「見方を変える」
富士山は西からでも東からでも登れる。
西の道が悪ければ東から登ればよい。
東がけわしければ西から登ればよい。
道はいくつもある。
時と場合に応じて、
自在に道を変えればよいのである。
一つの道に執すればムリが出る。
ムリを通そうとするとゆきづまる。
動かない山を動かそうとするからである。
そんなときは、山はそのままに
身軽に自分の身体を動かせば、
またそこに新しい道がひらけてくる。
何ごともゆきづまれば、まず
自分のものの見方を変えることである。
案外、
人は無意識の中にも一つの見方に執して、
他の見方のあることを忘れがちである。
そしてゆきづまったと言う。
ゆきづまらないまでもムリをしている。
貧困はこんなところから生まれる。
われわれはもっと自在でありたい。自在に
ものの見方を変える心の広さを持ちたい。
何ごとも一つに執すれば言行公正を欠く。
深刻な顔をする前に、
ちょっと視野を変えてみるがよい。
それで悪ければ、
また見方を変えればよい。
そのうちに、
本当に正しい道がわかってくる。
模索のほんとうの意味はここにある。
そしてこれができる人には、
ゆきづまりはない。
おたがいにこの気持ちで、
繁栄への道をさぐってみたいものである。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-728「見方を変える」より
今回のキーは、
その「考え方」に問題がある
と考えました。
つい先週に、ちきりんさんのマーケット感覚を身につけよう。
という本を読んだのですが、
その中で、20代のイケメンが結婚相手が見つからずに困っている
話が載っていました。
さっと書くと、
・20代好青年(イケメンと云ってもよい)
・年収低い(200万円代)
・結婚相談所に登録するも200人に断られている。
こんな感じです。
この本の中では、要はこの若さで結婚相手を見つけるのに
結婚相談所という選択が誤っているとの事でした。
(市場の選択が誤っているということ)
今回のテーマに沿って考えると、
結婚したい!⇒結婚相談所へ!
という考え方に問題があるという事ですね。
結婚相談所は、デジタルで相手を検索していくので
彼の年収だとターゲットに入らないし、
そもそも会う前にスペックで落とされるので
彼の良さである、好青年やイケメンが活かされないのです。
なので考え方を変えて、
もう少しカジュアルかつ、彼の良さを活かせるような
・合コン
・街コン
・相席居酒屋
とかで相手を探した方が、良い出会いに巡り逢えそうだ
と云う事が書かれていました。
このように、他人の事になると冷静にそして沈着に
判断出来る事も多いかと思います。
一方で、自分の事となると途端に、
結婚相談所へ走ってしまっている事も少なくないです。
「参ったなぁ」「困ったなぁ」と云う事が起きた時には
この、結婚相談所の話を思い出して、
自分が行く場所、アピールする事を見直してみるように
していくようにしましょう!
■ 家族で考えるとどうだろう
家族で考えた場合、特に子どもに対しては、
親の方が、子どもの市場や特技を決めつけてしまう危険に
注意しなくてはなりません。
「子どもの事は親が一番良く知っている」
という幻想は捨てて、
親はもはや、今の市場感や息子の特技など
きちんと理解していないかも
位のスタンスの方がよいかもしれません。
出来る事と云えば、他にもこういう市場もあるよね?
と助言出来る事くらいでは、ないでしょうか?
■ 最近読んだ本のコーナー
選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 - 佐藤 圭一
大手印刷企業でブランドコンサルティングに長く携わってきた
ブランディングのプロが教える、「選ばれ続ける」会社の作り方についての本です。
ブランドを明確にする中での重要な点を
いくつかのポイントとして、ピックアップして非常に分かり易く且つ
すぐにでも、実現可能な形で述べられています。
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