2017年12月31日日曜日

2017年「トヨダロックデザインワークス」 で読まれた記事TOP5



自分の学びやメモをストックするための、私的Blog 「トヨダロックデザインワークス」。

そんななかでも、多くの方にご覧頂きありがとうございます。
たまに、会ったときに 「読んでますよ~」 と言われると最高に幸せです。

普段はせいぜい数十レベルのアクセスですが、たまに数百のアクセスを頂く事がありましたので
2017年最後の投稿として今年アクセスが多かった記事のTOP5を紹介します。


1位 ”今日という日は、今日しか来ん。” - ちゃんと食べとる? – 食べて語ろう会 (著),‎ 中本忠子 (著) 
http://toyodarock.blogspot.jp/2017/12/blog-post_17.html

 「広島のマザー・テレサ」 こと、ばっちゃんの本。
小鳥書房のかよちゃんが気合い入れて作っていたので、気合い入れて書きました。
2018年は本について語るイベントとかしたい!


2位 「デザインセッション多摩2017」参加メモ 
http://toyodarock.blogspot.jp/2017/11/DeST.html

11月に明星大学で行われた、 「デザインセッション多摩2017」。
本当は、もう少し丁寧に記事化したかったのですが、なんか忙しくなったのでメモのままUP。
こんなにアクセス頂けるなら、もっと頑張ればよかった。2018年はここで知り合った人ともっと交流したい。


3位 40歳の掟?ルール?気をつけること?みたいなもの。 
http://toyodarock.blogspot.jp/2017/01/40.html

去年の年末に40歳本を大量に読んで、自分の為にまとめた記事。
今年は、何かの折に触れて自分でも読みなおしていました。
2018年は、ここに書いた内容をもっとアクションに落として行きたい。


4位 岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」 
http://toyodarock.blogspot.jp/2017/11/blog-post_9.html

今思うと、箕輪氏の 「そうなんですよ!この本1か5しかつきません!」が
感慨深いものがありますが、言葉や本に心は動かされました。
2018年は、平等と公平さについてもっと考えてみたい。


5位 イノベーターの為の「論語と算盤」(渋澤健✕朝倉祐介) 参加メモ 
http://toyodarock.blogspot.jp/2017/11/blog-post_23.html

こちらは、newspicksの朝倉さんイベント参加メモ。イベント参加メモ強しです。
矛盾を解決するみたいな話は、先日読んだ柳井さんの経営者になるためのノート にも書かれていました。
2018年は、朝倉さんの 「論語と算盤と私」 を読んでみよう


次点 前向きなメッセージを発する人は好感を得るという件 
http://toyodarock.blogspot.jp/2017/05/blog-post_22.html

残念ながらBEST5入りはしませんでしたが、サラリーマンというものをやっている中で
感じた事を上手く切り取れた結果かなと思いました。
 2018年は、こうした日々の会社生活での一コマを上手く切り取れるようになりたい。


以上です。
それでは、みなさん良いお年を。来年もよろしくお願いいたします。

 
===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

「みんなで」力を合わせ「みんなで」創り上げていく - 仕事の課外授業-745「知恵の幅」より


========================================

「知恵の幅」

 賢い人と愚かな人と、その間には
 たいへんな差があるように思うけれど、

 もっと大きな自然の知恵から見たならば、
  それが人間であるかぎり、

 賢さにも愚かさにも
 おのずから限りがあるわけで、

 どんなに賢い人でも、
 神や仏ほどの知恵もなければ、

 どんなに愚かな人でも、ほんとうは
 犬猫に劣るというほどの人もいない。

 九十九パーセントまで、
 大自然から与えられ、

 大自然の恵みを受けているこの人間の
 身体である。心である。

 自分で自分が思うようになるのは、
 実はホンのわずかである。

 そのわずかな知恵の幅の中に、

 さまざまの人があり、
 さまざまの生き方がある。

 いささかの賢さを誇り、
 些少の愚かさを卑下してみても、

 何ほどのことがあるのであろう。

 それこそ所詮、
 稚気に類するというものではなかろうか。

 わずかな人間の知恵の幅である。

 賢さの中にも愚かさがあり、
 愚かさの中にも賢さがひそんでいる。

 小さな賢愚の中で、
 小さなおたがいの心を乱すまい。

 平々坦々、みずからの与えられた人生を、
 心しずかに歩みたいものである。

      (『道をひらく』松下幸之助)

