2018年1月20日土曜日

不要な要素を捨てる - ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉 – リンダ・グラットン (著), 池村 千秋 (翻訳)


先日、NewsPicks の2018年、我々はどう働くか?特集でも冒頭
「リンダ・クラットンからの質問状」という事で、Pwcでの講演碌が載っていました。
ロンドンビジネススクール講師、リンダクラットンさんの2012年の本です。



未来を形づくる五つの要因


”1.テクノロジーの進化
 2.グローバル化進展
 3.人口構成の変化と高齢化
 4.社会の変化
 5.エネルギー環境問題”

どれもこれも、納得するものではあるのですが
比較的、実生活では余りピンと来ていなかった 3.グローバル化進展 
最近、危機感を感じるようになってきました。

著者は元より、世界中で個の時代とかフリーランスが増えるとかいう
世の中になりつつある中で、日本では、未だに複業解禁するとかしないとか
いうのが論点となっていて、大分出遅れているのではないかと。

最近聞いた話だと、ヨーロッパでは1社で働いているのは逆に既にダサくなっていて、
今の働き方改革の論点は、複業は当たり前の元、国境を越えて働いた時の税金どうする
とか、そういったところに議論が及んでいるという事を考えると、
全く世界と違う基準で物事が進んでいると感じます。

国内でも、ベンチャーや尖っている系の会社を中心にグローバル化推進していますが
対応が遅れている、レガシーな大企業は益々人の確保が困難になっていくのではないかと
非常に危惧しているところです。


自分の未来予想図を描く

”1.不要な要素を捨てる
 2.重要の要素に肉付けをする
 3.足りない要素を探す
 4.集めた要素を分類し直す
 5.一つの図柄を見出す”

数年前に「断捨離」が流行りましたが、
自分の生活版「断捨離」ですね。

要らないものを捨て、重要なものは厚く。
ミッシングピースを加え、再構築して、一つの絵を完成させる。
こういう考え方を持って日々過ごす事で、ムダはぐっと減って
本当に、必要なものを選択するように意識し続ける事が出来そうです。


仕事の世界で必要な3種の資本


”知的資本(知識と思考力)
 人間関係資本(人的ネットワークの強さ)
 情緒的資本(自分についての理解)”


「人間関係資本」というのを数年前に初めて耳にして、
おぉそんな考え方があるんだ!と感動して、色々な人(特に住んでいるところ周辺)
とのネットワークを意識してきました。

最近、気になるのが「情緒的資本」。
分かっているようで、良く分かっていない自分自身について。
これを改めて、棚卸し、きちんと理解するということを
恥ずかしがらず、バカにせず、やる事が出来る人が、
個を出しても働いていける人なんだなと、最近少しづつ理解できるように
なってきました。








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