2016年5月20日(金) 13:00~17:00
日本財団CANPAN・NPOフォーラム
NPOのためのデザイン×CANPAN Vol.02
~広報を溺愛する人の時間~
へ行ってきました!
facebookのタイムラインでNPOのためのデザイン林田さんのみかけ
NPOの為のデザインをやってらっしゃるなんてすばらしい!と思い
ブログ等を愛読させて頂いておりました。
今回は、大阪より林田さんがいらっしゃるということで
急遽、会社を午後半休とり、溜池山王へGO!
林田さん目当てだったのですが、他のお二方も素晴らしく
休みをとって行った甲斐がありましたので、ソッコーシェア。
Designを活用して一人でも多くの人の笑顔をみれるように
デザインで伝える 講師:林田 全弘さん NPOのためのデザイン
ブログ
http://blog.canpan.info/rindazenko/
NPOためのデザイン
http://design4npo.com/
トップバッターは林田さん。
クイズなども交えつつ、すごいデザイン事例を紹介頂きました。
ご紹介頂いた事例の共通点として感じたのは
体験をデザインしているということ。
「色やフォント、配置だけがデザインじゃない」という
TOYODA ROCKのコンセプトに近いものを感じました。
以下メモ
--
○デザインとアートの違い。デザインは届ける相手がいる
○事例紹介
特定非営利活動法人 cobon
・POINT:大切にしたい思いが反映され、狙い通りに現場で機能している
”ロゴがあるからこそ、自分たちがすべきことが、何かという部分に、
立ち返ることが出来ています。” 代表理事 松浦真さんより
かものはしプロジェクト
・寄付の手順を人物写真付で解説している
・現地の受益者の笑顔写真を掲載している
・申し込み用紙が付属しているので、すぐ行動にできる
子どもの貧困問題・教育格差を解決する | CFC
・当事者ストーリーを通じて成果を説明している。
”活動の内容よりも活動の価値を伝えることを大切にいたしました。”
広報マネージャー 山本雅さんより
ホームレス状態を生み出さない日本へ NPO法人Homedoor
・事業の紹介ではなく、体験価値を伝える。
アカツキ
・代表理事 とそれ以外のスタッフの写真やテキストを同じサイズで掲載
色々な人に支援されている思いを伝えたく、同じサイズにした
”支援者の気持ちへ訴求するには、
「GOOD=事業への共感や納得」だけでなく
LIKE = 団体のメンバーに対する信頼感」 も大事で
その両方を働きかけるように設計しています”
アカツキ代表理事 永田賢介さんより
○まとめ
・どんな色、書体にするかを考える以前に自分たちの価値は何か?
を振り返ることが大事。
・自分達の価値を改めて語り合うことで、文章にして、発信してみる
・事業の紹介ではなく体験価値を伝える。
・モノづくり(狭義のデザイン)+ 計画づくり(広義のデザイン)
2つがあって、デザインが成り立つ
・目的・想い >> 計画 >> モノ
・先ずは、目的と計画を定めること。これが、デザインの出発点。
・Designを活用して一人でも多くの人の笑顔をみれるように
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小4でも分かる内容で伝える
機能で伝える 講師:山田泰久 NPO法人CANPANセンター
ブログ: CANPAN講座
http://blog.canpan.info/c-koza/
CANPAN・NPOフォーラム
http://blog.canpan.info/cpforum/
二人目は、NPO系のセミナーと言えばこの人山田さん。
四年前同じく日本財団で開催された”ひげとソーシャル”なるセミナーに
初めて参加して、NPO運営に強く興味を持つきっかけになりました。
内容は、統計数字などをふんだんに使い、
マーケティング要素を分かりやすく展開
理論的にもしっくりくる内容です。
・現在NPO法人 51,000 団体( コンビニの店舗数と同じ)
公益法人 100、000
市民団体 100、000
⇒情報発信しないと気付かれない
・情報発信とは、
活動や思い を
可視化(情報共有) して
価値化(理念共有) すること
・信頼情報の項目
・基本情報( 何者なのか?)
