてよい。
 4~6:何故厭なのか?
 それ以上:どうすれば良くなるかをを考えて言う

 理由を考えるのは、上の仕事。
 そもそも、どうすれば良いというすごい案が出るのであれば上を超えてる。

 先日、ハヤカワゴミさんが、新聞読まない理由を「でかいじゃないですか」

 真理だと思った。それに対して、
 「バカ、仕方ねえだろう。そういうもんなんだよ」
 と言ったらおしまい。


”万人に愛されることを目指すな”


岸:広告というのは、多くの人に見られるのは 目立つ 必要がある。
 しかしながら 目立つ 事が叩かれるような風潮になっていた。

 ペルソナを設定して、その人に刺さるように
 一番嫌いなのは、今回のターゲットは、20代女性です。
 何だよその、ざっくり感!
 自分は、惹かれる位ターゲット像を明確に掘り下げる。

箕:尖って尖って、独断で独断で。その上で、普遍化していく感じ。


”クライアントですら自身の課題を分かっていない”



岸:先ず聞く事から始める。
 病院に行って、入ってきた瞬間に
 「インフルエンザB型ですね」
 とかありえないでしょ。
箕:どういうステップでクライアントと話して、解決策を絞っていくのか?
岸:最初は、うだうだ話しながら、見えたなと思ったら、一気に絞り込んでいく。
 大抵、自分の事は分からないもの。
 それを、指摘するのが大切という事と、それを聞いてもらえる人間になるということ。

 例えば、経営者は孤独なので、自分では薄々感じているが誰も言ってくれない事を
 言語化したナイフで突き刺されるのをも待っている。


”常に目標を疑って、疑って、目標を鍛える”



岸:プレイヤーは旗に向かって走るということを鍛えられる。
 これは、会社としては効率が良いが
 一方で最近まずいのは、
 旗を立ててるやつが馬鹿だから、旗を立っても何も起こらないとか。
 これは、旗を立てている人を非難している訳ではなく、
 マネージメント側に回った時の為の教育として
 常に目標を疑うという訓練をした方が良いという事。


”やる以上は徹底的にやれ。
 敵の頭と胴体が離れるのを見届けるまで、手を止めるな。”


岸:よくみんなが間違っているのは、「良い提案」をするということだと考えている。
 これは当たり前。
 そうではなく、「勝てる提案」をするということ。
 「悪い提案」は論外。「良い提案」で「勝つ提案」を。

 付き会っても居ない女の子との旅行プランを考えるようなもの。
 みすみす、あんなあいつに獲られるよりも、ちゃんと付き会って旅行に行きたい。

 自分が一生懸命考えている相手がみすみす死んでいくのを観ていられない。


”感動、夢中を与えることがリーダーの使命”



箕:どのように、感動、夢中を与えるのか?
岸:何もしない。自分が思いっきり楽しんでファンタスティックにやる。
箕:本当に自分が楽しめって事ですか?
岸:そうすることで、岸さんみたいにはなれないかもしれないけど、
 自分なりの楽しみ方を見つける。
 マネジメントとは、 状態×マネジメント。
箕:自分が状態を創れていないで、マネジメントなんて成り立たない。


”緊張させろ。されど萎縮させるな”

岸:自分にとっては、緊張はいい言葉。
 話は変わるけど、メディア芸術祭(?)でNewspicksのコメントに赤字入れてやろうかと。
 批評する人たちは、弾が飛んでこないと思っている。
 批評するなら、命がけでやれ!というのを芸術作品として。


"焦るな。沈む時を耐えて、次の次に備えよう遠回りしよう"



箕:次で勝とうとすると、自転車操業的になってどんどんダメになる。
 自分の中での時間軸を持って、勝負するという事。
岸:準備の時間は結構かかる。焦ると、準備が台無しになる。
 一手先、もう一手先をみていく。
 言うは易し、行うは難し。自分の軸を問われる。
 最近の若い人たちは、これだけSNSであらゆる人の最良の日々が目に入って来るとつらい。
 ある人の一生に一度のピークが1,000人居たら、毎日どこかでピークが起きている感じになる。

