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「恵まれている」
人間というものはまことに勝手なもので、
他人をうらやみ、そねむことがあっても、
自分がどんなに恵まれた境遇にあるか、
ということには案外、気のつかないこと
が多い。
だからちょっとしたことにも、
すぐに不平が出るし不満を持つのだが、
不平や不満の心から、
よい知恵も才覚もわきそうなはずがない。
そんなことから、
せっかく恵まれた自分の境遇も、
これを自覚しないままに、いつのまにか
自分の手でこわしてしまいがちである。
恵みにたいして感謝をし、
その感謝の心で生き生きと働いたならば、
次々とよい知恵も生まれて、自他ともに
どんなにしあわせな暮らしができることか、
思えば愚かなことである。
だが恵みを知ることは、
そう容易なことではない。
古来の聖賢が、恵みを知れ、
と幾万言を費やしてきても、
実際としてこれを受け取る人は
どれだけあるのだろう。
頭では理解はしていても、
心に直接ひびかないのである。
そこに人間の弱さがある。
おたがいに修行をしよう。
自分は恵まれているということを、
直接、自分の心にひびかすために、
日常の立居振舞に、
今一度の反省を加えてみよう。
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-734「恵まれている」 より
今回のキーは、
「必要なもの」 と 「欲しいもの」を分ける
と考えました。
いきなり、余談ですが
ないものねだり、とくれば次に来るのは、I Want Youなのですが
これなんだっけなぁとググってみたところ、
C-C-Bでした。
やっぱり、子どもの頃の記憶ってすごいですね。
っていうか、この言葉の並びのインパクトがすごいのか??
ないものねだりと言えば、冒頭の写真富士山
山梨県人にとっては、見慣れたものですが、
静岡を除いて、他県の人には羨ましいものかもしれません。
それを他所に、田舎だとか、何にもないとか言い出したらきりがありません。
また、個人で言うとモノよりもスキルの方が
この歳になるとしっくりくる気がします。
会計のスキルが欲しい、もっと上手く話すスキルが欲しい、
プレゼン資料を上手く作りたい、ラップが上手くなりたい・・・
挙げ出したら、きりがありません。
先日、レポートしたイベント
NewsPicksアカデミア『40歳が社長になる日』(大企業編) 行ってきました。
でも岡島悦子さんが
”筋トレし過ぎでスポーツ出来ないような体になっている”
と仰っていましたが、
正に、足りないところにばかり目が行ってしまい
筋トレをするばかりでなく、先ずはフィールドに出よう!と事でした。
今回のテーマで考えると、既に「必要な」筋肉は十分にあるので
欲しい欲しいとか言ってない!
与えられているものを上手に活かしてがんばりんさい!
ってことですね。
上手に活かして頑張る事で、また新たに手に入る何かがある。
こんな感じに考えをシフトチェンジする事で
無い無いから、あるあるへ 気持ちも変えていくことにします!
■ 家族で考えるとどうだろう
息子に関して言えば、正に無い無いワールドの住人ですね。
自分が持っているものは、棚に上げておいて
友達の持っているものにが、気になる様子。
実際、僕自身もそうだったので
気持ちは十二分に分かるのですが。。。
息子にとっては、「欲しいもの」は全て「必要なもの」
なのかもしれませんが、
折に触れて、ひとつひとつ丁寧にひも解いて
見るのも良いかも。
■ なぜ「戦略」で差がつくのか。 – 音部大輔
戦略、戦術。
すごくカッコいい言葉なんだけど、つまり何?って言うのに上手に答えられなかったのですが
この本に一つの答えがありました。
”戦略とは、目的達成のための資源利用の指針”
これ、すごいしっくりきました。目的達成のための資源利用の指針ですよ!
やりたい事をやるのに、じゃあ、もってるものをどう使おうか?ってね。
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