2017年5月5日金曜日

「信じる力」がない人には「根気」はない - 仕事の課外授業-711「根気よく」


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「根気よく」

 どんなによいことでも、
 一挙に事が成るということはまずあり得ない。

 また一挙に事を決するということを行なえば、
 必ずどこかにムリを生じてくる。

 すべて事は、一歩一歩成就するということが
 望ましいのである。

 だから、それがよいことであればあるほど、
 そしてそれが正しいと思えば思うほど、

 まず何よりも辛抱強く、根気よく
 ことをつづけてゆく心がまえが必要である。

 「徳、弧ならず」ということばがある
 けれども、

 これは正しいことはいつかは必ず人々に 
 理解してもらえるという意味にも通じる。

 しかし、これとても、一ぺんにとうわけではない。
 徐々にということである。

 だから、いかに正しいと思うことでも、
 その正しさにとらわれて、

 いたずらに事をいそぎ、
 他を誹謗するに急であってはならない。

 みずからの正誤を世に問うためにも、

 まずは辛抱強く、根気よく事をすすめてゆく
 という謙虚な姿勢がほしいのである。

 あわただしいこの人の世、ともすれば浮足立って、
 辛抱の美徳、根気の美徳が失われがちであるが、

 おたがいに謙虚に
 二省、三省してみたいものである。 


         (『道をひらく』松下幸之助)
  

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仕事の課外授業-711「根気よく」より

みなさん、こんにちわ。
長かった連休もあとわずか、如何お過ごしでしょうか?
東京は今日もいい天気になりそうです。

今回のキーは、

 「信じる力」がない人には「根気」はない

と考えました。

以前紹介した本

 「成功曲線」を描こう 夢をかなえる仕事のヒント - 石原明
 
にも書かれているのですが、

この本の中で書かれている成功曲線というのは、
「L」の字を左に倒したような形で、
最初は中々、効果は出ないんだと。
それでも、コツコツコツコツ続けていると、
ある日急上昇して成果が出てくるということです。。

そこまで、行かないうちに辞めてしまっては、
カーブは描けないという事です。

それまでの、理想と現実のGAP(=不安)に負けずに
継続出来るかどうかが、成功の鍵となるそうです。

今回の本文は正にそんな内容ではないかと思います。


また、企業においても
色々な、制度や取り組みを始めてみても定着しないまま
なんとなく、うやむやの内に無くなってしまう事も
多いかと思います。

僕の尊敬する会社サイボウズでは、

 ”制度と風土はセットで考える”

と言うのがあって、
制度だけを制定するのではなく、
その後ろでしっかりと、風土を作っていくと言う事です。

制度を作るというのは、多少の面倒はあっても
一気にやってしまえば、出来ない事はないですが
風土と言うのは、

 「根気よく続ける」

事でしか、根付かないものです。
その為には、やはり裏にある「こうなりたい!」という
ビジョンが必要な訳で、
先に、紹介したサイボウズの場合だと

 ”世界一のグループウェアの会社になる”

というのが大前提として、あり
それを「信じる力」を持って風土として根付かせてこそ
制度が生きてくるのです。

くじけそうになりそうな事も多々ありながら、

 「小さな小さな戦い」の連続

に、ひとつひとつ頑張る という事を重ねて行きたいです。


■ 家族で考えるとどうだろう

 「やり続けた結果」の「よき未来」

を如何に分かり易く伝える事が出来るか?

と考えました。
子どもにとって、何がいちばんピンと来るかなぁと
思ったときに、思いついたのはやはりゲームで。

ゲームもやり始めは中々難しかったり
弱い敵しか倒せなかったりするけど、
だんだんやっていくうちに、簡単になって行ったり
強い敵を倒せるようになる。

という事を、如何にゲームの世界とリアルを切り離さずに
伝えられるか?というのが自分の中のテーマです。

ゲームの中では比較的、1次関数的に成長
しますが、リアルでは中々そうはいかないところ。

そのギャップを如何に埋められるか?
引き続き考えて見たい思います。

人生は思い通り!「引き寄せの法則」 奥平亜美衣

引き寄せの法則というと、日本でいうと言霊信仰なんかもありますが
この本では、すごくシンプルに

 "小さな幸せ、心が喜ぶことを出来る限りたくさん見つける"

ということです。
最近勉強しているコーチング的に言うと、
アウトカム(求める結果)に向けたマインドセット(気持ちのあり方)を
整えることが先ず第一歩ということです。
マンガで分かりやすく展開していくので、1時間弱で読めちゃいますので
ぜひ手に取ってみてください。


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