========================================
仕事の課外授業-745「知恵の幅」より

今回のキーは、

「みんなで」力を合わせ「みんなで」創り上げていく

と考えました。

今日は、少しぐったりしてこれを書いているのです。

というのも、本日とあるディスカッションがあったのですが、
そこで、セールスのマネージャーが、
「こんな活動をしていきたい」
と共有した資料に対し、別の部の部長から、

「何度も、見たことがあるから、新しくもない」
「こんなんじゃ、ふわっとして上手くいく筈ない」

と議論というよりは、ダメ出しの機会になってしまいました。

今回のテーマで云えば
「わずかの知恵の幅」を競っていうような状態ですね。

同じ組織の中なので、同じプロダクトを推進している訳だし、
そんな事など云わずに、
前向きな議論をすれば良いのに、
なんだか疲れてしまいました。

本文中で、ドラッカーの言葉が引用されていますが、

”成果をあげるためには、
 人の強みを生かさなければならない。”

人の弱みを突くのでは無く、
自分の強みを生かし、積極的にこうしてみたらどうだろう?
という、アイデアを提案してくれたらよいのに。

そうして、マネージャーの強みが活かせるように
サポートしてくれたらいいのに。

そんな事を考えて居たら、
今日のテーマが、この内容でした。

 「みんなで」力を合わせ「みんなで」創り上げていく

自分自身は忘れないようにしていきます。


■ 家族で考えるとどうだろう

家族という組織で考えた場合でも、同じことが言えますね

一人一人の強みを殺さずに、
一人一人の弱みを意味ないものにしていく。

そんな意味を込めて、ドラッカーの言葉を
(組織→家族)と変えて書き直してみました。

 成果をあげるためには、
 人の強みを生かさなければならない。

 強みこそが機会である。

 強みを生かすことは、
 家族に特有の機能である。

 家族といえども、人それぞれがもっている
 弱みを克服することはできない。

 しかし家族は、人の弱みを
 意味のないものにすることができる。

中々、心に響く内容でした。


■ 最近読んだ本 30秒レビュー

新しいお金術 松浦弥太郎

松浦弥太郎さんのお金の本です。
お金の本は何冊か読みましたが、共通して書いてあるのは

「お金に好かれるような使い方をする」
「お金を大切にする。(大事に扱う、好きになる)」

という事でした。
お金について学び続ける事、お金を追いかけ過ぎない事。
そんな事に留意していきたいです。



===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月30日土曜日

図解通訳とは - [カラー改訂版]頭がよくなる「図解思考」の技術 - 永田 豊志

 

[カラー改訂版]頭がよくなる「図解思考」の技術 - 永田 豊志 

あの、最強フレームワーク100の永田豊志さんの図解版最強フレームワークです。
具体的な、図解の例が多数紹介されているので、1回は読んでおいた方がいいですね。
参考図書も幾つか紹介されているので、併せて読んでみるのもお薦めです!

対象を6つの軸で分類


”1.事業別などのカテゴリ
 2.売上などの絶対量
 3.売上シェアなどの割合
 4.エリア別などの2変数
 5.機能・デザインなどの2軸
 6.時間軸 ”

もう、エッセンスはここに全て含まれています。
後は、↓の図参照。


その他参考図書
 ・戦略フレームワークの思考法
 ・マッキンゼー流図解の技術
 ・図解主義


 ===============
私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月29日金曜日

映画ランキング2017

昨年末頃?にamazon primeに入会し、映画観放題な訳ですが
息子と映画の趣味がどんどんかけ離れて行くので、
今年は、割と別々の映画を観てました。
お陰で、ワイルドスピードとかゾンビ映画とかたくさん観れて
大満足の年となりました。
来年もこんな感じで映画を観て行きたいです。
先ずは、年明けにもう一度episode7 フォースの覚醒を観てからの
ラストジェダイの予定。家族の体調が崩れない事を祈りつつ。


1位 ローグ・ワン: ア・スター・ウォーズ・ストーリー
1位はやはり、ローグワンです。
以前にもたっぷり書いたので、あっさり行きますが、
やはり、3と4の間の話であるという事は、ここに出てくる人は殆ど
次の時代で活躍出来ないんだなという悲哀と、スターウォーズというのは
改めて、戦争映画なんだよなという事を再認識しました。
次のスピンオフはハン・ソロ。こちらも楽しみです。


