2016年5月14日土曜日

"チャラ男と根回しオヤジのコンビが最強" - ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学 – 入山 章栄


ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学  – 入山 章栄

こんな本、数年前だったら絶対に手に取らないよ。
とか思いつつ、大人になったのか、入山先生が読みやすく書いてるのか
楽しく読めましたが、決して万人にオススメの本では無いです。

帯に記載の通り、ドラッカーとかポーターとかにピンと来たら
是非読んでみてください。


"チャラ男と根回しオヤジのコンビが最強"


氏の本では、しばし緩い関係や弱い結びつきの情報波及性の高さが言及されていますが
正に、これは同意でして、会社での情報伝達において、総務連絡事項というのは、
ピラミッド構造(強い結びつき)の上から流れてくるという前提条件に立っているので、
自分の上司が情報を流し忘れたが最後、自分のところに伝わることはなく、
大抵、締切が過ぎて、警告メールとかで気付くことも暫しある。

一方で、「知ってる?○○辞めたってよ」みたいな話は、弱い結びつきを流れてくるので
以外に、思いがけないルートから情報を貰ったりすることもあるので、
自分の先に居る相手には伝わっていないかもしれないという思いが、
逆に情報を伝播しようという力が働くという事だと思う。


同様に会社にどっぷり浸かった根回しオヤジには、社内の情報位しか入ってこない一方で
異業種交流会や勉強会などに積極的に参加して名刺交換しているチャラ男(とこの本では定義)
には、情報が集まり、クリエイティビティが発揮されると新たなアイデアが生まれやすい。

但し、折角のアイデアも実行されなければ、唯の思いつきと言うことで、
それを社内で実行していく上では、やはり綿密な根回しオヤジが必要というわけで
このコンビが最強と記載されている。

要は、今の日本企業に足りないのは、
「創造性」か「実現力」か
となったときに、それを橋渡しすることが出来てないのでは?という提言である。


市場に合わせた戦略を採るということ


もう一つ、戦略と競争の型(市場環境?)を合わせろというのは勉強になった。
SCP、RBV、リアルオプション 等どれが有用かと言うことよりも、
それぞれの適用範囲が限定的なので、
適用される市場環境、産業構造に適用可能な戦略を採択するということ
なるほど、公道走るんだったら、F1マシンじゃないよな みたいな感じで納得した。








===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

0 件のコメント:

コメントを投稿