2016年11月23日水曜日

「相手の立ち位置」に移動する - 仕事の課外授業-687「視野を広く」 


==============================================


 世の中は広い。その広い世の中を、
 狭い視野ですすめば行きづまる。

 人生は長い。その長い人生を、
 狭い視野で歩めば息が切れる。

 視野の狭い人は、わが身を処する道を誤るだけで
 なく、人にも迷惑をかける。

 だから、おたがいの繁栄のために、
 おたがいの視野の角度を、グングン広げなければ
 ならない。

 十度の視野は十五度に。
 十五度の人は二十度に。

 もっとも、百八十度までひろげてみても、
 それでようやく、ものごとの半面がわかっただけ
 だから、

 ほんとうは、グルリと三百六十度を
 見わたさなければならない。

 それが、真の融通無碍、
 つまり解脱というものではなかろうか。

 だが、なかなかにこうはいかない。
 百八十度も広がればたいしたもので、

 普通は、せいぜいが十五度か二十度くらいの視野で
 日々を歩んでいるのではなかろうか。

 だから争いが起こる。悩みが起こる。
 そして繁栄がそこなわれる。

 視野を広く。
 どんなにひろげても広すぎることはない。

 おたがいの繁栄と平和と幸福のために、だれもが、
 広い視野を持つように心がけたいものである。


          「視野を広く」
         (『道をひらく』松下幸之助)
  

============================================== 
仕事の課外授業-687「視野を広く」 より


先週末は、ボケない大阪 移住プロジェクト という事で
大阪に行ってきました。約7,8ぶりの大阪ながら
前回は仕事で行って帰ってきただけなので大分違いますが。

今回は、マドレの吉岡マコさんを始め
色々なNPOやNPOを支援している人たちなど、
何らかの社会課題に向き合っている人達に会って、話をして
なんというか、すごく居心地の良い時間でした。

また、行きたいなぁと思い出しながら考えてます。


では、「視野を広く」行きましょう。

今回のキーは

 「相手の立ち位置」に移動する

と考えました。

僕が、10年前位から自分も意識し、
後輩にも伝えているのが、1つ上の立場になったつもりで
仕事をしようというものです。

二つ上、三つ上となるとピンと来ない事があるかもしれないけれど
一つ上ならば、分かる部分も多いかもしれないという事での
示唆だなぁと今でも思っています。

その中で、今回のキーとした

 「相手の立ち位置」に移動する

という事では、数年前にシステムコーチングを受けた際に
それぞれ、相手への要望を云った後に
相手と座っている場所を交換して、
違う角度から相手を見てみるというものがありました。

これが、不思議なもので
たかが、座る位置。されど、座る位置。
これを変えただけなのに、相手の気持ちが少し分かったような
気になりました。

会社でも、上司や部下が居ない時に
こっそり、席に座り自分の席を眺めてみると
相手の気持ちが少し分かるかもしれません。


もう一つ、「視野」といえば、

 虫の目、鳥の目、魚の目

というのもありますね。
3つの目のバランスを持って、物事を見よ。です。

虫のように、現場にじっくり入ってミクロ目線で視るということ
鳥のように、少し引いて、マクロ目線で全体俯瞰してみるということ
魚のように、水の流れ、すなわち時流をみるということ

どれが良いというわけではなく、
バランスを持って視ることが大切です。

人間、何かに興奮したりすると、
ついついこうした視線を忘れがちになりますが、
一旦落ち着いて、冷静な視線を忘れずにいたいです。


■ 家族で考えるとどうだろう

家庭の食卓では大抵、座る場所が決まっていると思いますが、
珠には、席を交換して違う場所に座ってみるのはどうでしょうか?

妻の、息子の、席に座る事で
今まで気付かなかった、相手の気持ちが少し分かるかも知れません。

是非、試してみましょう。


■ 最近読んだ本のコーナー

”すべてが見えてくる飛躍の法則” 石原明

以前にも取り上げましたが、正に今回のテーマにマッチするので再掲

「仕事をする上で、一つ上の目線でやりなさい」
って誰かに云われたんだか、自分で気付いたんだか
忘れたんだけど、一応長年自分も意識しているし
後輩達にも伝えてきた言葉なのですが、
正にそんな内容の本です。

家族に置き換えると、自分視点でばかり語ると
パートナーや子どもの視点が抜け落ちるので、
あえてその視線を持ってみると、今まで見えなかったものが
みえてくると思いますよ~


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

0 件のコメント:

コメントを投稿