2位 127 Hours

こちらも以前書いたとおり、失神する直前までのめりこんでしまった作品です。
ダニーボイルはやっぱいこういうの上手いですよね。
先日、息子が借りてきた植村直己 の物語を読んでたら、彼もクレバスに落ちて
挟まった事があるんですね。幸い彼の場合は岩とか無かったんで脱出してその後も
世界中の探検をする訳ですが。そんな身近な恐怖をじっくり味わいました。


3位 映画『TOKYO TRIBE』

井上三太氏の「TOKYO TRIBE」は全巻持ってる位読み込んだ中で、
園子温監督がどんな映画にするんだろう??と思ってたらとんでもないのが出来ました。
正直、トンデモ映画の部類に入るかと思いますが、
ムサシノSARUが、新宿HANDSが、渋谷WARUがラップしながら活躍する姿を観れたのと
海が原作そっくりだっただけで、もう何も言わなくても良いです。

4位 10 Cloverfield Lane

クローバーフィールド/HAKAISHA (これも4位にしたい位好きだった)からの
流れで、観たところ途中までどんな話なんだ?って相当ドキドキしながらの
ミステリー作品だったのですが、後半はしっかり、クローバーフィールド/HAKAISHA
に繋がる作りで、思わず膝を打ちました。
会社で、ゾンビ映画とかエイリアン映画が好きだというと相当変人か子ども
だと思われるのですが、そんな人にことそ是非観てもらいたい。


5位 Monsters
クローバーフィールド観て、興奮して色んな人に「すげぇすげぇ」って云いまくってたら
amazonがお薦めしてくれたのがこの作品でした。
正直観る前は、なんか低予算のしょうもない映画っぽいなとおもっていましたが
実際に観て見ると、中々のドキュメンタリーチックな刺激的な作品に仕上がってました。
で、監督を観て見ると??ギャレスエドワード!ローグワンの?!という訳で
今年、この映画を観る意味はあったなと。
この後に、ゴジラ撮るのね今度観て見よう。


6位 Wild Speed 関連

ワイルドスピードなんて、深夜にやってる映画枠だと思ってましたが、
その後、めきめきと有名になってここ最近のICE BREAKやSkyMIssionなんかは
日本での広告も多めで割と盛り上がってますね。

今年は、prime で無料で観れるという事で改めて観て見ましたが
派手なカーアクションは、「頭文字D」とか「F」とか好きな日本人に
ヒットするんだと再認識しました。
あと、ミシェル・ロドリゲスとか出てるのでRR好きにも。
 ・ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT
 ・ワイルド・スピード MAX

おまけで、トリプルX:再起動

これ、ワイルドスピードのドミニク他、イップマンのドニーイェンが出演
している割には、殆ど話題になってなかったような。
他の脇役も中々豪華なメンバーで要チェックです。


7位 Scouts Guide to the Zombie Apocalypse

prime万歳!ゾンビ映画が色々観れる~♪ということで
色々観ましたよ。中でも良かったのは、邦題:ゾンビーワールドへようこそ
ボーイスカウト達が、ゾンビ達と戦うのは中々DIY溢れててナイスでした。
途中、ゾンビとの写真を撮ってSNSにアップするなど、微妙に緊張感がない感じも
ある意味今の時代感を上手くだしていたかも。

その他関連
・Day of the Dead
⇒ Day of the Deadのリメイクとの事だけど、どこが??って感じ。
  サラ伍長は可愛い。ドラムラインのあいつも出てます。
・ヘンゼル & グレーテル
⇒ 正確には魔女なんだけど、ゾンビみたいな感じです。
 ジェレミーレナーvsゾンビの構図は28週後以来。 
・The Walking Deceased
⇒ ゾンビ映画を下敷きにした、コメディ映画。ゾンビ映画をあんま良く知らないと
  いまいち笑えない。という微妙なポジション。


以下は、大体こんな感じ。

Sing
Dzhungli (2012)
ミラクル・ニール!
The Mask
The Runaways Movie
An Invisible Sign of My Own
パラノーマン
Yes Man
Willy Wonka & the Chocolate Factory
The Founder
モンスターホテル
Happy Feet
ペット
Sex and Lies in Sin City
Đôrêmon: Nôbita và truyền thuyết người cá khổng lồ
映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
Don Jon
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
Capture The Flag
The Green Slime
ヤギと男と男と壁と
東京無国籍少女

12月
ミラクル・ニール!

