2017年11月27日月曜日

環境変化に合わせて上手く「変態」できたか? - トップ1%の人だけが実践している思考の法則 - 永田豊志

トップ1%の人だけが実践している思考の法則 - 永田豊志

最強フレームワーク100 等の著書で知られる永田氏による
思考力に関する本です。

ちなみに、最強フレームワークは
「この人、頭の回転早いなぁ」
と思っていた人が足元に置いていた本でした。
その時は、僕自身それ程本もよんでなかったので
なるほど!こういう本を読んで頭に叩き込んでいるんだな!と
その人が足元に置いている本を次々と読破していった思い出があります。

理念を中心に思考と行動をぐるぐる回す5A-cycleや、
顧客価値の考え方、「不」の解消など
そこそこの年齢になったら、押さえておきたい思考について
分かりやすくまとまっています。


5A-CYCLE


認知(Awareness)
:新たな顧客ニーズの認知と市場機会の発見
 顧客の持つ「不」を発見する。「不満、不安、不便」
アプローチ(Approach)
:問題解決のための、従来とは異なるアプローチを検討
 普通のアイデア⇒非常識なマーケティングor非常識なビジネス
実行(Action)
:小さな実験でもよいので仮説を立てて早く実行
 初めから上手くやろうとしない
分析(Analysis)
:仮説と実行結果の差異を分析し、新たな仮説を立てる
適応(Adjustment)
:市場環境に合わせて、自らを修正・適応させる
 勇気のある撤退こそ、資源を返信させられる

この5Aはすごく良くまとまっていて参考になりますね。
現在は、既に色々なもので溢れているが、その中に潜む「不」を
発見し、それを解決するとか。
問題解決にしても、真っ向勝負するというよりは、少しアプローチを
変えることで、オンリーワンを目指していく。
先ずはローンチして、小さな実験を繰り返しながら、プロダクトを磨いて行く。
場合によっては、撤退する事でそれまでそこに注ぎ込んでいたリソースを解放し
別の事に投下していく。など。
決して、ビジネスだけでなく、自分自身のポジションをどう築いていくかに
関してもこのサイクルでやってみる必要がありますね。


変態力


コアとなるスキルを残したまま、
環境変化に合わせて上手く「変態」できたか?

「今の時代、強いものが生き残るのではなく。
 環境変化に対応出来る者が、生き残る。」

と云うような事を、誰かがpodcastで言っていましたが、それに近い話ですね。
地球上最強の生物だった恐竜は、地球の環境変化に馴染めず絶滅してしまいました。
市場環境の移り変わりが早い今、凝り固まった考え方や態度では
文字通り死んでいってしまいます。







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2017年11月26日日曜日

「デザインセッション多摩2017」参加メモ


先週の土曜日 11/18(sat)
「デザインセッション多摩2017」参加してきました。
今年のテーマは、「シビックプライド Civic Pride」
1部 ワークセッション(9時00分から15時00分まで)
2部 トークセッション(15時00分から19時00分まで)
の2部構成の中、早起きして1部から。

当日、初めましてで会ったメンバーが
10グループに分かれて、クリエーターがリーダーとなり、

 Q:デザインで地域をどうする?

のアンサーを見つけるワークを行い、第2部で実際にプレゼンする。
という中々ハードな企画でしたが
一応、落とし所も捕まえることが出来ました。
多摩地域で活躍されている、様々なクリエイターの方と
知り合いになれ、とても良い時間でした。


取り急ぎは、2部のトークセッションの方のメモを。

------------------->>
 *

civic pride
郷土愛
シビックプライドをテーマに
東京全体 1,300万人 多摩エリア 420万人は、

 *

シビックプライドとデザイン civic pride and urban design
紫牟田伸子氏
美術手帳、デザインの現場 を経て現業
civic pride 関連著書

まちは自己編集的に形成される
⇒ そこにいる人たちによって、編集されて作られるもの

The People are the city. shakespea

シビックプライドとは、
直訳すると civic=市民、pride=誇り
都市に対する市民の誇り、
「ここをよりよい場所にすために自分自身が関わっている」
という意識を伴う当事者いh式に基づく自負心。

シビックプライドひとりひとっりの心の中に育まれるもの。

シビックプライドは、集団行動と個人の自発性の原動力である。
シビックプライドは、地域のビジョンであって、国のマスタープランではない。
シビックプライドを押しつける事は出来ない。シビックプライドは育まれなければならない。
初代:デヴィッド・ミリバンド

シビックプライドを育むデザインは出来ない
シビックプライドが育まれるようなデザインは出来る

日本の背景
・人口減少と地方創生
・アジア間競争

あなた自身がまちなのです。 you are your city

例)武蔵野プレイス
 図書館であり、生涯教育施設として市民とともにつくられ、使用者の役半分が市外。
 シティプロモーションにも寄与していると館長は言い、「市民の誇り」だと市民は言う

例)尾道空き家再生プロジェクト
 空き家を観光、コミュニティ、アート、建築などとつなげるNPO
 旅行代理店にお勤めの豊田氏が、どうしてこの美しい風景を残さないのか?
 何か出来る事が出来ないか?自分で1軒家を購入し、景観を維持する活動を開始
 アートイベント、空き家バンク、古材バンク、ゲストハウス・・・
 古家を維持するためには、自分たちで修繕出来るように大工さんに習おう!

「見える化」 されたまちへの愛着がシビックプライドを育む
見える化された居阿着がまち全体の雰囲気を生き生きさせる。
生き生きと人が生活するまち。

市民はだれでも、自分の住む都市のどこかの部分に長いあいだ親しんでいて、
彼らの抱くイメージは記憶と意味づけにみたされている。
ケヴィン・リンチ 「都市のイメージ」

コミュニケーションポイントを複合的にデザインすることによって、まちへの意識を覚醒させていく

I amsterdam / I LOVE NY

人々が、愛着をもつ都市をでジンする事が
シビックプライドを醸成していく

シビックプライドを持つ人が多ければ、都市はより楽しく、
生き生きとした活動の行われる都市になっていく。

没場所性 / 場所性
エドワード・レルフ

 *

変わってきた多摩
多摩信 長島剛 氏

多摩地域の課題
・ベッドタウンだったから
・危機感がない
 ・人口が多く都心への交通インフラも整っている
 ・東京都の一部という意識で、自立性に乏しい
・東京23区が横にある

