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「一人の知恵」
おたがいに神さまではないのだから、
一人の知恵には限りがある。
それがどんなに偉い人であっても、
やっぱりその一人の知恵には限りがある。
こんな限りのある知恵で長い人生を歩み、
広い世の中を渡ろうとするのだから、
ともすればあちらで迷い、
こちらでつまずく。
自分一人ですむことなら
それでもまだよいかもしれないが、
この世の中に住む限り、
人びとはみなつながっているから、
自分がつまずけば、
他人も迷惑をする。
他人に迷惑をかけるくらいなら、
一人の知恵で歩まぬほうがいい。
わからないことは聞くことである。
知らないことはたずねることである。
たとえわかっていると思うことでも、
もう一度、人に聞いてみることである。
「見ること博ければ迷わず。
聴くこと聡ければ惑わず」
という古語がある。
相手がどんな人であろうと、
こちらに謙虚な気持ちがあるならば、
思わぬ知恵が与えられる。
つまり一人の知恵が
二人の知恵になるのである。
二人が三人、三人が四人。
多ければ多いほどいい。
衆知を集めるとは、
こんな姿をいうのである。
おたがいに、一人の知恵で歩まぬよう
心がけたいものである。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-721「一人の知恵」 より
今回のキーは、
「その人を通して伝えられる天の声」
と考えました。
本題に、入る前に。
僕自身、人に「聞く」と云う事があまり上手に出来ません。
多分、「そんなこといちいち聞くなよ。」自分自身が思ってしまうため、
逆に、相手にそう思われてしまうのでは?という気持ちが
働いているからだと思います。
そのせいか、道を尋ねるとか、すごい苦手にしてきました。
でも、だんだん年をとるにつれ、
割と聞く事が出来るようになってきました。
なんて云うか、「聞く」というのが
分からない事を、確認する手段だけでなく、
コミュニケーションの一つと捉える事が出来るようになってきた感じです。
まだ、「聞かれる」事に関しては厳しいままですが、
それもあと、十年くらいしたら
コミュニケーションの一つと捉えられるようになってくる事を
楽しみにしています。
で、本題に入ると
僕が、年とるにつれ「聞く」というのが気軽に出来るようになった半面
若い人が、ストレートに思っている事を伝え辛く
なっている可能性はあるな。と考えました。
自分が万能ではないこと
は重々承知していながらも、
「聞く姿勢」が出来ていない事に気付きました。
例えば、若い後輩が話しかけてきたときに、
話を途中で遮ってしまったり、
もう少し考えようよとか云ってしまう事も
ゼロでは無いです。
さらには、偉いおじさんの話も
また、昔の自慢話が始まったなぁとか
ちょっと、ちがうんだよなぁとか
思ってしまう事も。
こうなってくると、
完全に、「謙虚さが欠如」し、相手から「知恵を得る」事が
出来なくなってしまいます。
改めて、おじさんの話も若い人の話も
謙虚に聞いてみる
姿勢を大切にしていきたいです。
■ 家族で考えるとどうだろう
息子に対しては、
「わからないことは聞くことである。
知らないことはたずねることである」
と云う事を伝えたいですね。
知らない事を知らないままにしておかずに、
分からない事は、すぐに聞こうという姿勢。
そんな姿勢が身に付くためにも
僕自身、息子から尋ねられた時に、
応えてあげるように心がけていきましょう。
■ 最近読んだ本のコーナー
逆説のスタートアップ思考 - 馬田 隆明
東京大学で学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事されている
馬田先生の本なのですが、本は元より200ページ弱のslideshareが
すごく分かりやすく為になるので、ぜひそちらも読んでみて貰いたいです。
この本では、スタートアップについて、
1.アイデア、2.戦略、3.プロダクト、4.運 についてそれぞれの章立てで
触れられています。スタートアップでなくとも、新規事業にかかわる人は
ぜひ読んでみてください!
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