「敬う心」
学校の先生を軽んじ、
師と仰ぐ気持ちがなかったら、
先生も教える張り合いがないし、
生徒も学びが身につかない。
社会にとっても大きな損失である。
やはり聖職の師として先生を敬い、
謙虚に師事する姿から、
一言一句が身につき成長する。
親を大事にし、上司に敬意をはらう。
先輩に礼を尽くし、師匠に懸命に仕える。
親や師にたいするだけではない。
よき仕事をする人を心から尊敬し、
一隅を照らす人にも頭を下げる。
天地自然、この世の中、敬う心があれば、
敬うに値するものは無数にある。
犬や猫には敬う心の働きはない。
だが人間には、ものみな、
人のなかに敬うべき価値を
見いだす能力が与えられている。
本質として与えられている。
その本質を生かしつつ、
敬うべきものを敬うことによって、
自他ともの心をゆたかにし、高めること
のできるのは人間だけではなかろうか。
その人間の特性を素直に生かしたい。
敬う心を高めて、
おたがいのゆたかさをはかりたい。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-742「敬う心」より
今回のキーは、
「尊敬し合える関係が、最もいい関係を創り出す」
と考えました。
つい昨晩の事ですが、割と親しい方から作成しているチラシについての
コメントを求められた訳です。
その方は、割とカジュアルに質問をしてくる割には
その結果のフィードバックは余りしてくれないし、
大抵質問をする前から自分の中での結論も決まっているので、
余り気が乗らなかったのですが、
何度も聞いてくるので、意見をしたのですが、
案の定、「ふぅん」という感じでした。
自分的にも少し納得が行かなかったので、
「意見を聞く以上は、考慮して欲しいです」
と伝えたところ、
「絶対云う事を聞かなくてはいけないんですか?」
とのこと。
それって、僕にとっては使うかどうか分からないけど
1個イラストを描いてくれってお願いしているのと
同じことじゃないですか?と食い下がってみたら
「それは、そこに掛ける労力の時間が違う」
とのこと。
つまり、その方の意見では一言何か云う位なら
大した手間では無いし、それくらい黙ってやってよ。
というロジックなのかもしれませんが、
僕にしてみれば、一瞬とはいえ
意見を求められた以上は、真剣に考えて回答したいし
それを期待して、意見を求めているのだと考えていますが
そこにギャップが発生しているのだという事に気づきました。
僕:質問された以上、きちんと返したい
某:りんごか?みかんか?程度の感覚でいいから返事して欲しい
なんでこのギャップが発生するのか?
と考えた時に、今回のテーマお互いの尊敬が足りないんだなという事に
落ち着かせてみました。
僕自身も、どうせ何か意見してもほっとかれるから何も言いたくない。
その方も、ちょっと答える位大した手間でも無いんだからさっさと答えろよ。
という風に相手への尊敬が足りないんですね。
「おたがいさま」の関係は、
おたがいに尊敬があって初めて成り立つもので
どちらかに尊敬がない「おたがいさま」は、
単なるどちらかの依存でしかないのです。
いい関係を創り出すためにも、
尊敬し合える関係を構築していきたいですね。
■家族で考えるとどうだろう?
最近、何かと教師との折り合いも良くない息子。
改めて、年長者を敬うという事を丁寧に伝えてみようかと。
まあ、僕自身もそうだったのですが
「年上だからって敬えっていうのかよ!
尊敬できないような事するんだぜ!!」
みたいな事を言ってくるかもしれませんが
そこは、僕自身がぐっと堪えて、
じっくりと諭すところから。
そこでこそ、僕自身息子を敬いながら
じっくり話し合う事でこそ、伝わるのではないかと信じて。
■ 最近読んだ本 30秒レビュー
「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン – 松浦 弥太郎
何かと、疲れたり、行き詰ったりすると
僕は松浦弥太郎さんの本を読む事にします。
小説よりは、分かり易い気付きがあるのと、
ビジネス書よりは、リラックスして読めるというのが理由です。
この本では、巷でよく言われる、「自分らしさ」はいらない。と唱え
逆説的ではありますが、自分らしさを捨てる事で、自分らしさが広がると
言う事について書かれています。
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