私がやってきたこと
・広報たまちいき 65千~70千部
・たまら・び
・自治体向け勉強会
・創業支援TAMA

私がおもうキーワード
・ユルヤカ
・イモヅル
・ユウヅウ
・マッチング

お金・継続・仕組み

 *

プレゼンの講評

長島さん
・カメラマンからイラストレーターの方まで色々な方でどうなるのかと思いきや中々
・多摩の魅力を発見する人を育てる
・回覧板という、要らないし、ださいし、というものに再度スポットを当ててみるなど

紫牟田さん
・コピーライティングとかデザインを変える事で見えるものが違ってくる

横須賀さん
・市を跨って、多摩というプラットフォームに

洪さん
・地域に住んでいるデザイナーが主体的に企画を作っていくという事で楽しみに観ていたが
 プレゼンスライドに笑いや含まれて居たりして、流石だと

紫牟田さんのお話を聞いて長島さん
・会社として、取り組んでいかなくてはならない事だと考えている中で・・・

Q:荻窪在住とのことですが、吉祥寺・三鷹から西には行った事が無い人も多いが多摩エリアのイメージが変わったか?
紫:特に変わってはいないが、長島さんの人口動態のデータをみて面白いなと思った。

紫:多摩エリアにどのようなデザイナーが居て、どんな活動をしているか発信している人が殆どいない
  地元に住んでいるクリエイターの人がクリエイターの活動の一つとして地域発信をしていくなど
  墨田区のスミダクリエイターズクラブは上手くやっている
  バルセロナに行ったときに、「あなたがドキドキすると、バルセロナがドキドキ」するというキャンペーンを長くやっていて
  地元のデザイナーがコンペに参加する機会が与えられている。

萩:エリアに行くと地元デザイナーが地元で活躍していたりするが、東京は余りないのはなぜか?
紫:顔が見え辛いというのが、一つあるのでは?

萩:そういう意味では、山崎さんがatelier tempoとして活動してお店も運営されていてどうですか?
山:常にそこにある。開いている。というのが重要だと思ってやっているが、
  自分たちがマイノリティだという事に気付いた。イベント出店だと、価値観が同じ人たちが集まってくるが
  常時となると色々な人がやってくる。

萩:グラフィックデザイナーとして、運営に関わるという事での苦労など
福:東村山でのまちJAMという同時多発ライブのイベントに関わっているが
  最初は、チラシを創る中でインタビューをしながら、何でやるか?みたいなところを掘り下げて行った方が良いのでは?と
  関わるようになった。地域を回って協賛を募ったりしながら、泥臭い仕事をする事で地域と関わったりしている。

萩:一方古田さんは、広く活動していらっしゃるが
古:映画をそこらじゅうでやっていたら、好いのでは?と色々なところで映画をやる寝袋シネマを開催している。
  開催するには、企業のスポンサードが必要でそこでの顧客体験は唯一無二だと感がている。
  海辺でグーニーズや森の中でゴーストバスターズなど。
  そう考えると、必ずしも調布だけではなくその土地土地の環境を活かした体験が大切と考えている。

萩:プロダクトデザイナーとしての地域との関わりとかは?
萩:作る場所という意味での地域とのかかわり。
  例えば、ある加工技術を持つ静岡県の工場だったり、
  アジアで生産する場合は日本基準での品質でないのでそれでも成り立つような設計をするなど

中:地域というより、より多くの人に知って貰う、買ってもらうという事を考えてやっている。
  過去にも地域コミュニティ的なサービスは多々あるが、大して盛り上がってもいない。
  自分自身、グラフィックデザイナーをやっていたが、より多くの人に知り合って貰う為にwebをやってたりもするが
  手段には拘っていない。やっぱり、リアルなコミュニケーションには勝てない。

萩:さいごに
紫:デザインとは何か?デザインとは始まりをつくるもの。
  デザイナーにとってはフィニッシュかもしれないが、誰かがそれを手にして何かが始まる。
  地域と考えた時に、自分が作ったものが地域で何が始まるかという事に気持ちが盛り上がるか?
  これから、20年どうやって暮らして行こう?と考えた時に、

長:何故、デザイナーが少ないのか?
  弁理士も少ない。なぜなら特許庁が都心にあるから。
  だったら、デザイナーの仕事を作ればよい。

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2017年11月25日土曜日

「いつでも」学ぶことができます。 - 仕事の課外授業-740「学ぶ心」より


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「学ぶ心」

 自分ひとりの頭で考え、自分ひとりの
 知恵で生み出したと思っていても、

 本当はすべてこれ
 他から教わったものである。

 教わらずして、学ばずして、
 人は何一つ考えられるものではない。

 幼児は親から、生徒は先生から、
 後輩は先輩から。

 そうした今までの数多くの学びの上に
 立ってこその自分の考えなのである。
 自分の知恵なのである。

 だから、
 よき考え、よき知恵を生み出す人は、

 同時にまた必ずよき学びの人であると
 いえよう。

 学ぶ心さえあれば、
 万物すべてこれわが師である。

 語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、
 先輩のきびしい叱責、後輩の純粋な忠言

 つまりはこの広い宇宙、
 この人間の長い歴史、

 どんなに小さいことにでも、
 どんなに古いことにでも、

 宇宙の摂理、自然の理法が
 ひそかに脈づいているのである。

 そしてまた、人間の尊い知恵と体験が
 にじんでいるのである、

 これらのすべてに学びたい。
 どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。

 すべてに学ぶ心があって、
 はじめて新しい知恵も生まれてくる。

 よき知恵も生まれてくる。

 学ぶ心が繁栄へのまず第一歩なのである。


      (『道をひらく』松下幸之助)
   

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仕事の課外授業-740「学ぶ心」より


今回の キー は

 「いつでも」学ぶことができます。

と考えました。

日々、生活している時に
ふとした事で、発見する「教え」「気付き」みたいなのがあります。
twitterとかブログとか見ている中で、
それが、意外であればあるほど、
「なるほど!」とか「そうきたか!」みたいな感じになる事に
気付きました。

