「もっとも平凡な」
朝起きたら顔を洗う。
家の前をはいて水を打つ。
しごくあたりまえのこと。
ものをもらえばありがとう。
お世話になったらすみません。
とりちらかしたら、あとかたづけ。
別にむつかしい理屈も何もない。
犬や猫ならいざ知らず、
人間としてなすべき、もっとも平凡な、
もっともあたりまえのことである。
ところがこれに理屈がつく。
手前勝手な理屈がつくと、
いつのまにやらあとかたづけ不要。
顔も洗わず水も打たず。
平凡なことが何やらむつかしいことに
なって、何をなすべきか右往左往。
そんなんことが、きょうこのごろは
あまりにも多すぎはしないか。
それもこれも、つまりは自分なりの都合の
良い道を求めてのことであろうけれども、
自他ともの真の繁栄への道は、
本当はもっとも平凡なところにある。
みんなが納得するしごくあたりまえの
ところにある。
別にむつかしく考える必要はない
のではないか。
もう一度考え直してみたい。
水が低きに流れるように、
夏がすぎたら秋がくるように、
自然の理にかえって、
もう一度素直な心で考え直してみたい。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-741「もっとも平凡な」
まず最初に、
「理屈と膏薬はどこへでも付く」
という言葉を知りませんでしたので調べてみました。
”膏薬がどこにでも貼り付くように、どんなことにでも理屈をつけようと思えばつけられるということ。”
出典 三省堂大辞林 第三版
膏薬は、「こうやく」と読んで塗り薬の事だそうです。
さて、本題です。
今回のキーは、
「すべてのことに理由を求めない」
と考えました。
これは、もう自分自身に向けてのメッセージですね。
とにかくやれ
いますぐやれ
先ずはやれ
僕の性格というか、職業柄というか、
特に自分自身がやる事に関すると、
「そうは言っても、どんだけリターンが得られるか分からないしな」
「ぶっちゃけ、未だ未だ経験が足りないし」
「もう少し、いろいろな事が落ち着いてから」
とか、モンモンと理由を述べてしまったりします。
本文中の言葉で行くと、
ただ「黙ってやる」
それだけのことかもしれません。
やっぱり、行動できる人は強いですよね。
facebook見てると、色々な活動に取り組んでる人が目に入って来ます。
楽しそうでいいなぁとか思うんですが、
多分、行動する中でのあれやこれやもあるかとは思うのですが
それは、まあ置いておいて、楽しんでいるんですよね。
行動したからこそ手に入るものって、たくさんあります。
自分自身を振り返ってみても、そうだった事を思い出しました。
レコードを探して、ビルの上の方の怪しいお店に行ってみたり
DJやりたくて、mixiコミュニティでのオフ会に参加したり
愛読していたメルマガが終わってしまうのが残念で引き継ぐことに手を挙げてみたり
どれも、行動したからこそ
すごく貴重な体験を手にすることが出来た良い経験でした。
今でこそ、そう思えますが
その当時、行動するときには余りごちゃごちゃ考えていませんでした。
唯、「良いレコードが欲しい」「DJしたい」「メルマガが続いてほしい」
それだけで、行動したのでした。
「すべてのことに理由を求めない」
そんな事を思い出す良い機会になりました。
■ 家族で考えるとどうだろう?
息子に関して言うと、行動派です。
先ず、やっちゃう。やってみてから考える。
やってみて、怒られて、あれこれ理由を後付する。
でも、今気づいたのは
理由を後付するのは、僕が
「なんで、そんな事したの?」
って叱るからですね。
本人にしてみれば、やってみたかったから。
それだけなのかも。
時と場合にもよりますが、
「すべてのことに理由を求めない」
息子に対しても、そんな姿勢を持っていたいです。
■最近読んだ本 30秒レビュー
「R25」の作り方 - 藤井 大輔 (著)
大分今更感はあるのですが、発行当時、配架と共にすぐ無くなって
読みたくても読めなかったフリーペーパーがどのように作られたんだろう?
と手に取ってみました。
あらから10数年が経ち、メディアビジネスも多少理解するようになりましたが
当時は、こんなクオリティのものをどうしてフリーで作れるのか
さっぱり分からず、友人たちとR25やべえやべえとか言いあったり、
読み終わった、R25を回し読みしてたりもしてました。
読み手側がこれだけ、熱狂するために
作り手側がどれだけ、考えて何を大切にしていたか?
と云う事に触れる事が出来る1冊です。
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