2017年10月18日水曜日

”今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?” - いたいコンサル、すごいコンサル - 長谷部智也


いたいコンサル、すごいコンサル - 長谷部智也

A・T・カーニー、ベイン・アンド・カンパニーと名だたるコンサル会社で
16年働いてきた著者がコンサルの見抜き方を教えます。
社会人経験を十数年してきて、思うのは高額なコンサルタントを使うには
使う側にも相当のリテラシーが必要だし、こちらのそれなりの覚悟と労力が
必要だと云う事です。
むしろ、そんなに高くない実務系コンサルと長きに渉ってお付き合いを
した方が、着実に売り上げにはつながり易い気がします。


”今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?”


これ、結構大事だと思っています。
というのも、百戦錬磨のコンサルとは言えども、日々その業界で
切磋琢磨している人たちの眼から鱗が落ちるような新しいアイデアを
産み出す事は、多分滅多になくて、なんとなく頭に思っている事を
綺麗に、定量データや定性情報を含めて理由づけを行う事で、

”whre to play と How to win”

を提示する事が最終アウトプットになる筈です。

それに対して、ゴールの共有があいまいになっていると、
発注側が、さぞ新しいびっくりするような提案が貰えるだろうと
言う期待に対して、有る程度想定内の結論が出た場合、

「それ、知ってる」もしくは「やろうと思ってた(いつかね)」

という反応をせざるを得ません。

その為にも、早い段階で最終提言の共有をしておいた方が
お互いのためですね。

そのうえで、When , Why Now を詰めて行った方がよさそうです。


こんな感じの質問と解説が10個挙げられています。

”Q1.わが社の属する業界の歴史と構造変化をどう見ていますか?
 ⇒業界構造に精通しているか?
 Q2.今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?
 ⇒実現不可能な事をやろうとしていないか?
 Q3.わが社の中期経営計画で鍵となる施策とその利益効果の根拠は何ですか?
 ⇒どんな数字を「自由自在」につくれるか
 Q4.わが社が競合に勝つためとるべき最も重要なアクションは?
 ⇒能書きではなく、「アクション」至上主義か?
 Q5.わが社の周辺事業への展開についてどうお考えですか?
 ⇒すらすら「定石」が出てくるか?
 Q6.現在のわが社の戦略で誤っている点、見逃している点
 ⇒「直言」出来るか
 Q7.わが社の「意思決定プロセス」の「特徴」をどうみていますか?
 ⇒組織の「空気感」が分かるか
 Q8.今回のプロジェクトは成果報酬でお支払いしてもよろしいですか?
 ⇒「成功報酬」を歓迎するか
 Q9.過去のプロジェクトで最長のもの最大の成果を出したものを教えてください
 ⇒「長いプロジェクト」経験が多いか?
 Q10.今回のプロジェクトにどれだけ時間を使って貰えますか?
 ⇒「パートナー」がしっかりと時間を使うか?”

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