と云う事を裏返してみれば、
本当に、学ぶ機会というのはそこらじゅうに溢れて居る訳で
後は、そこに気付けるかどうか?です。

では、どうすれば気付けるのか?というのは
本文にもある通り、

 「学ぶ心」
 「学ぶ姿勢」
 「学ぶ態度」

なのですが、もう少し噛み砕いてみると

「敬意を持って、斜めに見てみる」

事なんじゃないかと思いました。

つまり、どういう事かと云うと
事象を真っすぐそのまま見ても、そのままの事実しか分からないです。

例えば、半部位水が入ったコップを見たとしても、
それは、ただの「半分くらい水が入ったコップ」であって
それ以上は、何でもない。と云う事になります。

しかし、少し斜めに見てみると

物理的に斜めに見てみれば、
コップを通して向こう側を見ると、景色が変わるなあ
あ、物事を斜めに見てみるってこういう事なのかも知れないなぁ
とか

比喩的な意味で斜めに見てみれば
有名な、半部位水が入ったコップを見ても
「水が半分も入っている」
と云う人と
「水が半分しか入っていない」
と云う人がいるよね。
これって、同じ事象をみても受け止める人によって様々なんだなぁ
とか

僕自身もかつて、偉人がたくさん集まる会議でふと気付いた事を
ブログに書きましたが、僕のブログ記事の中では
割と多くの人に見て頂きました。

「相手が何を考えているか分からない」という件について

このときは、偶々全員一致で頷いて居た事に何か違和感を
感じたのが、きっかけになったのですが
皆が、納得しているシーンや
特に何の疑問も感じない時にこそ、
何か新しい、メッセージが隠されているかもしれません。

その時に、否定的なスタンスでは気付けないと思います。
それは、それで事実なんだが、それだけじゃ無さそうだぞという

「敬意を持って、斜めに見てみる」

こんな気持ちを忘れずに持っていきたいです。


■ 家族で考えるとどうだろう?

子どもって、隠れた真実とか
意外なつながりとかを、見つけ出すのとかに対し
すごく良いセンスを持っています。

大人より、当たり前が少ない分
感覚が鋭いんでしょうね。

僕自身、息子の発言にしばしハッとする事もあるのですが
そんな時には、一緒にその事を考える事で
自分自身の感覚も研ぎ澄まして行きます。


■ 最近読んだ本 30秒レビュー

PDCA プロフェッショナル - 稲田将人

今や、PDCAというワードを知らない大人は居ない位
浸透している言葉だとは思いますが、しっかり出来ている人は
実は少なかったりするんじゃないかと思います。

それを実行に移すための幾つか具体的策があるので是非
一度、目を通して見ると良いです。

”運を良くする3つ:笑顔、若さ、謙虚さ
 感とは:感性+経験+謙虚さ”

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2017年11月23日木曜日

イノベーターの為の「論語と算盤」(渋澤健✕朝倉祐介) 参加メモ


先週の事ですが、
宣伝会議 ⇒ Web担フォーラム ⇒ newspicks アカデミア
と3件梯子してきました。
場所が割と近い感じなので
溜池山王-(徒歩)→虎ノ門ー(バス)→六本木
見たいな感じで、地下鉄を使わず上手く、都内を移動するという
気付けば、大人になったなぁと感じながら。

前2つは完全に仕事寄りなので、最後のからメモ共有します。

朝倉さんの話を聞くのは、前半期の慶応丸の内キャンパスに続いて2回目
なのですが、さらっとした語り口で結構厳しい事とか云う感じが
好きですね。

以下メモ --------------->>

Q:私にとっての 「論語と算盤」
朝:経営者をしていた時に、海外の経営者はどうしているのか?論語と算盤を読んだりした
渋:海外生活をしていたので、漢字が弱い。
  「論語と算盤」 の読書会をしていた時に、新浪さんから連絡があったりして
  今は、「論語と算盤」 経営塾をやったりしている。

Q:経営者の集まりではどんな話がなされているのか?
渋:普段経営をしている中での悩みの共有など。
  経営者は判断する人ではなく、決断する人。
朝:しょうもない話題から行くと、Newspicksの連載をやってみて失敗だったのは、
  ・算盤を読めない。
  ・リクルートの「ロマンと算盤」の方が有名。
  ・「部屋とYシャツと私」はみんな忘れてた。(笑

  mixiを経営していた時に、
  会社の意義、成し遂げる事。算盤というのは経営を成り立たせること。
  「と」 が重要で両方を成り立たせる。
  NPOのような団体は、課題解決されれば解散すればよい。
  ゴーイングコンサーンである必要はない。
  会社もその時々で、ミッションを重視したり、数字を重視したりする場合がある。
  しかしながら、割とミッション重視する事が多く、算盤が留守になる事も。
  その逆もあまり、意味をなさない。
  会社がいい状態の場合には、成し遂げたい事をやりながら、
  チャリンチャリンお金が落ちる。
渋:「と」の力、「か」の力
  「と」の力は、一見すると矛盾するもの。
  しかし、諦めるのではなくフィットさせていく。
  「か」の力では、イノベーションは起きない。

Q:本のタイトルも全て、「と」の力でなっている
朝:中庸と言ってしまうとすごくつまらないが、どちらかに触れながらも両方やっていく。
  経営とは、両者を成り立たせること。
  経営に携わってみて、実感していること
渋:経営者は、現在と未来を繋げること。顧客と従業員と株主の矛盾する意見を併せて、共通点を探る。
朝:ステークホルダーの言いたい事は全く異なる。決算説明を行うと、顕著に表れる。

Q:経営でのストレスをどのように超えて行くのか?
朝:何のためにやっているんだっけ?

Q:リーダーとしての渋沢栄一の魅力
朝:生き方がパンク。テロリストからフランス行って、政府に入り、民間に転出。資本主義の父に。
  33歳で総務省を辞め、銀行の総裁に。その後500個位設立。
  王子製紙の設立にも携わり、今後製造が日本の中心になると工場をフルオープンにしてみんな見てくれ!
  無私とは言わないが、エコシステムを築いていたような
渋:「論語と算盤」 経営塾の4期生にも同じような表現で、渋沢栄一はROCKだ!と
  ROCKというのは、アンチエスタブリッシュ。3つのノートで奏でる。
  常識とは、知と情と意 と3つがレベル感ではなく、バランス感という考え方。
  ジムコリンズによると、グレートカンパニーの経営者は、世界一になるという意思を持っている。
  渋沢栄一はB型だと思う。朝風呂に入って、朝食を摂った後に時間がある限り陳情に来た人に会って話をきいた。
  人に会って、話を聞いてモチベートするのが上手かった。

