昨日の岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」公開対談最高でした。
”モチベーションが必要と考える人たちは、際限なくモチベーションが溢れて来る人。モチベーションは付与する設計ではなくて、モチベーションは奪うものを排除する設計が大切。”
みたいなのが、特に印象に残ったので、会社で後輩とに共有しました。
「おら!モチベーション低いなお前、呑みにでも連れてってやるぞ!!」
みたいなコミュニケーションは、修羅が考えがちな手法なんだが、普通の人は、そこで時間を過ごすこと自体が更にモチベーション低下だったりして・・そう考えると薄々感づいていたけど、自分は修羅側の人間じゃなかったんだなと。
以下、なんとなくメモ。
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質問者(以下Q):「己を奮い立たせる言葉」NEWSPICKSレーベルから出版しましたが二人の出会いは?
箕輪(以下M):幻冬舎入社した当時から、岸さんに本を書いてほしいと思っていた。
Newspicksの特集で岸さんを観た時に、顔・身体・オーラ 全てに惚れて手紙を書いた
岸(以下K):あらゆる、出版社からオファーは頂いていた。自分は本を書くのが本業ではない。
箕輪氏が売れっ子編集者になる前から、オファーは頂いていた。
その中で、今まで編集した本が、見城徹、堀江貴文 など熱い人たちで、
「他いないんですよ!」と
いままで、オファーくれた編集者の中で唯一自分の事しか話さない。
僕のメリットに全く興味がない。
格言、自己啓発系の本は死んだ人のものと思っていた。
箕輪氏が言うところの、スティーブジョブスも既に過去の人。今の人の言葉を。
働く論。電通の後輩からの相談がある。
「岸さん達はずるい。死ぬほど仕事をして、今を作っている。
今は、残業も出来ない。このままでは、差がつく一方だ。」
一方、本がamazonで1をとって電通が叩かれるのは嫌だった。
それを伝え時に、箕輪氏が
「そうなんですよ!この本1か5しかつきません!」
ああ、本当に僕自身には興味ないんだなと思った。
本の左側は9年間のtwitterの発言だが、右側の原稿は3週間でかけって。
Newspicksのインタビュー記事の戻しより速いと言ったら、
「そんなもんっすよ」
M:”普通の事を普通に、そして年に1度か2度企んでみる”
っていうのをちゃんと言語化してくれた
自分がインタビュー記事とかで発言している言葉とかは、
岸さんの言葉をパクっている事が多い。
本当に、自分の為に作って貰った本。
Q:前々から、企画していて何故このタイミングで3週間でだったのか?
M:電通事件の前でも、直後でもなく、なんで今?というこのタイミングだと思った。
Q:印象深い事は?
M:本に載せた言葉の1.5倍位を紙に出力して、並べて選んでいく作業があって
流石クリエイティブディレクターだと思った。
K:生きている人間の出すものというところに拘りたかった。
M:章タイトルの選択とか素晴らしかった。
K:エネルギー量で考えた場合、一日の内でバランスをとってしまった場合、
長年で考えると歳をとってから、ハッピーになれない
ゆとり世代で考えると、ゆとり世代は国が作った制度で、卒業したら非難される。
ゆとり世代が悪い訳ではなく、ゆとりを作った国が悪い。
これと同じ事が言えて、残業するな!、ナンバーワンヨリオンリーワン!
で10年後どうなるのか?
K:自分が一番気持ちいいのは、見城さんに読んでもらう事
M:「こいつの言っている事は正しいよ!」って言ってました
K:そこに甘んじないように、一番響かないと思われる大学生との対談イベントをする。
K:既に伝わっているかもしれないけれど、自分自身はこの本に対する温度は低い。
もちろん、真剣に書いてはいるけど、箕輪さんに促されて書いたところもある。
M:素材と料理人みたいな関係
Q:思いで深い言葉などは?
M:今、僕は調子にのっているので
”うまくいっているときこそ、うまくいっていることの中に潜む、
うまくいっていないことに気を配る”
”快進撃の裏にある、全滅のシナリオを想像せよ”
この言葉に出会ったので、例えば、僕の雑な仕事が気になっている人が、
何かの失敗をきっかけに、わーっと出てきて、プライベートも外して、
体力も限界に、、、
そんなときには、
”焦るな。沈む時を耐えて、次の次に備えよう。遠回りをしよう。”
人間、次に巻き返せると思うと絶対上手くいかなくて、
次の次やろうと思うと上手くいく
K:ちなみに、プランナーの人がいたら
上手く行っている時に、最悪のシナリオを想定すると、
大抵の事に対するソナーが備わる。
M:頑張ったけど、結果が出ていない人は狂気。
K:新型うつが出来た時っていつか知っていますか?
病気の歴史は、病名が出来た歴史。
Q:出版して1週間位ですが、反響は?
M:頑張っている人には、響いている。
K:クライアントがすごい単位で買ってくれている。それが一番うれしい。
こういう働き方をさせてくれている人たちが応援してくれているという事。
M:それは、本当に感じる。クライアントは、岸さんの事を本当に愛している。
Q:箕輪さんが毎月やりとりをされている著者の方の中で岸さんはどんな感じか?
