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こどもの心は素直である。
だからわからぬことがあればすぐに問う。
”なぜ、なぜ”と。
こどもは一生懸命である。熱心である。
だから与えられた答えを、自分でも懸命に考える。
考えて納得がゆかねば、とこまでも問いかえす。
”なぜ、なぜ”と。
こどもには私心がない。とらわれがない。
いいものはいいし、わるいものはわるい。
だから思わぬものごとの本質をつくことが
しばしばある。
こどもはこうして成長する。
”なぜ”と問うて、それを教えられて、
その答えを素直に自分で考えて、
さらに”なぜ”と問いかえして、
そして日一日と成長してゆくのである。
大人もまた同じである。
日に新たであるためには、
いつも ”なぜ”と問わねばならぬ。
そしてその答えを、自分でも考え、
また他にも教えを求める。
素直で私心なく、熱心で一生懸命ならば、
”なぜ”と問うタネは随所にある。
それを見失って、
きょうはきのうの如く、あすもきょうの如く、
十年一日の如き形式に堕したとき、
その人の進歩はとまる。
社会の進歩もとまる。
繁栄は ”なぜ”と問うところから生まれてくる
のである。
「なぜ」
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-692「なぜ」 より
今回のキーは、
細分化せずに、
ものごとの「本質を洞察する力」
と考えました。
「本質を捉える。」
あらゆる本で書かれている内容にも関わらず、
日々生活していると、ついつい
細かい話になってしまったり、
「そこには触れてはいけない!」
になってしまったりしているような気がします。
今回2つの点について触れてみたいと思います。
1.「問う」ということ
「脳は空白を嫌う」
質問することで、急に脳が動き出す感じですね。
子どもの純粋な問いから発見することは
少なくありません。
自分が今まで無意識でおこなっていたこと
「そういうものだ」で片つけてしまっていたことを
改めて、子どもと考え直してみることで
新たな発見も生まれてきます。
また、他人に対し「問う」時には、
「責めの問い」
にならないように注意するということですね?
「なんで?なんで?」
と、「問う」ことでいつしか、責め立てるような事に
なってしまうというのはありがちです。
責めるのではなく、相手を理解する姿勢を大切にしたいです。
2.ものごとの「本質を洞察する力」
問題に対して、細分化して捉えるというのはひとつの
問題解決の手法ではありますが、
再び、組み合わせて、全体を俯瞰しないと
傷口に絆創膏をはったような状態になってしまう可能性もあります。
なぜ、そのような事が起きてしまったのか?
再度全体を見渡して、
「違和感のあること」
「不自然なこと」
を探してみる事で、
本質を探るということを、一息ついて行う余裕が欲しいです。
■ 家族で考えるとどうだろう
子どもの素直な「問い」に真摯に答える
という事を大事にしていきたいですね。
気を抜くと、
知ったかぶりをしたり、
「そういうもの」なんだよと云ったり、
大人になれば分かるよ
と手を抜いてしまうことも
意外と、素直な「問い」に答える
もしくは、自分自信問うことで、新たな「価値」を
発見できるような気がします。
■ 最近読んだ本のコーナー
13歳からの金融入門 デヴィット・ビアンキ
金融について、浅く幅広く説明されている本です。
正直、難しい章もあるのですが、
13歳であれば、概念まで行かなくても
そんな言葉がある。というだけでもよいかと思います。
大人であれば、自分の金融関連知識の復習や
学習する良いきっかけにしてもいいですね。
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