Q:渋沢栄一の好きな言葉は
朝:言葉は無いですね。
  シリアルアントレプレナーであり、ベンチャーキャピタリストであり。
  オルタナティブな事をやりながら、エスタブリッシュになっていくということ。

Q:朝倉さんは、マッキンゼーやmixi時代は楽しかったですか?
朝:しんどくて、毎日死のうかと思っていた。
  マッキンゼー時代は、朝起きて死にたいと思って、出社して怒られて死にたくて、
  昼ごはん食べて少し落ち着いて
  午後怒られて死にたくて、夜も呼び出されて怒られて・・
  なんとか楽しい事なんだと思うようにした。
  mixiの前にも、悪夢で歯ぎしりして前歯を折ったりとか
  どっかの瞬間に何かをやらなくてはいけないと思う瞬間。六本木通りを歩いてて老人が倒れてて助けなきゃみたいな。
渋:海外駐在時代に毎晩同じ夢をみてたのが、日本に帰って来てピタリとみなくなった。

Q: 「論語と算盤」 から考える、国家と民間の関係
渋:国力とは、戦艦とか大砲とかが必要。その為には、軍事や政治だけに任せるのではなく、合本主義により
  民間が力を集めるということ。
朝:民が主役であるということが、オルタナティブでありロックであるところ。
  例えば、東京大学法学部は幕府の機関を発展したもので、官僚を育てるところだった。
  当時、大蔵大臣になってくれと言われている中で民間に行ったというのはすごくロックだったと思う。
  経産省の若手の活動に対して、色々なコメントがあったと思うがお上が何かしてくれる的なニュアンスが多かった気がする。
  そこに違和感を感じた。自分たちで明日の日本を作って行くんだという気概が足りなかった。

Q:個人は、「論語と算盤」 から何を読み解くべきか
渋:この(本)の中に答えを求めてはいけない。
  これを読む事で、自分が何を考えるか?日本人はHowToが好きで、やり方を求めてしまう。
  これからの日本は色々なところから、答えをもってこなくてはならない。
  答えを求めるのではなく、問いを立てて、動く事が大切。
朝:私自身が、渋沢栄一が素晴らしいなと思うのは、個として立っている。
  アントレプレナーを自分なりに解釈すると、誰にも頼まれてない事を勝手にやること。
  俺はこうであると思って、行動する人であればそれは、アントレプレナーだと思う。
  そういう人が増えると世の中面白くなる。
  オルタナティブを目指して居たわけではなく、
  当時の世の中で欠けているピースをはめに行った結果、それが結果としてエスタブリッシュになっていく感じ。

Q:外部の力を上手く使うには
渋:会社って枠で、その枠の中に入っていると忖度とかで視野が狭くなる。
  今のダイバーシティ経営は、社外取締役とか女性活躍とかその枠を広げるような活動

Q:現代に欠けているだろうと思われるピースとは
渋:金融業界で考えると、機能だけを提供する事を考えると
  音楽で考えると、媒体はLP、カセット、CD、ダウンロードと変わってきた。
  一方で変わらないのはライブ。箱の大小はあるにせよ、多くの人が集まっている。
朝:アメリカの時価総額のTOP10は変わってきているが、日本は余り変わっていない。
  どうやったら、新しいものが生まれてくるか?を考えていて
  日本で行くと、M&Aによるイクジットがもっと盛んになると良い。身売りという言葉は辞めた方がいい。
  ポストIPOの世界をどう作るか。伸びるはずの会社がつまずくポイントはどこなのか?
  上場した時点で、スタートアップでなくなり、大海にほおり出されて支と援が無くなるなど。

Q:起業家やベンチャー経営者接するなかで欠けている要素は
朝:欠けているものは、たくさんあるけど、欠けているものはみんなで補ってやればよい。
  「スタートアップは遊び」だとか言う人がたくさんいるけど、遊びでもいいじゃないか。
  スポーツもそうだけど、遊びがあってこそ、そこから何かが生まれる。

Q:これからの未来の子どもたちへの教育はどのようにしていったら良いのか?
渋:不可実性。親孝行とは、視点を変えると親が子にやらせてあげていること。
  絶対やった方が良いと思っているのは、積立講座を作った方が良い。
  留学したい、勉強したいと言ったときに、その箱を使える。
朝:自分たちが受けて来た授業と対して違いはない。
  やりたい事を考えさせてあげる。考える場を作ってあげる。最終的にはお前の人生なんだからお前の好きにすればよい。
  いろんな可能性が考えられるガイダンスをしてあげるが、ある程度のタイミングで他人事にすること。

Q:重大な局面で判断を迫られた時に、自分のやりたい事をする
朝:考えに考えに考え抜いた後、後は自分の好きなようにする。
  「論語と算盤と私」 を書くときに、岡田監督と対談させていただきたかった。日本でも指折りのプレッシャーを貰った人。

Q:不確実な社会
渋:リスクと捉えがちだけど、逆に考えるとすごいチャンスな訳で、今日よりも良い明日がある可能性がある。
  権利だけを主張するのでは無く、義務を果たせばある。
朝:誰にとってチャンスか?何も持っていない人にとってのチャンス。
  革命的な事が起こって、ルールチェンジが起きればすごいチャンスがやってくる。
  守るものがる人にとっては、脅威だがそんなに守るものってありましたっけ?


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2017年11月18日土曜日

自分が「何に従って」動いているか?! - 仕事の課外授業-739「正常心」より

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「正常心」

 火事になればだれもがあわてる。

 たいへんな非常事態で、
 だからなりふりもかまわず、

 他人の足をふんででも、
 まず火を消さねばならぬ。

 物を持ち出さねばならぬ。
 人の助けもかりねばならぬ。

 非常の場合には、
 非常の措置もやむを得ないのである。

 戦後数年のわが国は、
 この火事以上の非常事態であった。

 だから非常のなかの非常の振舞い方や
 考え方が、次々とあらわれてきた。

 やむを得なかったともいえよう。

 しかし、これはあくまでも
 非常のなかでのことである。

 火事がおさまれば、やはり
 他人の足をふむことはゆるされぬ。

 人の助けをかりることを、
 当然と考えるわけにもゆかない。

 正常にかえれば、
 正常の心がやはり求められるのである。

 わが国の人心は、現在、
 はたして正常にかえったかどうか。

 生活は正常にかえったのに、
 ”非常”に甘えた振る舞いや考え方が

 なお根強く残っていはしないか。

 正常心にかえるためには
 大きな勇気がいる。

 勇気をもって反省してみたい。
 ふりかえってみたい。

 そこに人としての
 道のはじまりがあるといえよう。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-739「正常心」より


今回のキーは、

 自分が「何に従って」動いているか?!