団体名、住所、連絡先、代表理事、趣旨、理念・・・
・活動・事業情報 ( 何をしていのか?)
目的、事業計画、年間計画、活動内容、イベント案内、活動の成果
・財務情報 (何にいくらお金をつかっているのか?)
収支予算、収支決算、収入源、支出先
・発信〜拡散のイメージ
・団体による発信⇒ 団体関係者による拡散⇒ 団体関係者による発信⇒ 支援者・参加者による拡散
・NPOの情報発信のイメージ
・旗を掲げる!
・人が多く集まっているところに、旗を立てる
・わかりやすい旗を立てる
相手にとってわかりやすい内容で(
小4でも分かる内容で伝える)
・みんなで旗を立てる(今どんな人が関わっているのか)
・発信しなくては、届かない
例)10年位前の赤い羽根募金の行ったアンケート
Q: 何故寄付をしないのか? A:お願いされたことがないから
・発信のしかた、発見のされかた
・今ネットで求められているのは、
「分野×地域」 で一番詳しい団体
例)×赤坂で やってます
○港区赤坂でやってます
きちんと、市区町村も入れて発信することで、検索に当たる
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本当にどなたでも、自由に気軽にか?
アイデアで伝える 講師:吉田 知津子さん 認定NPO法人市民活動情報センター「ハンズオン!埼玉」
3人目の吉田さん。恥ずかしながら、存じ上げておりませんでしたが
サイコーにお話、面白かったです。
僕自身、前々からNPOなどにありがちな、キャッチ
「誰でも、自由に、お気軽に」
に対しても触れていて、溜飲を下げる 思い出ウンウンと頷いておりました。
---
○広告と広報
・広告 Buy me 広報 Love me
・空気を作るということ
例えば、中身は分からない全く同じ箱
スーパーと百貨店だったらどちらの箱が欲しい?
○somosomo × (5+1 Don)
・somosomo どんな社会にしたい?誰を笑顔にしたい?
あと幾らあったら満足、あと何人スタッフが集まれば足りる?
・5+1 Don
1.どんな人から
2.どんな人へ
3.どんな点を
4.どんな時に
5.どんな手段で
6.どんな人と ★ 超重要
周囲の人に聞いてみる
新聞記者に相談してみる
一緒に行動してみる
○助けてコミュニケーション
・「支援」、「サポート」とか ばかり言わない。お互い様の関係を築く
・1.参加者を人間にする(役職、職業、年齢 ・・のバックグラウンドは無視する)
2.真面目に困る、しっかりと聴く
3.こびりつく大前提を剥がす(予算がね・・、行政はこんなもんだ、地元の事はしってるんだ)
・大きな声が出せない人の声を丁寧に拾っていく
・普段の市民の姿でやる(畏まってスーツを着たりしたら、支援側になってしまう)
○伝えるの幻想と真相
・幻想 ○ ← ◎ → ○ 一人が一生懸命伝えて伝わるのではなく
↓
○
・真相 ◎ → ○ → ○ 一人に伝えたものが、段々と伝わって行く
↓
○
・要注意 「どなたでも、ご自由に、お気軽に」⇒ 本当にどなたでも、自由に気軽にか?
例えば、全盲の方を招くに当たり、じゅうたんを足で踏んだ感覚も考慮したりしているか?
・ターゲット設定
欲求層 >> 感心層 >> 無関心層
今回の施策はどの層に向けたアプローチなのか?
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4年前の夏に行われた、「ヒゲとソーシャル」以来久々の
日本財団でのセミナーでしたが、
セミナー後も、登壇者の方他と名刺交換させて頂き、
色々なお話を聞き、とても満足な時間になりました。
当時は、ドキドキして山田さんと名刺交換しにいきながらも
上手く話せなかったのですが、
今回は、改めて少しお話が出来て良かったです。
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20160525 追記
CANPAN ブログに記事がUPされました。
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/590
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