 *

Q&A


Q:最近の世の中の働き方改革と我武者羅なワークスタイルのGAPについて
岸:全て大人が悪いと思う。
 マネジメントの立場からいくと、会話をするようにしている。
 自分で考えて、自分の生き方を選ばせればよいと思う。
 今の問題は、会話が無く働き方改革というリザルトだけが提示されているようなもの。
 あの本を題材に考える機会になって欲しい。

Q:考え方について。例えば先の新聞デカイの次のプロセスについて
岸:思考方法として、大事にしている事があって、拡散と選択が大切。
 同じ人間が拡散と選択を同時にやらないということ。
 拡散フェーズでは馬鹿だなと思う事でも必ず外に出すという事が大切。
 拡散は誰でも訓練すれば、ある程度までは成長出来る。
 一方、選ぶというのが非常に難しい。経験が必要。
 自分で拡散して、目利きに選んでもらう。

Q:楽しむという感度、感受性を高めるのに意識していること
岸:空気を読まない事。
 例えば、死ぬほどサッカーが好きじゃない。
 よく言われるのが、この空気でよく言えますね。でも関係ない。
 楽しさって、自分がどう感じるかだけ。

 孤独だけは人を殺す事が出来る感情。
 それを解決するのは、「ありがとう」自分が居た事を承認して貰えること。
 肉を焼くのも、別荘を紹介するのも。
 だけど、サッカーは自分がありがとうと言われるチャンスが無い。

Q:日ごろのインプットをどのようにしているか?本やtwitterもそれほど活発ではなさそう。
岸:本は読んでない。ネットはすごい観ている。
 タイトルのみを大量に流し読みしてタグ付けこなっている。必要になった時に、深く読む。
 一番大切なインプットは体験。1回の体験から学べる事は非常に多い。
 つまらない、記事を読むのは時間の無駄。それよりも論文を読んだ方が良い。

Q:プレゼンの勝率を上げるためのストーリー作りとは
岸:プレゼンテーションをプレゼンテーションと思っていない。
 目の前に居る一人の人に「面白いね岸君、是非やろう!」 と言わせるだけ。
 グルーヴさせるのは、SHOWである。
 どういう事が、相手が気になるのか?相手がひっかかるのか?を考えるだけ。

Q:提案の順番。プレゼンテーションの順。
岸:自分が得意なのは、最初と最後。真中は同じ。
 それに応じて、プレゼン内容を全て変える。
 中間は、やりづらい。魔法がかかりにくい。
 先ずはルールを理解する事。ルールを理解せずに己を通そうとすると勝てない。

 ラブレターと一緒。相手の事を考えずに自分自分と書くとキモい。
 相手の事を考えながら、どう落とし込んでいくか。

(その他、プレゼンの「22の奥義」なるものがあるらしい)
(ネットで公開NGとのことだったが、〇〇法 みたいな感じで凄かった。)


