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「根気よく」
どんなによいことでも、
一挙に事が成るということはまずあり得ない。
また一挙に事を決するということを行なえば、
必ずどこかにムリを生じてくる。
すべて事は、一歩一歩成就するということが
望ましいのである。
だから、それがよいことであればあるほど、
そしてそれが正しいと思えば思うほど、
まず何よりも辛抱強く、根気よく
ことをつづけてゆく心がまえが必要である。
「徳、弧ならず」ということばがある
けれども、
これは正しいことはいつかは必ず人々に
理解してもらえるという意味にも通じる。
しかし、これとても、一ぺんにとうわけではない。
徐々にということである。
だから、いかに正しいと思うことでも、
その正しさにとらわれて、
いたずらに事をいそぎ、
他を誹謗するに急であってはならない。
みずからの正誤を世に問うためにも、
まずは辛抱強く、根気よく事をすすめてゆく
という謙虚な姿勢がほしいのである。
あわただしいこの人の世、ともすれば浮足立って、
辛抱の美徳、根気の美徳が失われがちであるが、
おたがいに謙虚に
二省、三省してみたいものである。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-711「根気よく」より
みなさん、こんにちわ。
長かった連休もあとわずか、如何お過ごしでしょうか?
東京は今日もいい天気になりそうです。
今回のキーは、
「信じる力」がない人には「根気」はない
と考えました。
以前紹介した本
「成功曲線」を描こう 夢をかなえる仕事のヒント - 石原明
にも書かれているのですが、
この本の中で書かれている成功曲線というのは、
「L」の字を左に倒したような形で、
最初は中々、効果は出ないんだと。
それでも、コツコツコツコツ続けていると、
ある日急上昇して成果が出てくるということです。。
そこまで、行かないうちに辞めてしまっては、
カーブは描けないという事です。
それまでの、理想と現実のGAP(=不安)に負けずに
継続出来るかどうかが、成功の鍵となるそうです。
今回の本文は正にそんな内容ではないかと思います。
また、企業においても
色々な、制度や取り組みを始めてみても定着しないまま
なんとなく、うやむやの内に無くなってしまう事も
多いかと思います。
僕の尊敬する会社サイボウズでは、
”制度と風土はセットで考える”
と言うのがあって、
制度だけを制定するのではなく、
その後ろでしっかりと、風土を作っていくと言う事です。
制度を作るというのは、多少の面倒はあっても
一気にやってしまえば、出来ない事はないですが
風土と言うのは、
「根気よく続ける」
事でしか、根付かないものです。
その為には、やはり裏にある「こうなりたい!」という
ビジョンが必要な訳で、
先に、紹介したサイボウズの場合だと
”世界一のグループウェアの会社になる”
というのが大前提として、あり
それを「信じる力」を持って風土として根付かせてこそ
制度が生きてくるのです。
くじけそうになりそうな事も多々ありながら、
「小さな小さな戦い」の連続
に、ひとつひとつ頑張る という事を重ねて行きたいです。
■ 家族で考えるとどうだろう
「やり続けた結果」の「よき未来」
を如何に分かり易く伝える事が出来るか?
と考えました。
子どもにとって、何がいちばんピンと来るかなぁと
思ったときに、思いついたのはやはりゲームで。
ゲームもやり始めは中々難しかったり
弱い敵しか倒せなかったりするけど、
だんだんやっていくうちに、簡単になって行ったり
強い敵を倒せるようになる。
という事を、如何にゲームの世界とリアルを切り離さずに
伝えられるか?というのが自分の中のテーマです。
ゲームの中では比較的、1次関数的に成長
しますが、リアルでは中々そうはいかないところ。
そのギャップを如何に埋められるか?
引き続き考えて見たい思います。
■ 人生は思い通り!「引き寄せの法則」 奥平亜美衣
引き寄せの法則というと、日本でいうと言霊信仰なんかもありますが
この本では、すごくシンプルに
"小さな幸せ、心が喜ぶことを出来る限りたくさん見つける"
ということです。
最近勉強しているコーチング的に言うと、
アウトカム(求める結果)に向けたマインドセット(気持ちのあり方)を
整えることが先ず第一歩ということです。
マンガで分かりやすく展開していくので、1時間弱で読めちゃいますので
ぜひ手に取ってみてください。
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