「困っても困らない」
ひろい世間である。長い人生である。
その世間、人生には、
困難なこと、難儀なこと、
苦しいこと、つらいこと、
いろいろとある。
程度の差こそあれだれにでもある。
自分だけではない。
そんなときに、どう考えるか、
どう処置するか、
それによって、その人の幸不幸、
飛躍か後退かがきまるといえる。
困ったことだ、どうしよう、
どうしようもない、
そう考え出せば、心が次第にせまくなり、
せっかくの出る知恵も出なくなる。
今まで楽々と考えておったことでも、
それがなかなか思いつかなくなってくる
のである。
とどのつまりは、
原因も責任もすべて他に転嫁して、
不満で心が暗くなり、
不平でわが身を傷つける。
断じて行なえば、
鬼神でもこれを避けるという。
困難を困難とせず、
思いを新たに、決意をかたく歩めば、
困難がかえって
飛躍の土台石となるのである。
要は考え方である。決意である。
困っても困らないことである。
人間の心というものは、
孫悟空の如意棒のように
まことに伸縮自在である。
その自在な心で、
困難なときにこそ、
かえってみずからの夢を開拓するという
力強い道を歩みたい。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-714「困っても困らない」 より
みなさん、こんにちわ。
先週の平日の雨降りから一転、良い天気の週末ですね。
来週には6月。そろそろ梅雨の時期ですね。
昨日は、地元駅前で行われているクラフトビールフェスへ。
今回3回目のこのイベントですが、
1回目、2回目と出店して今回はなんと
ステージMCとDJを担当させていただきました。
地元でのつながりを作っていきたいなぁと思ってこの数年活動してきたのが
少しずつ、芽が出てきた感じがします。
さて、今回のキーは、
「何に見えるか?!」で勝負がついている
と考えました。
例えば、良くいわれるのは
日本の大学生と海外の大学生を比較したとき、
「○○についてのレポートを明後日までに提出」
という課題が出た時に
日本人:そのまま受け止めて、課題に取り組む
アメリカ人:期限や○○の拡大解釈に対して交渉を行う
と言われていますね。
日本人は真面目だから、与えられた課題は「絶対」
に見えてしまうけれど、
アメリカは、交渉の国なので、課題も交渉が可能
に見えるのではないかと。
同様に仕事上でも、得意先の要望に対して
寸分たがわずに、応えようとしてしまう事も多いのですが
意外と、良く話をきいてみると、
実は先方も、例えばだったりイメージで話をしていたりしているだけで
本当は違うものを求めていたり、上手く考えがまとまっていなかったり
ということは、良くあることです。
これも、得意先は、熟考して自分の考えをはっきりさせている
ものに「みえているか」
それとも、得意先もまだまだ考えがまとまっていない
と「みえているか」
の違いですね。
本文中にある「出来事に対する認識」に関しても
ピンチはチャンスみたいな感じで、捉えられるかどうかですね。
最近、コーチングの方の音声を聴いているのですが
生理学的に、「ピンチ」と捉えると、呼吸が浅く、視野もせまくなるが
「チャンス」と捉えた方が呼吸が深くなり、視野も広く
良い結果を生み出しやすいということだそうです。
というわけで、
気持ちの問題は、生理学的な問題に
つながるという風に考えると、
どのように見るか?というのを大切にしていきたいです。
■ 家族で考えるとどうだろう
息子の人生の中でこれから、色々な出来事が起きるとして
「何に見えるか?」
というのは一緒に考えていきたいですね。
ポイントは、
・「出来事」と「困ること」を分ける
・「感情的に受け取らない」
ということ。
これを繰り返すことで、
「肯定的な人生観」
を育んでいけたらいいなぁと考えます。
■ 最近読んだ本のコーナー
心理戦で絶対に負けない本 伊東 明, 内藤 誼人
タイトルはアレな感じですが、心理的な要素というのは
営業活動や交渉の場面で知っているに越したことはないと
読んでみました。実際、著名な方も営業とかは絶対知ってた方が良い
とお勧めしてますしね。
フットインザドア、ドアインザフェイス、ローボールテクニックなど
有名な手法と利用シーンが丁寧に説明されています。
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