コンサルタントの質問力 野口吉昭
丁度、この記事を書く前に古い読書ノートを整理していたら
1回目に読んだ時のメモが出てきました。
メモの内容が微妙に異なっているのが面白かったです。
(最下部参照)
この本では、質問力というのを、仮説力、本質力、シナリオ力の
三つに分けて解説されています。
ニーズをシーズでウォンツに!
”ニーズ:人々の間で、すでに顕在化されている要求
シーズ:自分達の持っている知恵や技術
ウォンツ:人々が気付いていない潜在的欲求”
潜在的欲求の部分を見つけるのが年々難しくなってきています。
年末に読んだ本だったか、記事だったかで良く語られる
ドリルと壁の穴の話について書かれていて
「『人は、ドリルが欲しいんじゃない。壁の穴が必要なんだ』っていう
有名な話があるけれど、必要なものを追いかけると価格勝負になってくる。
単に穴をあけるのであれば、業者だろうが、ドリルだろうが何でも良い。
今の時代は欲しいと思わせる事が大切で、『今穴は必要ないけど、
ドリルがすごくかっこいいから、欲しい』と思わせる事が出来るか?」
というのが、あって成程なと感心しました。
そういう意味では、ウォンツというのが気付いていない潜在的欲求から
衝動的欲求に移りつつあるのかもしれません。
仮説力
”事前リサーチ力と仮説構築力”
仮説を立てどのように検証していくのか?
ラポール形成や傾聴、一緒にルビコン川を渉るという決意など
インタビューの方法などについて多く書かれています。
”仮説を立てながら、仮説を捨てる”
事前に立てた仮説にとらわれることなく、
その場で状況判断をしながら、 仮説検証を繰り返す事ですね。
本質力
”コンサルタントは産婆である
1.事象の見える化
2.論理的に組み立てる
3.重要なことに「絞り込む」”
”質問は短く、本質を凝縮し「ワンメッセージ」で”
インタビューから得た情報を元に、如何に落とし込むか?
これは、必ずしもコンサルに限られた事で無く、
営業や企画職にも当てはまる内容です。
得意先が話している内容から、組み立てて絞ってまとめる。
これが、上手く出来るようになる大分社会人レベルが上がって
来ている気がしますね。
シナリオ力
”抽象的な語りを、具体的な語りに落とす”
本文中では、質問におけるシナリオの話をしていますが、
企画書に落とし込む中でも、
・抽象から具体化へ
・具体から抽象化へ
の展開は重要ですね。
そのうえで、きちんと流れているかのシナリオ作りが
出来るかで、仕上がりは大分変って来ます。
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