と考えました。

今回のテーマに関しては、藤堂先生は明らかに昨今の企業不正に関して
警鐘を鳴らしているのではないでしょうか?

大企業の同調圧力の中で、独自の「緩めたルール」を設定してしまい
「誠実さ」や「思いやり」を欠いてしまった社会に
目を覚ますような一言

 「正常心」に帰れ!

と、受け止めました。

一方で、自分自身に関して考えると、どうでしょうか。

割と、平日仕事上においては、約束時間の前に前にと行動するタイプですが
一方で、休日プライベートとなると、ついつい時間ぎりぎり。もしくは、少し遅れ
ということも、少なくない事に気がついてしまいました。

休みの日だからいいや。と、心のどこかで自分勝手に「緩めたルール」を
作ってしまっているようです。

それでは、明らかに待たせてしまっている人に対し、
「誠実さ」や「思いやり」を欠いてしまっていますね。

 出がけに、息子が話しかけてきてバタバタした
 バスの到着が遅れた為、電車を一本逃した

等々、云い訳が出てきてしまいますが
そもそも、それらも見越して、準備をするべきですし
出発すべきだったわけですね。

 「その生き方でいいのか?!」

プライベートタイムだからまあ、大目に見てくれるかな?
といった、勝手な甘えを捨てて、もう一度自分の大切にしていることを
公私共に徹底していくように致します。

■ 家族で考えるとどうだろう?

冒頭の松下幸之助さんの火事の話は、小学生にも分かりやすそうですね。

非常の場合の非常の措置はやむを得ないかもしれないけれど、
それを、「常」としてはいけないよ。

寝坊してしまって、慌てて出かける日が有っても仕方ないけど
普段は早く起きて、余裕を持って身支度を整えましょう。

そんな感じで、上手に伝える事が出来たらと思います。

■ 最近読んだ本のコーナー
実年齢より20歳若返る生活術 – 南雲 吉則

実年齢は56歳なのに、見た目30代のドクター南雲の本がたまたま
図書館で眼に入ったので、何かの縁かと思い読んでみました。
何故、緑茶カテキンが血糖値を下げるのか?
何故、芽や卵の食べすぎは良くないのか?
等々、分かりやすく解説されています。

全てを実行するのは、難しいかもしれませんが、
体系立てて理解するには、とても良い本です。


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2017年11月12日日曜日

”相手との距離を縮める本” - 本を読む人だけが、手にするもの - 藤原和博


本を読む人だけが、手にするもの - 藤原和博

僕は、毎年新人が入ってくると

「本を読もう。本を読んでいる人が皆偉くなってるとは限らないけど、
 偉くなっている人、活躍している人は大抵本を読んでいるよ」

と云う事を伝え、早く本を読む方法を伝えています。
でも、継続的に本を読む奴って殆ど居ないんですよね。
勿体ない。

と云う訳で、すべての本好きに贈る、本を読む事のすばらしさを再認識する本です。
とかく、本を読まない人たちの反論や意識高い系批判などに気にせず
本を読むだけで、10人に1人の人材なっていきましょう!
(今日本で定期的に本を読む人は、10人に1人程度)


読書とは、「他人の脳のかけら」を自分の脳につなげること


”受容体を複雑な構造にするための近道は、いろいろな著者の本を読む事”

本を読む事で、様々なキーワードや考え方に出会ったりします。
それを元に、調べてみたり、自分自身の意見を考えて見たり。
そうすることで、センサーがひとつ生まれる感じなんですよ。
暫く経ってからとかで、何かそのキーワードに出会ったときに
その時の読書体験がフラッシュバックされるような感じです。

本を読んでなければ、スルーしてしまったような事に
ひっかかりを創るような。そんな感覚です。


”本を読むことは、「みかた」を増やすこと
 一つは、「見方」を拡げる
 一つは、「味方」を増やす”

本を読んで欲しい事の1番の理由と言っても良いのは、
世界が広がるって事です。
普通に生活していると、どうしても自分の枠の中での考えや価値観を
抜け出す事は難しいです。
でも、本を読む事でこんな事を考えている人も居るんだ!とか
周りでは変人扱いだけど、場所が変われば、普通にこういう人って
たくさんいるんだ!とか
そういう事に気付く事が出来るんです。
今の環境に疑問を感じて居ない人や、一方で閉塞感を感じている人ほど
是非本を手に取ってみてください。


相手との距離を縮める本

中々、そんな機会も無いですが極まれに本の著者にお会いする機会があったりします。
そんな時には、事前にその著者の本を読んでおくと、挨拶した際に
「著書、拝読させて頂いてます。」
というだけでも、大分距離感が縮まりますね。
「本で書かれていた、〇〇の件ですが・・・」
なんて言ったら、話も大分盛り上がりそうです。

もう一つは、先輩・後輩の薦められた本を読むという事。
これに関しては、その場でamazonで注文する位すると
好感度高いのは確実です。
一方で、注文しっぱなしで読んでないだと、後で若干の残念さがやってくるので
届いたら、必ず読んで、感想を伝えると、
大分評価高くなりますね。
恋愛とかでも使えそうな作戦です!(笑





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2017年11月11日土曜日

「素直さ」を磨く必要がある - 仕事の課外授業-738「己を知る」より


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「己を知る」

 戦いはまず敵を知ることから始めよ、
 とはよくいわれることである。

 太平洋戦争においてわが国が負けたのも、

 米国の力をよく認識していなかった、
 相手をよく知らなかったからだと
 いわれている。

 それはつまり、

 まず”己を知る”ということである。
 己をかえりみるということである。

 敵を知ることもむつかしいけれども、
 己を知るということは、もっとむつかしい。

 しかし、敵を知らなければ、
 勝負は定まらないとしても、

 己を知らなかったら、
 戦いには必ず敗れる。

 連戦連敗。
 その敗因はわが身にありである。

 世事万般、
 これと全く同じことがいえると思う。

 みずから不都合を生み出している場合が、
 案外に多いのである。

 敗因われにありという悔いを
 おたがいに残さないために、

 己を知る心がけを、
 いかなる場合も失いたくはないものである。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-738「己を知る」より


