2017年11月26日日曜日

「デザインセッション多摩2017」参加メモ


先週の土曜日 11/18(sat)
「デザインセッション多摩2017」参加してきました。
今年のテーマは、「シビックプライド Civic Pride」
1部 ワークセッション(9時00分から15時00分まで)
2部 トークセッション(15時00分から19時00分まで)
の2部構成の中、早起きして1部から。

当日、初めましてで会ったメンバーが
10グループに分かれて、クリエーターがリーダーとなり、

 Q:デザインで地域をどうする?

のアンサーを見つけるワークを行い、第2部で実際にプレゼンする。
という中々ハードな企画でしたが
一応、落とし所も捕まえることが出来ました。
多摩地域で活躍されている、様々なクリエイターの方と
知り合いになれ、とても良い時間でした。


取り急ぎは、2部のトークセッションの方のメモを。

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civic pride
郷土愛
シビックプライドをテーマに
東京全体 1,300万人 多摩エリア 420万人は、

 *

シビックプライドとデザイン civic pride and urban design
紫牟田伸子氏
美術手帳、デザインの現場 を経て現業
civic pride 関連著書

まちは自己編集的に形成される
⇒ そこにいる人たちによって、編集されて作られるもの

The People are the city. shakespea

シビックプライドとは、
直訳すると civic=市民、pride=誇り
都市に対する市民の誇り、
「ここをよりよい場所にすために自分自身が関わっている」
という意識を伴う当事者いh式に基づく自負心。

シビックプライドひとりひとっりの心の中に育まれるもの。

シビックプライドは、集団行動と個人の自発性の原動力である。
シビックプライドは、地域のビジョンであって、国のマスタープランではない。
シビックプライドを押しつける事は出来ない。シビックプライドは育まれなければならない。
初代:デヴィッド・ミリバンド

シビックプライドを育むデザインは出来ない
シビックプライドが育まれるようなデザインは出来る

日本の背景
・人口減少と地方創生
・アジア間競争

あなた自身がまちなのです。 you are your city

例)武蔵野プレイス
 図書館であり、生涯教育施設として市民とともにつくられ、使用者の役半分が市外。
 シティプロモーションにも寄与していると館長は言い、「市民の誇り」だと市民は言う

例)尾道空き家再生プロジェクト
 空き家を観光、コミュニティ、アート、建築などとつなげるNPO
 旅行代理店にお勤めの豊田氏が、どうしてこの美しい風景を残さないのか?
 何か出来る事が出来ないか?自分で1軒家を購入し、景観を維持する活動を開始
 アートイベント、空き家バンク、古材バンク、ゲストハウス・・・
 古家を維持するためには、自分たちで修繕出来るように大工さんに習おう!

「見える化」 されたまちへの愛着がシビックプライドを育む
見える化された居阿着がまち全体の雰囲気を生き生きさせる。
生き生きと人が生活するまち。

市民はだれでも、自分の住む都市のどこかの部分に長いあいだ親しんでいて、
彼らの抱くイメージは記憶と意味づけにみたされている。
ケヴィン・リンチ 「都市のイメージ」

コミュニケーションポイントを複合的にデザインすることによって、まちへの意識を覚醒させていく

I amsterdam / I LOVE NY

人々が、愛着をもつ都市をでジンする事が
シビックプライドを醸成していく

シビックプライドを持つ人が多ければ、都市はより楽しく、
生き生きとした活動の行われる都市になっていく。

没場所性 / 場所性
エドワード・レルフ

 *

変わってきた多摩
多摩信 長島剛 氏

多摩地域の課題
・ベッドタウンだったから
・危機感がない
 ・人口が多く都心への交通インフラも整っている
 ・東京都の一部という意識で、自立性に乏しい
・東京23区が横にある

私がやってきたこと
・広報たまちいき 65千~70千部
・たまら・び
・自治体向け勉強会
・創業支援TAMA

私がおもうキーワード
・ユルヤカ
・イモヅル
・ユウヅウ
・マッチング

お金・継続・仕組み

 *

プレゼンの講評

長島さん
・カメラマンからイラストレーターの方まで色々な方でどうなるのかと思いきや中々
・多摩の魅力を発見する人を育てる
・回覧板という、要らないし、ださいし、というものに再度スポットを当ててみるなど

