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雨が降れば傘をさす。
傘がなければ風呂敷でもかぶる。
それもなければぬれるしか仕方ない。
雨の日に傘がないのは、天気のときに油断して、
その用意をしなかったからだ。
雨にぬれて、はじめて傘の必要を知る。
そして次の雨にはぬれないように考える。
雨があがれば、
何をおいても傘の用意をしようと決意する。
これもやはり、
人生の一つの教えである。
わかりきったことながら、
世の中にはそして人生には、
晴れの日もあれば雨の日もある。
好調の時もあれば、不調の時もある。
にもかかわらず、晴れの日が少しつづくと、
つい雨の日を忘れがちになる。
好調の波がつづくと、ついゆきすぎる。
油断する。
これも、人間の一つの姿であろうか。
このことをいましめて昔の人は
「治にいて乱を忘れず」と教えた。
仕事にしても何にしても、
この道理はやはり一つである。
雨が降れば傘をさそう。
傘がなければ、一度はぬれるのもしかたがない。
ただ、雨があがるのを待って、
二度と再び雨にぬれない用意だけは心がけたい。
雨の傘、人生の傘、
いずれにしても傘は大事なものである。
「雨が降れば」
(『道をひらく』松下幸之助)
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みなさんこんにちわ。
先週降った雪がまだちらほら残っているせいか
寒い毎日が続きますが、如何お過ごしでしょうか?
僕は、従弟の結婚祝いで山梨に帰ってきています。
地元駅に降り立って、匂うこの匂いって何だろう?
比喩ではなく、実際になんか山梨のにおいがする気がします。
では、「雨が降れば」行きましょう。
今回のキーは、
「人生の二大失敗要因」は、「焦り」と「慢心」
と考えました。
先ずは 「焦り」から見ていきたいと思います。
日々の生活の中で、
「自分の思うように進めない」
と思うことは頻繁にあります。
もう、そこ、あそこ、ここ、かしこに転がっている感じです。
その度に、劣等感を感じているわけですが
それが危険信号ということになりますね。
幸い、最近は余り失敗していませんが、
危ないことは、あります。
過去にも、お皿を割ったりするときには
焦って、3つも4つも手にもって、作業をしているときに
起きやすいということに気づきました。
一方で慢心です。
本文にもあるように、これは中々分かりません。
僕自身、慢心は無いと思っているくらいなので、
この時点で既に、気づいていない証拠なのかもしれません。
「優越感」は「劣等感の裏返し」
というのが、鍵になる気がしました。
先に述べたように、今でこそ自分の思うように行っていないので
劣等感が強いのですが、一旦上手く回りだした後
慢心してしまう可能性はあります。
上手くいきだした時こそ、
「謙虚」と「感謝」
を忘れずに、と書き出して、気づいたのは
「既に与えられていること」に気づくこと
ですね。うまくいってから気づくのではなく、
既に、自分に与えられているものに感謝をすること。
先ずはそこから、再開してみることにします。
■ 家族で考えるとどうだろう
最後で触れた、
「既に与えられていること」に気づく
が大切ですね。
なんだかんだと、子供やパートナーに対しても
生まれてきてくれたこと。
元気でいること
に感謝することから始めたいと思います。
■ 最近読んだ本のコーナー
教える技術 石田淳
最近、組織行動学とか行動分析学とかに興味があるので
偶然手に取った本もそんな内容でした。
「教える」ということを多面的にアプローチされている良い本なので
使えるネタ満載なのですが、分かりやすいところでいくと
具体的な表現で伝える。ということ。
× 真心こめる、しっかりと、出来るだけ早く
○ 必ず両手で、相手の目を見て、明日の午前中迄に
などなど。オススメです!
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