今回のキーは、

 「素直さ」を磨く必要がある

と考えました。

「彼を知り己を知れば、百戦殆からず。」

ですね。
自分の事。中々見えないものです。

自分が強みだと思っているものが、
実はそうでもなかったりして

自分では、大したことないなと思っているものが、
実は、他者からみれば強みだったりして。

僕自身に関していうと、割と直近での
業務設計とか事業戦略系の知識や経験が強みだと思っていたのですが、
それよりも、元エンジニアということでITに強い。
というところに、興味を持って頂いている。
事に気づきました。

気づいたと書くと自分で発見したようですが、
話をする中で、尋ねた結果教えて頂いた。
というのが、事実です。

自分の中では、もう既に10年以上の前の話だし
コードを書いていたと云っても、たかだが3,4年位のもんだし
と思っていても、そこの経験があって
現在、別な業務をしているというのが興味深いようです。

こういうのは、誰かに聞かないと分からないものです。
さらに、聞いたとしても

 「またまた、そんなぁ」

とか思っていては、余り意味も無く
素直に、

 「なるほど!そうなんだ!!」

と受け入れる事で、気づけるんですよね。

そういわれると、今までの僕自身は
多分、ありがたい、アドバイスを貰っても

 「それは違うでしょ?」
 「いやいや、分かってないね」

とか、云ったり、思ったりしてしまったかもしれません。

昔に比べ、少し素直さに磨きがかかったのですね。

■ 家族で考えるとどうだろう?

息子を例にとってみると、子どもって
強みに関しては、すごい素直ですよね。
すごい、真っ直ぐ受け入れる感じがします。

一方で、「指摘」は全く聞く耳をもちませんが
でも、結構ちゃんと聞いてます。

だからこそ、「指摘」の仕方は注意しなくてはです。

真っ向から否定するような形ではなく、
うまく伸ばしてあげるような指摘を心がけたいです。

■最近読んだ本のコーナー

半径5メートルの野望 - はあちゅう

何かと話題のはあちゅうさんの著書をあらためて読んでみました。
割と毒舌で、イケイケなはあちゅうさんですが、
実は結構、モヤモヤしてたりして。
その負の気持ちを燃料に変えて行動してるんだなぁというのが
すごく分かります。

”一日の長さは、他の人と同じなので
 自分なりに、自分の人生に必要なものと削るものを決めています。”


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2017年11月9日木曜日

岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」



昨日の岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」公開対談最高でした。
”モチベーションが必要と考える人たちは、際限なくモチベーションが溢れて来る人。モチベーションは付与する設計ではなくて、モチベーションは奪うものを排除する設計が大切。”

みたいなのが、特に印象に残ったので、会社で後輩とに共有しました。

「おら!モチベーション低いなお前、呑みにでも連れてってやるぞ!!」
みたいなコミュニケーションは、修羅が考えがちな手法なんだが、普通の人は、そこで時間を過ごすこと自体が更にモチベーション低下だったりして・・そう考えると薄々感づいていたけど、自分は修羅側の人間じゃなかったんだなと。

以下、なんとなくメモ。


================>>

質問者(以下Q):「己を奮い立たせる言葉」NEWSPICKSレーベルから出版しましたが二人の出会いは?

箕輪(以下M):幻冬舎入社した当時から、岸さんに本を書いてほしいと思っていた。
  Newspicksの特集で岸さんを観た時に、顔・身体・オーラ 全てに惚れて手紙を書いた
岸(以下K):あらゆる、出版社からオファーは頂いていた。自分は本を書くのが本業ではない。
  箕輪氏が売れっ子編集者になる前から、オファーは頂いていた。
  その中で、今まで編集した本が、見城徹、堀江貴文 など熱い人たちで、
  「他いないんですよ!」と
  いままで、オファーくれた編集者の中で唯一自分の事しか話さない。
  僕のメリットに全く興味がない。

  格言、自己啓発系の本は死んだ人のものと思っていた。
  箕輪氏が言うところの、スティーブジョブスも既に過去の人。今の人の言葉を。

  働く論。電通の後輩からの相談がある。
  「岸さん達はずるい。死ぬほど仕事をして、今を作っている。
  今は、残業も出来ない。このままでは、差がつく一方だ。」
  一方、本がamazonで1をとって電通が叩かれるのは嫌だった。
  それを伝え時に、箕輪氏が
  「そうなんですよ!この本1か5しかつきません!」
  ああ、本当に僕自身には興味ないんだなと思った。

  本の左側は9年間のtwitterの発言だが、右側の原稿は3週間でかけって。
  Newspicksのインタビュー記事の戻しより速いと言ったら、
  「そんなもんっすよ」

M:”普通の事を普通に、そして年に1度か2度企んでみる”
  っていうのをちゃんと言語化してくれた
  自分がインタビュー記事とかで発言している言葉とかは、
  岸さんの言葉をパクっている事が多い。
  本当に、自分の為に作って貰った本。


Q:前々から、企画していて何故このタイミングで3週間でだったのか?

M:電通事件の前でも、直後でもなく、なんで今?というこのタイミングだと思った。


Q:印象深い事は?

M:本に載せた言葉の1.5倍位を紙に出力して、並べて選んでいく作業があって
 流石クリエイティブディレクターだと思った。
K:生きている人間の出すものというところに拘りたかった。
M:章タイトルの選択とか素晴らしかった。

K:エネルギー量で考えた場合、一日の内でバランスをとってしまった場合、
 長年で考えると歳をとってから、ハッピーになれない
 ゆとり世代で考えると、ゆとり世代は国が作った制度で、卒業したら非難される。
 ゆとり世代が悪い訳ではなく、ゆとりを作った国が悪い。
 これと同じ事が言えて、残業するな!、ナンバーワンヨリオンリーワン!
 で10年後どうなるのか?

K:自分が一番気持ちいいのは、見城さんに読んでもらう事
M:「こいつの言っている事は正しいよ!」って言ってました
K:そこに甘んじないように、一番響かないと思われる大学生との対談イベントをする。

K:既に伝わっているかもしれないけれど、自分自身はこの本に対する温度は低い。
  もちろん、真剣に書いてはいるけど、箕輪さんに促されて書いたところもある。
M:素材と料理人みたいな関係


Q:思いで深い言葉などは?