紫牟田さん
・コピーライティングとかデザインを変える事で見えるものが違ってくる

横須賀さん
・市を跨って、多摩というプラットフォームに

洪さん
・地域に住んでいるデザイナーが主体的に企画を作っていくという事で楽しみに観ていたが
 プレゼンスライドに笑いや含まれて居たりして、流石だと

紫牟田さんのお話を聞いて長島さん
・会社として、取り組んでいかなくてはならない事だと考えている中で・・・

Q:荻窪在住とのことですが、吉祥寺・三鷹から西には行った事が無い人も多いが多摩エリアのイメージが変わったか?
紫:特に変わってはいないが、長島さんの人口動態のデータをみて面白いなと思った。

紫:多摩エリアにどのようなデザイナーが居て、どんな活動をしているか発信している人が殆どいない
  地元に住んでいるクリエイターの人がクリエイターの活動の一つとして地域発信をしていくなど
  墨田区のスミダクリエイターズクラブは上手くやっている
  バルセロナに行ったときに、「あなたがドキドキすると、バルセロナがドキドキ」するというキャンペーンを長くやっていて
  地元のデザイナーがコンペに参加する機会が与えられている。

萩:エリアに行くと地元デザイナーが地元で活躍していたりするが、東京は余りないのはなぜか?
紫:顔が見え辛いというのが、一つあるのでは?

萩:そういう意味では、山崎さんがatelier tempoとして活動してお店も運営されていてどうですか?
山:常にそこにある。開いている。というのが重要だと思ってやっているが、
  自分たちがマイノリティだという事に気付いた。イベント出店だと、価値観が同じ人たちが集まってくるが
  常時となると色々な人がやってくる。

萩:グラフィックデザイナーとして、運営に関わるという事での苦労など
福:東村山でのまちJAMという同時多発ライブのイベントに関わっているが
  最初は、チラシを創る中でインタビューをしながら、何でやるか?みたいなところを掘り下げて行った方が良いのでは?と
  関わるようになった。地域を回って協賛を募ったりしながら、泥臭い仕事をする事で地域と関わったりしている。

萩:一方古田さんは、広く活動していらっしゃるが
古:映画をそこらじゅうでやっていたら、好いのでは?と色々なところで映画をやる寝袋シネマを開催している。
  開催するには、企業のスポンサードが必要でそこでの顧客体験は唯一無二だと感がている。
  海辺でグーニーズや森の中でゴーストバスターズなど。
  そう考えると、必ずしも調布だけではなくその土地土地の環境を活かした体験が大切と考えている。

萩:プロダクトデザイナーとしての地域との関わりとかは?
萩:作る場所という意味での地域とのかかわり。
  例えば、ある加工技術を持つ静岡県の工場だったり、
  アジアで生産する場合は日本基準での品質でないのでそれでも成り立つような設計をするなど

中:地域というより、より多くの人に知って貰う、買ってもらうという事を考えてやっている。
  過去にも地域コミュニティ的なサービスは多々あるが、大して盛り上がってもいない。
  自分自身、グラフィックデザイナーをやっていたが、より多くの人に知り合って貰う為にwebをやってたりもするが
  手段には拘っていない。やっぱり、リアルなコミュニケーションには勝てない。

萩:さいごに
紫:デザインとは何か?デザインとは始まりをつくるもの。
  デザイナーにとってはフィニッシュかもしれないが、誰かがそれを手にして何かが始まる。
  地域と考えた時に、自分が作ったものが地域で何が始まるかという事に気持ちが盛り上がるか?
  これから、20年どうやって暮らして行こう?と考えた時に、

長:何故、デザイナーが少ないのか?
  弁理士も少ない。なぜなら特許庁が都心にあるから。
  だったら、デザイナーの仕事を作ればよい。

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