2014年9月15日月曜日

仕事の課外授業-574「衆知を集める」 の感想



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   人の知恵というものは、
   所詮は衆知に及ばないのである。
  
                松下幸之助
  
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仕事の課外授業-574「衆知を集める」 より


みなさん、山梨からおはようございます。渡辺です。
3連休は天気が良くて、昼間は真夏日が戻ってきた感じだけど
山梨の朝晩は寒いです。セーター着てます。厭、本当に。
この気温差は気をつけないとまずいね。

さて、それでは「衆知を集める」行ってみましょう。

前回予告の通り、我が故郷山梨の武田家
勝頼が、織田鉄砲隊に敗れた理由の為、
いやがおうでもタイプする指に力が入ってしまいますが、
今回のキーは

「人の知恵というものは、所詮は衆知に及ばない。」

というとこでしょう。

古今東西、物事を考えるに当たり「衆知を集める」に越した事は無いわけで。
ブレストなり、KJ法みたいななのが体系化されて存在するわけですね。
マッキンゼーの課題解決手法の中にも面接という日本語で取り入れられています。
(日本語訳がピンと来ないけど、
 内容はTopインタビューみたいな感じで、話を聴いてみようのスタンス)

その中で大事なのは、

 ・多数決にするわけではないというところ。

ステップとしては、

 1.他人の話を聞く

 2.1を元に内部に新たな知恵を醸成させていく

 3.その知恵が「自然の理法」に合致するかどうかを確認する。

ということで、

 INPUT:他人の意見
 OUTPUT:自然の理法に合致した新たな知恵

になるわけです。

で、注意しなくてはならないのが、STEP1 他人の話を聞く で
本文中でも語られている、「聞く態度」ですね。

「聞く」の目的は「衆知を集めること」で
意見の違いは「レベルの違い」ではなく、
「視点の違い」あるいは「モノサシの違い」であり、
それが、「価値観の違い」になるのです。

価値観の違いを認識する手段としての「聞く」の筈が
自分の価値観に合わない事を排除してしまったり、
自分の方が話してしまったりというのは、往々にしてありえる事ですね。

そういう中では、幸之助さんの

「いい意見やなー」 (承認)
「その話は面白いな」 (興味・関心)
「きみの、その話は大いに参考になるわ」 (感謝)

の態度が聞くには必要なのですね。


プラスアルファ友人曰く、「聞く」ことの副次効果として
「相手と信頼し合える関係性を築きたい(築ける)」

というのは、確かにありえるなと実感しています。

僕自身、今の部署に異動したばかりの頃は、
業務内容とか良く分からず、ピントが外れた発言をしていた為か
普段、あまり上司に話を聞いてもらえてる感は無かったのですが
2年半も経ち、流石にそこそこ使えるようになってくると、
上司の「聞く」態度も変わってきて、そうなると関係性も出来てきてます。

冒頭の武田勝頼の話に戻すと、
勝頼が家臣の話をもっときちんと聞いていたら、
家臣との信頼関係がきちんと築けて、士気も下がらずに
もしかしたら、時代を変えていたかもしれませんね。

というところで、以上です。

それでは、3連休最終日よいお休みを~
僕は、今から東京へ戻ります。急げ!



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