M:今、僕は調子にのっているので
  ”うまくいっているときこそ、うまくいっていることの中に潜む、
  うまくいっていないことに気を配る”
  ”快進撃の裏にある、全滅のシナリオを想像せよ”
  この言葉に出会ったので、例えば、僕の雑な仕事が気になっている人が、
  何かの失敗をきっかけに、わーっと出てきて、プライベートも外して、
  体力も限界に、、、
  そんなときには、
  ”焦るな。沈む時を耐えて、次の次に備えよう。遠回りをしよう。”
  人間、次に巻き返せると思うと絶対上手くいかなくて、
  次の次やろうと思うと上手くいく

K:ちなみに、プランナーの人がいたら
 上手く行っている時に、最悪のシナリオを想定すると、
 大抵の事に対するソナーが備わる。

M:頑張ったけど、結果が出ていない人は狂気。

K:新型うつが出来た時っていつか知っていますか?
 病気の歴史は、病名が出来た歴史。


Q:出版して1週間位ですが、反響は?

M:頑張っている人には、響いている。
K:クライアントがすごい単位で買ってくれている。それが一番うれしい。
 こういう働き方をさせてくれている人たちが応援してくれているという事。
M:それは、本当に感じる。クライアントは、岸さんの事を本当に愛している。


Q:箕輪さんが毎月やりとりをされている著者の方の中で岸さんはどんな感じか?

M:ネットの人でないし、トリックスターでもなく武将みたいな感じ。
K:twitter での感想に、ラオウとかアニメのキャラとかが出てくる。
M:Newspicks Books 12人が揃ったときに最強のアウトレイジ集団にしたかった。
 その中で、最高のピースが一つはまった感じ。
K:一部の人に知られているけど、武闘派なので、多くの人が対談を嫌がる
M:出版界で一番ヤバい人、格闘界で一番ヤバい人、広告界で一番ヤバい人、
 各界のヤバい人と仕事したいと思っている。
 ヤバいので誰も闘おうとしていないのに、未だ誰かと闘おうとしている姿勢とか


Q:本を作る上で、大切にした事は?

M:極端にふるという事。
K:箕輪さんが面白いと思ってくれるもの。
 大根がこう料理されたいというのは可笑しいので、料理人が料理したい素材になった。
 嘘をつかない。よく見られようと思う言葉を選らばない。
 但し、個人的にみると言葉の選び方は、極端だった。
M:岸勇希 熱血劇場、地獄変 的な
K:「首と胴体」は、はずしたくて5回位行った
M:岸勇希を表す言葉で、恐怖心と責任感がある。完全な仕事。
 死んだと思った奴が生きてて反撃してきたら隊長もろともやられてしまう
 タイトルにしたかった位、気に入っている。


Q:タイトルはどうやって決めたのか?

M:タイトルは無色透明な器にした。その感覚をお互いで理解できた。


Q:二人で衝突した事とは?
M:ない
K:僕の事務所の1Fに物理的に紙に出した言葉を並べて考えた。前向きなディスカッション。
M:脳細胞が開いていく感じがした。


Q:この後の広告はどうなっていくと思うか?

M:広告というのは、クライアントの課題解決。
 電通だと、世界中の傘を持ってきて並べて、色や柄や機能を説明するけど
 実際には、濡れない事が大切で、だったら高精度の天気予報を開発するなど。
 定義を変えるということが大事で、編集者というのを唯の本を作る人でなく定義していく事が大切。
K:広告業界がどうなっていくのかは、僕が語ることでもないが
 楽しんで仕事をしている。という事が大事で
 楽しくない状況も楽しめてるじゃん、俺。みたいな人が向いている。
 長い事、しんどかった
 究極、ありがとう と ごめんなさい で解決する。
 あらゆる感情の中で、人を殺す事を出来る感情は 孤独。
 ありがとう と行って貰えるという事は、自分の存在を認められている。ということ。
 僕らの仕事は、比較的ありがとう と行って貰いやすい職業。
 職業によっては、ありがとうと行って貰い辛い職業もある。
M:毎朝、終わらねーと思って絶望的な気持ちになるが、究極終わらなくても大したことない。
 余興としての仕事をしているんで、楽しむべき


Q:チームビルディングで一番大事にしている事は?
K:モチベーションとは、脆くて、弱くて、尊くて というもの。
 モチベーションが必要と考える人たちは、際限なくモチベーションが溢れて来る人。
 モチベーションは付与する設計ではなくて、モチベーションは奪うものを排除する設計。
M:焼き肉いくぞ! 的な
K:何がモチベーションを奪っているか?というのを考える。
 チームビルディングで一番大切にしているのは、フェアネス。アンフェアネスを招かないように。


Q:公平さとは?

K:平等条件を作るわけではなく、ルールを作るという事。
 長期的なチームを構成するには、優劣における劣がついた人物が優が付くような事を考えるが
 短期戦で戦闘力をあげるには、フェアネスの中で尖らせていく
M:幼稚園の徒競争で、フライングする子がいて、珠にそのまま流してしまう事があってそれはアンフェア
 平等は手を繋いで一緒にゴールするようなものですよね?
K:僕が幼稚園の先生だったら、120回でもやり直しさせる。ルールを徹底することが必要。


Q:コミュニケーションデザイン

料理人とお店の食器とウェイターのお姉さんのひと


Q:モチベーションがか弱い子達を修羅に育てる事は出来るか?

K:やったことはないが、可能性はある。
 どこを押すか?
 チームビルドは、チームをビルドするためにやっているわけではなく、タスクを完遂するためにやっている。
 半分くらいの力で修羅を作るのは難しい


Q:中部に行ったことの良さとかあるか?

