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「人事をつくして天命を待つ」
ということばがある。
まことに味わい深いことばである。
私心にとらわれることなく、
人としてなしうるかぎりの力をつくして、
そのうえで、
静かに起こってくる事態を待つ。
それは期待どおりのことであるかもしれないし、
期待にそむくことであるかもしれない。
しかしいずれにしても、
それはわが力を越えたものであり、
人事をつくしたかぎりにおいては、うろたえず、
あわてず、心静かにその事態を迎えねばならない。
そのなかから
また次の新しい道がひらけてくるであろう。
こうした心境の尊さを人みなが知り、
その境地をかみしめつつ、
それぞれの人が、
それぞれのつとめをつくしたならば、
この世の中は、
もっと静かになるかもしれない。
天命とは、これだけのことをつくしたから、
これだけの結果があたえられるという
そんな計算の成り立つものではない。
まして、私心多くなすべき人事もつくさずに、
いたずらに都合よき成果のみを期待するのは、
天命を知らざることはなはだしいと
いわねばなるまい。
めまぐるしい利害の波の日々の中では
あるけれども、
時におたがいに三省してみたいものである。
「人事をつくして」
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-689「人事をつくして」より
みなさまこんにちわ。
天気のいい日曜日の午後、如何お過ごしでしょうか?
僕は、出かけるまでのあと少しの間、感想文を書いています。
今、12月は寄付月間で、#kanpaicharity のハッシュタグをつけて
innstagramで投稿すると、1枚につき10円が熊本のこどもの学習支援に
寄付されるというものを組み合わせた考えです。
先ずは、今月乾杯するときには、是非 #kanpaicharity で宜しく~
では、「人事をつくして」 行きましょう
今回のキーは、
「天命」を受け入れた上で「人事」を尽くす
と考えました。
僕が中学生位の頃の角川映画で「天と地と」というのがありまして、
これは、わが故郷の英雄 武田信玄と上杉謙信のお話です。
劇中、上杉謙信役の榎木孝明が、川中島の合戦出陣の際に
兵士達に発した言葉が、
「運は天にあり!
鎧は胸にあり!
手柄は足にあり!」
というものでした。これが割りと気に入って
当時の教科書の隙間とか、ノートとかに書いていたのですが
正に今回の、天命を受け容れて人事を尽くす感じが
出ているのでは と思い引用しました。
やはり、手柄は足にある訳で
本文でいうところの、
「結果を気にして行った努力」の「結果」と
「ひたすらな努力」の末に与えられた「結果」
の違いですね。
かといって、ただがむしゃらに走り出すのではやはり芸がなく
しっかりと準備(作戦)を整えた上でのひたすらな努力というのが
鎧は胸に手柄は足に
なのだと、受け取っています。
その上で、
静かに起こってくる事態を待つ。
そんな気持ちで、もう一度色々な事に
向き合ってみようと思います。
■ 家族で考えるとどうだろう
本文中で書かれている
「自分なり」の一所懸命
これ、要チェックキーワードですね。
昨日、僕的には結構息子とゆっくり時間を過ごしたつもり
だったのですが、息子にしてみれば
「お父さんに付き合って、図書館にもいってあげたし
ご飯もお父さんの好きなものだった。」
まあ、良し悪しはおいておいて
「自分なり」の感覚は他や世間やはたまた、天からみて
どうなのだ?という冷静な視点は必要ですね。
■ 最近読んだ本のコーナー
LESS IS MORE 本田直之
2年ぶり位に図書館で借りて改めて読んでみました。
ダウンシフトしながらのワクワクした生活をみつけるバイブルです。
最近の自分のテーマに非常に沿っているので
いっそ、購入して手元に置いておこうかと考えてます。
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