M:ネットの人でないし、トリックスターでもなく武将みたいな感じ。
K:twitter での感想に、ラオウとかアニメのキャラとかが出てくる。
M:Newspicks Books 12人が揃ったときに最強のアウトレイジ集団にしたかった。
その中で、最高のピースが一つはまった感じ。
K:一部の人に知られているけど、武闘派なので、多くの人が対談を嫌がる
M:出版界で一番ヤバい人、格闘界で一番ヤバい人、広告界で一番ヤバい人、
各界のヤバい人と仕事したいと思っている。
ヤバいので誰も闘おうとしていないのに、未だ誰かと闘おうとしている姿勢とか
Q:本を作る上で、大切にした事は?
M:極端にふるという事。
K:箕輪さんが面白いと思ってくれるもの。
大根がこう料理されたいというのは可笑しいので、料理人が料理したい素材になった。
嘘をつかない。よく見られようと思う言葉を選らばない。
但し、個人的にみると言葉の選び方は、極端だった。
M:岸勇希 熱血劇場、地獄変 的な
K:「首と胴体」は、はずしたくて5回位行った
M:岸勇希を表す言葉で、恐怖心と責任感がある。完全な仕事。
死んだと思った奴が生きてて反撃してきたら隊長もろともやられてしまう
タイトルにしたかった位、気に入っている。
Q:タイトルはどうやって決めたのか?
M:タイトルは無色透明な器にした。その感覚をお互いで理解できた。
Q:二人で衝突した事とは?
M:ない
K:僕の事務所の1Fに物理的に紙に出した言葉を並べて考えた。前向きなディスカッション。
M:脳細胞が開いていく感じがした。
Q:この後の広告はどうなっていくと思うか?
M:広告というのは、クライアントの課題解決。
電通だと、世界中の傘を持ってきて並べて、色や柄や機能を説明するけど
実際には、濡れない事が大切で、だったら高精度の天気予報を開発するなど。
定義を変えるということが大事で、編集者というのを唯の本を作る人でなく定義していく事が大切。
K:広告業界がどうなっていくのかは、僕が語ることでもないが
楽しんで仕事をしている。という事が大事で
楽しくない状況も楽しめてるじゃん、俺。みたいな人が向いている。
長い事、しんどかった
究極、ありがとう と ごめんなさい で解決する。
あらゆる感情の中で、人を殺す事を出来る感情は 孤独。
ありがとう と行って貰えるという事は、自分の存在を認められている。ということ。
僕らの仕事は、比較的ありがとう と行って貰いやすい職業。
職業によっては、ありがとうと行って貰い辛い職業もある。
M:毎朝、終わらねーと思って絶望的な気持ちになるが、究極終わらなくても大したことない。
余興としての仕事をしているんで、楽しむべき
Q:チームビルディングで一番大事にしている事は?
K:モチベーションとは、脆くて、弱くて、尊くて というもの。
モチベーションが必要と考える人たちは、際限なくモチベーションが溢れて来る人。
モチベーションは付与する設計ではなくて、モチベーションは奪うものを排除する設計。
M:焼き肉いくぞ! 的な
K:何がモチベーションを奪っているか?というのを考える。
チームビルディングで一番大切にしているのは、フェアネス。アンフェアネスを招かないように。
Q:公平さとは?
K:平等条件を作るわけではなく、ルールを作るという事。
長期的なチームを構成するには、優劣における劣がついた人物が優が付くような事を考えるが
短期戦で戦闘力をあげるには、フェアネスの中で尖らせていく
M:幼稚園の徒競争で、フライングする子がいて、珠にそのまま流してしまう事があってそれはアンフェア
平等は手を繋いで一緒にゴールするようなものですよね?
K:僕が幼稚園の先生だったら、120回でもやり直しさせる。ルールを徹底することが必要。
Q:コミュニケーションデザイン
料理人とお店の食器とウェイターのお姉さんのひと
Q:モチベーションがか弱い子達を修羅に育てる事は出来るか?
K:やったことはないが、可能性はある。
どこを押すか?
チームビルドは、チームをビルドするためにやっているわけではなく、タスクを完遂するためにやっている。
半分くらいの力で修羅を作るのは難しい
Q:中部に行ったことの良さとかあるか?
K:最初から自分の行きたい場所に行ってたら、今よりも活躍していた自信があるが、別のところに行った事は良かった。
しかし、他人に「だろ?」と言われたら、殺す。
未来から過去を改ざんする。
やりたい事をやれるという事よりも、やれない事がやれるというチャンス。
自分の過去も他人の過去も改ざんすることが出来る。
M:誰よりも編集者らしい編集者だった。
研修で、昼間のキャバクラに行って、役員の写真を見せてキャバ嬢が選ぶ役員ランキングとか書いた。
こいつは、きちんとスーツ着る仕事させなくてはと先輩が広告営業にさせた。
広告営業をやってたときに、くそみたいな雑誌作りやがって、絶対広告なんか取れないよ!と
そんなバッターボックスに立てない期間があったからこそ、編集になったらやってやる!
売れてない雑誌の売れてない広告営業をやることで、楽しむ事
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