K:最初から自分の行きたい場所に行ってたら、今よりも活躍していた自信があるが、別のところに行った事は良かった。
 しかし、他人に「だろ?」と言われたら、殺す。
 未来から過去を改ざんする。
 やりたい事をやれるという事よりも、やれない事がやれるというチャンス。
 自分の過去も他人の過去も改ざんすることが出来る。
M:誰よりも編集者らしい編集者だった。
 研修で、昼間のキャバクラに行って、役員の写真を見せてキャバ嬢が選ぶ役員ランキングとか書いた。
 こいつは、きちんとスーツ着る仕事させなくてはと先輩が広告営業にさせた。
 広告営業をやってたときに、くそみたいな雑誌作りやがって、絶対広告なんか取れないよ!と
 そんなバッターボックスに立てない期間があったからこそ、編集になったらやってやる!
 売れてない雑誌の売れてない広告営業をやることで、楽しむ事





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2017年11月5日日曜日

”自分の頭ではなく「相手の頭の中」の言葉で話す” - もう、その話し方では通じません。- 藤原 和博


もう、その話し方では通じません。 - 藤原 和博

佐々木圭一さんの伝え方が9割 にも共通する、話し方、伝え方の本です。
まず初めに、新しい話し方のルールとして、5つ挙げられているのですが、
1番目
”自分の頭ではなく「相手の頭の中」の言葉で話す”
というのが、ものすごく大切です。
ついつい、自分の知っている専門用語や価値観で話してしまいがちですが
相手にフォーカスを当てた言葉選び、ストーリー展開をしないと
完全な独りごとになってしまいますね。


”自分の頭ではなく「相手の頭の中」の言葉で話す”

”相手の「世界観」「価値観」を知る”

自分も元エンジニアなので、とても良くわかるのですが
特に、専門的な職種に多いのは、ついつい自分の頭の中で理解している
世界観、言葉選びで話を進めてしまいがちです。

しかしながら、それでは相手が理解出来ないという事を知るのが
第一歩ですね。そのうえで、相手が分かりやすい言葉に翻訳して発信する。
これを心掛けるだけで、大分分かりやすくなります。

今、会社でも丁度昇格試験レポートを作成している後輩の前に立ちはだかっている
壁なので、是非ここら辺を理解しながら頑張ってほしいです。


”デキる人は「話す」ために聞く”

”相手の頭の中のヒットポイントを探す”
”聞く事は、共通点を探すゲーム!”

僕が企画時代に、よく営業動向していた時に
「では、先ずはこちらから資料の説明を・・」
と営業に促されるまま、やっていた事が多かったのですが
今になって思うと、大分効率の悪いやり方をしていたと思います。

それよりも、先ずは改めて、お声がけ頂いた背景や
困りごと、どんな事を成したいのか などなどを聞く事で
相手のポイントを探り、他のクライアントや自分の過去の実績との
共通点を探ったうえで、プレゼンした方が効率的かつ
相手にも響いたよなと今になればよく分かります。
当時は若かったのもあり、営業に促されるまま話してしまった事もあるのは
今となっては、大分反省点ですね。


”お願い事は、相手のメリットに変換する”

”× 電車が遅れてしまいますのでお止めください
 ◎ 次の電車が直ぐに到着します”

ここら辺は、 伝え方が9割 にたくさん事例もあるのですが、
相手のメリットで考えるというのは、とても大切ですね。
コラボレーションや一緒に何かやりましょう!的な話は多いのですが
そこで、何が生まれるんだろう?この人は何をしてくれるんだろう?
みたいな、疑問が沸く事がありますね。

自分自身も、どんな価値が提供できるだろうか?
その事について、常に心に留めておかなくては。



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2017年11月4日土曜日

「自分事」として考えられるか?! - 仕事の課外授業-737「乱を忘れず」より

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「乱を忘れず」

 景気がよくて、生活も豊かで、こんな姿が
 いつまでもつづけば、まことに結構である。

 しかし、おたがい人生には、
 雨の日もあれば、風の日もある。

 景気にしても好況のときもあれば、
 不況のときもある。

 いつも平和な、
 いつも豊かなときばかりとは限らない。

 それが人生である。世の中である。

 ところが、世の中が落ちついて、
 ある程度景気もよくなり、

 生活も向上して、
 いわゆる安穏な毎日がつづくようになると、

 いつしか、この世の中の実体を忘れ、
 人生のあり方を忘れて、日を送る。

 それですむなら、それでもよかろう。

 しかしいつかは台風が来、
 あるいは不景気の波が立つ。

 そのときになっても、はたしてきのうに
 変わらぬ泰然の心境でいられるか、どうか。

 いついかなる変事にあおうとも、
 つねにそれに対処していけるように、

 かねて平時から備えておく心がまえが
 ほしいもの。

 「治にいて乱を忘れず」である。

 それがわかっていながら、
 しかもおたがいに今ひとつ充分でないのも、

 これも人間の一つの弱点であろうか。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-737「乱を忘れず」

今回のキーは、

 「自分事」として考えられるか?!

と考えました。

たまたま、本日ですが
後輩に依頼した仕事がミスだらけで、
「なんて雑なんだ!」
と内心、プンすかしていた訳です。
しかも、そのまま声掛けもせずに午後半休で
帰ってしまって、さらに輪をかけてムカムカっと。

そんな折に、今回のメルマガを読んでみて感じたことは
もしかしたら、自分自身もそんな事がかつてあったかもしれないな
という事でした。

馴れない仕事だったり、
体調不良だったり、
午後からの半休の事を考えて気もそぞろだったり

もしくは、

良くわからなかったけど、僕が忙しそうで声がかけられなかった

とか。

色々想定してみれば、
確かに自分もそういう時があったかもなぁと。

そう考えると、少し気もちも落ち着いて来たどころか
怒っていた自分自身に、少し恥ずかしい気持ちになりました。

こんな些細な事で、いちいち腹を立てていては未だ未だですね。


■ 家族で考えるとどうだろう?

息子に関しても、友人の事や学校の教師あれやこれで
笑ったり、怒ったりする事もよくあります。

そんな時こそ、
「何かあったときにどうするか?!」
について、話すいい機会なんだなと。
今回を読んで理解しました。

最近、息子が「お父さんの子どもころの話聞かせて」
という事が多いのですが、ある意味ケーススタディ
なのかもしれません。

説教くさくならないように、
色々共有していきたいです。


■ 最近読んだ本のコーナー
何を捨て、何を残すかで人生は決まる。 - 本田直之

本田直之さんの新書の本って読んだこと無かったのですが、
意外と何冊か出ているんですね。少しづつ読んでみようと思います。
この本では、何を捨て何を残すかについて書かれた本です。
良く言われている、劣後順位をしっかりとつけましょうって事ですね。

捨てる事で、残ったものに集中できる。

この考えをしっかり持っておかないと、
今の情報が溢れている世界では、いくら時間があっても
足りないですね。


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