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病気になってそれがなおって、
なおって息災を喜ぶうちにまた病気になって、
ともかくも一切病気なしの人生というものは、
なかなか望みえない。
軽重のちがいはあれ、
人はその一生に何回かの病の床に臥すのである。
五回の人もあろう。十回の人もあろう。
あるいは二十回、三十回の人もあるかもしれない。
親の心配に包まれた幼い時の病から、
不安と焦燥に悶々とする明け暮れに至るまで、
人はいくたびか病の峠を越えていく。
だがしかし、人間にとって所詮死は一回。
あとにも先にも一回きり。
とすれば、何回病気をしようとも、
死につながる病というのも一回きり。
あとの何回かは、
これもまた人生の一つの試練と観じられようか。
いつの時の病が死につながるのか、
それは寿命にまかすとして、
こんどの病もまた人生の一つの試練なりと
観ずれば、そこにまたおのずから心もひらけ、
医薬の効果も、さらにこれが生かされて、
回復への道も早まるであろう。
病を味わう心を養いたいのである。
そして病を大事に大切に養いたいのである。
「病を味わう」
(『道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-685「病を味わう」
今夜は妻と息子は、友人宅へ
泊まりに行っています。
僕は、昼間に用事があった為、お留守番。
折角なので、呑まずに
色々と溜まったあれこれに取り組んでおりまする。
よーしあと2時間頑張るぞー。
では、「病を味わう」行きましょう。
今回のキーは、
我が身に起きることには、必ず「意味がある」
と考えました。
僕が、大学院生の頃に一足先に就職した友人と話をしていて
「朝とかしんどい時とか無いの?そんな時はどうするの?」
みたいな、素朴な疑問というか、青い質問を投げかけた時に
その友人から返って来た答えが意外だったのを思い出しました。
「え、午前中休むよ。それでも良くなければ、一日休む。」
僕としては、え?休んじゃうの?仕事なのに大丈夫なの?
とか思ってしまったのですが、続けて彼が云ったのは、
「しんどいって事はさ、何か原因があるんだよ。
そんな時に、無理して出社しても意味ないじゃん。だから先ず休息。」
というような事で、おぉ大人な意見!と半分理解出来ないままも
感心してしまったことを思い出しました。
彼が当時そこまで、意図していたかは不明ですが、
些細な警告をキャッチし、休息をとるという姿勢は
学ぶべきものがありますね。
なんか、この感想文を書くまで、完全に忘れていたエピソードでした。
「意味があるとする」3つの考え方
1.病は「警告」
2.病は「反省のとき」
3.「自分の傾向性を知る」
で、色んなものを見てみると
身の周りにある、あれや、これや、それや、どれや が
色んな意味が見えてきます。
病という人生におけるトラブルを通して、
「自分の人生を考える心」
自分の人生を振り返るタイミングだということですね。
「消し去ればいい邪魔もの」ではなく、
しっかり「向き合い、つき合う」ことによって、
そこからも学ぶ
いやあ、本日もありがとうございました。
■ 家族で考えるとどうだろう
先日、とある妻の発言がきっかけで
それは、もう烈火のごとく怒ってしまったのですが、
冷静になって考えてみると、
何故そんな発言が出てしまったのか?
という事に僕自身も「向き合い、つき合う」ことで
そこからも学ぶ必要があったなと感じました。
とか、書いたりすると、妻からは
「云ってる事と、やってる事が、違ーーーーう!」
と非難を受けたりする事もあるのですが、
まあ、分かってるのと出来るのは別の事もあるということで
大目にみてください。
■ 最近読んだ本のコーナー
社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 駒崎弘樹
説明不要、フローレンス駒崎さんによる、起業読本です。
「働き方革命」は半ば自伝のような内容でしたが、
こちらは、起業のステップをもう少し体系立てて書かれています。
ソーシャルに限らず、何か業を始めたい人にもオススメです。
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