2017年11月27日月曜日

環境変化に合わせて上手く「変態」できたか? - トップ1%の人だけが実践している思考の法則 - 永田豊志

トップ1%の人だけが実践している思考の法則 - 永田豊志

最強フレームワーク100 等の著書で知られる永田氏による
思考力に関する本です。

ちなみに、最強フレームワークは
「この人、頭の回転早いなぁ」
と思っていた人が足元に置いていた本でした。
その時は、僕自身それ程本もよんでなかったので
なるほど!こういう本を読んで頭に叩き込んでいるんだな!と
その人が足元に置いている本を次々と読破していった思い出があります。

理念を中心に思考と行動をぐるぐる回す5A-cycleや、
顧客価値の考え方、「不」の解消など
そこそこの年齢になったら、押さえておきたい思考について
分かりやすくまとまっています。


5A-CYCLE


認知(Awareness)
:新たな顧客ニーズの認知と市場機会の発見
 顧客の持つ「不」を発見する。「不満、不安、不便」
アプローチ(Approach)
:問題解決のための、従来とは異なるアプローチを検討
 普通のアイデア⇒非常識なマーケティングor非常識なビジネス
実行(Action)
:小さな実験でもよいので仮説を立てて早く実行
 初めから上手くやろうとしない
分析(Analysis)
:仮説と実行結果の差異を分析し、新たな仮説を立てる
適応(Adjustment)
:市場環境に合わせて、自らを修正・適応させる
 勇気のある撤退こそ、資源を返信させられる

この5Aはすごく良くまとまっていて参考になりますね。
現在は、既に色々なもので溢れているが、その中に潜む「不」を
発見し、それを解決するとか。
問題解決にしても、真っ向勝負するというよりは、少しアプローチを
変えることで、オンリーワンを目指していく。
先ずはローンチして、小さな実験を繰り返しながら、プロダクトを磨いて行く。
場合によっては、撤退する事でそれまでそこに注ぎ込んでいたリソースを解放し
別の事に投下していく。など。
決して、ビジネスだけでなく、自分自身のポジションをどう築いていくかに
関してもこのサイクルでやってみる必要がありますね。


変態力


コアとなるスキルを残したまま、
環境変化に合わせて上手く「変態」できたか?

「今の時代、強いものが生き残るのではなく。
 環境変化に対応出来る者が、生き残る。」

と云うような事を、誰かがpodcastで言っていましたが、それに近い話ですね。
地球上最強の生物だった恐竜は、地球の環境変化に馴染めず絶滅してしまいました。
市場環境の移り変わりが早い今、凝り固まった考え方や態度では
文字通り死んでいってしまいます。







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