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2017年12月2日土曜日

「理屈と膏薬はどこへでも付く」 - 仕事の課外授業-741「もっとも平凡な」より

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「もっとも平凡な」

 朝起きたら顔を洗う。
 家の前をはいて水を打つ。

 しごくあたりまえのこと。

 ものをもらえばありがとう。
 お世話になったらすみません。

 とりちらかしたら、あとかたづけ。
 別にむつかしい理屈も何もない。

 犬や猫ならいざ知らず、
 人間としてなすべき、もっとも平凡な、

 もっともあたりまえのことである。

 ところがこれに理屈がつく。

 手前勝手な理屈がつくと、
 いつのまにやらあとかたづけ不要。

 顔も洗わず水も打たず。

 平凡なことが何やらむつかしいことに
 なって、何をなすべきか右往左往。

 そんなんことが、きょうこのごろは
 あまりにも多すぎはしないか。

 それもこれも、つまりは自分なりの都合の
 良い道を求めてのことであろうけれども、

 自他ともの真の繁栄への道は、
 本当はもっとも平凡なところにある。

 みんなが納得するしごくあたりまえの
 ところにある。

 別にむつかしく考える必要はない
 のではないか。

 もう一度考え直してみたい。

 水が低きに流れるように、
 夏がすぎたら秋がくるように、

 自然の理にかえって、
 もう一度素直な心で考え直してみたい。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-741「もっとも平凡な」

まず最初に、

 「理屈と膏薬はどこへでも付く」

という言葉を知りませんでしたので調べてみました。

”膏薬がどこにでも貼り付くように、どんなことにでも理屈をつけようと思えばつけられるということ。”
 出典 三省堂大辞林 第三版

膏薬は、「こうやく」と読んで塗り薬の事だそうです。

さて、本題です。

今回のキーは、

 「すべてのことに理由を求めない」

と考えました。

これは、もう自分自身に向けてのメッセージですね。

 とにかくやれ
 いますぐやれ
 先ずはやれ

僕の性格というか、職業柄というか、
特に自分自身がやる事に関すると、

「そうは言っても、どんだけリターンが得られるか分からないしな」
「ぶっちゃけ、未だ未だ経験が足りないし」
「もう少し、いろいろな事が落ち着いてから」

とか、モンモンと理由を述べてしまったりします。

本文中の言葉で行くと、

 ただ「黙ってやる」
 それだけのことかもしれません。

やっぱり、行動できる人は強いですよね。

facebook見てると、色々な活動に取り組んでる人が目に入って来ます。
楽しそうでいいなぁとか思うんですが、
多分、行動する中でのあれやこれやもあるかとは思うのですが
それは、まあ置いておいて、楽しんでいるんですよね。

行動したからこそ手に入るものって、たくさんあります。
自分自身を振り返ってみても、そうだった事を思い出しました。

レコードを探して、ビルの上の方の怪しいお店に行ってみたり
DJやりたくて、mixiコミュニティでのオフ会に参加したり
愛読していたメルマガが終わってしまうのが残念で引き継ぐことに手を挙げてみたり

どれも、行動したからこそ
すごく貴重な体験を手にすることが出来た良い経験でした。
今でこそ、そう思えますが
その当時、行動するときには余りごちゃごちゃ考えていませんでした。
唯、「良いレコードが欲しい」「DJしたい」「メルマガが続いてほしい」
それだけで、行動したのでした。

「すべてのことに理由を求めない」

そんな事を思い出す良い機会になりました。

■ 家族で考えるとどうだろう?

息子に関して言うと、行動派です。
先ず、やっちゃう。やってみてから考える。
やってみて、怒られて、あれこれ理由を後付する。

でも、今気づいたのは
理由を後付するのは、僕が

「なんで、そんな事したの?」

って叱るからですね。

本人にしてみれば、やってみたかったから。
それだけなのかも。

時と場合にもよりますが、

「すべてのことに理由を求めない」

息子に対しても、そんな姿勢を持っていたいです。


■最近読んだ本 30秒レビュー
「R25」の作り方 - 藤井 大輔  (著)

大分今更感はあるのですが、発行当時、配架と共にすぐ無くなって
読みたくても読めなかったフリーペーパーがどのように作られたんだろう?
と手に取ってみました。

あらから10数年が経ち、メディアビジネスも多少理解するようになりましたが
当時は、こんなクオリティのものをどうしてフリーで作れるのか
さっぱり分からず、友人たちとR25やべえやべえとか言いあったり、
読み終わった、R25を回し読みしてたりもしてました。

読み手側がこれだけ、熱狂するために
作り手側がどれだけ、考えて何を大切にしていたか?
と云う事に触れる事が出来る1冊です。



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