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「乱を忘れず」
景気がよくて、生活も豊かで、こんな姿が
いつまでもつづけば、まことに結構である。
しかし、おたがい人生には、
雨の日もあれば、風の日もある。
景気にしても好況のときもあれば、
不況のときもある。
いつも平和な、
いつも豊かなときばかりとは限らない。
それが人生である。世の中である。
ところが、世の中が落ちついて、
ある程度景気もよくなり、
生活も向上して、
いわゆる安穏な毎日がつづくようになると、
いつしか、この世の中の実体を忘れ、
人生のあり方を忘れて、日を送る。
それですむなら、それでもよかろう。
しかしいつかは台風が来、
あるいは不景気の波が立つ。
そのときになっても、はたしてきのうに
変わらぬ泰然の心境でいられるか、どうか。
いついかなる変事にあおうとも、
つねにそれに対処していけるように、
かねて平時から備えておく心がまえが
ほしいもの。
「治にいて乱を忘れず」である。
それがわかっていながら、
しかもおたがいに今ひとつ充分でないのも、
これも人間の一つの弱点であろうか。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-737「乱を忘れず」
今回のキーは、
「自分事」として考えられるか?!
と考えました。
たまたま、本日ですが
後輩に依頼した仕事がミスだらけで、
「なんて雑なんだ!」
と内心、プンすかしていた訳です。
しかも、そのまま声掛けもせずに午後半休で
帰ってしまって、さらに輪をかけてムカムカっと。
そんな折に、今回のメルマガを読んでみて感じたことは
もしかしたら、自分自身もそんな事がかつてあったかもしれないな
という事でした。
馴れない仕事だったり、
体調不良だったり、
午後からの半休の事を考えて気もそぞろだったり
もしくは、
良くわからなかったけど、僕が忙しそうで声がかけられなかった
とか。
色々想定してみれば、
確かに自分もそういう時があったかもなぁと。
そう考えると、少し気もちも落ち着いて来たどころか
怒っていた自分自身に、少し恥ずかしい気持ちになりました。
こんな些細な事で、いちいち腹を立てていては未だ未だですね。
■ 家族で考えるとどうだろう?
息子に関しても、友人の事や学校の教師あれやこれで
笑ったり、怒ったりする事もよくあります。
そんな時こそ、
「何かあったときにどうするか?!」
について、話すいい機会なんだなと。
今回を読んで理解しました。
最近、息子が「お父さんの子どもころの話聞かせて」
という事が多いのですが、ある意味ケーススタディ
なのかもしれません。
説教くさくならないように、
色々共有していきたいです。
■ 最近読んだ本のコーナー
何を捨て、何を残すかで人生は決まる。 - 本田直之
本田直之さんの新書の本って読んだこと無かったのですが、
意外と何冊か出ているんですね。少しづつ読んでみようと思います。
この本では、何を捨て何を残すかについて書かれた本です。
良く言われている、劣後順位をしっかりとつけましょうって事ですね。
捨てる事で、残ったものに集中できる。
この考えをしっかり持っておかないと、
今の情報が溢れている世界では、いくら時間があっても
足りないですね。
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