11月
Sing

10月
The Mask
Dzhungli (2012)
Day of the Dead

9月
トリプルX:再起動
Monsters
10 Cloverfield Lane
クローバーフィールド/HAKAISHA
An Invisible Sign of My Own
The Runaways Movie

8月
ヤギと男と男と壁と
The Walking Deceased
ワイルド・スピード MAX
Scouts Guide to the Zombie Apocalypse
パラノーマン

7月
Yes Man
Wild Speed
ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT
Willy Wonka & the Chocolate Factory
東京無国籍少女
ヘンゼル & グレーテル
The Founder
映画『TOKYO TRIBE』

5月
モンスターホテル
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
Happy Feet

4月
ペット
Sex and Lies in Sin City
Đôrêmon: Nôbita và truyền thuyết người cá khổng lồ
映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

2月
The Green Slime
Don Jon
127 Hours

1月
ハリー・ポッターと秘密の部屋
Capture The Flag
ローグ・ワン: ア・スター・ウォーズ・ストーリー

37本

===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月28日木曜日

「本当に大事なモノ」を少しだけもつ幸せ - 軽くなる生き方 - 松浦弥太郎

軽くなる生き方 - 松浦弥太郎

amazonのレビューを見ると、大分酷評がならんでますが
酷評を書く人のモチベーションってある意味すごいですね。
僕だったら、もし面白くなかったら途中で読むのを辞めて
読んだことすら忘れてしまうのですが、きちんと文章にして誰かに伝えよう
という熱意がすごいです。

僕自身は、定期的に弥太郎さん本を読んで足元を確認するというか
背筋を伸ばすというか、そういうタイプなので毎回楽しんで読んでます。


「本当に大事なモノ」を少しだけもつ幸せ


”「物語」があるモノだけに囲まれて暮らしたい”

これは、10年前はあんまり良く分からなかったのですが
最近は少しづつわかるようになってきました。
でも、大抵のものは「物語」あるんですよ。

さっと、身の回りを見渡してみても。
・万年筆というものに憧れて、初めて手にした雑誌の付録の万年筆「檸檬」
・妻に誕生日に貰った、髑髏のブレスレット
・入社当時、会社のデスクの上においていた妖怪人間ベロ(変身前と後)
・ある日、家に帰ると机に置いてあった息子が作った百万円札
などなど

でも、改めて見回すと、これなんだっけ?というものもたくさんありました。
年末の大掃除ではそういうものから処分していけば良いんだなと
このタイミングで気づけたのは、とてもラッキーです。


「自分の根っこ」を見つめ直す


”「コンプレックス」こそ人生の原動力になる” 


これは、 諸手をあげて賛成したいです。
僕自身、こうして本を読んだり、ブログを書いたり、しているのも
「コンプレックス」が起点といっても過言ではないです。

高校生位の頃は、多少こじらせていて、

「こいつは、カッコイイかも知れないけどゴダールとか知らない」
(ゴダール:ジャンリュックゴダール。フランス映画監督)

「こいつは、勉強できるけどきっとPEの1stとか聴いたことない」
(PE:パブリック・エナミーアメリカのHipHopグループ)

とか考えながら、黙々と知識を蓄積してきました。
お陰で、普通の人に比べれば割と音楽とか映画とか詳しい人なのですが
「割と」から「すごい」へ、もう一歩抜けきれなかったのが自分の
甘さでした。

でも、そんな時期を経て今の自分があって良かったと
心底思ってます。
今でも、多方面に「コンプレックス」はありますが
それをバネに引き続き頑張っていこうかと。


これからの人生は身軽がいい


”目に見えない「人生の資産運用」を考える”

本の中でも、40歳を境に「貯金」から「運用」へという事が書かれています。
これまでに、自分が生きてきた事で積み上げた「資産」を見直し
これから、どのように活用していくか?
これも、年末年始の宿題にする事にします。




===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月24日日曜日

自分でつくった習慣によって 自分がつくられていく - 仕事の課外授業-744「勤勉の徳」より

========================================

「勤勉の徳」

 天災地変をまつまでもなく、
 粒々辛苦の巨万の富も、

 事あらば一朝にして失われてしまうことが
 しばしばある。

 形あるものはいつかは滅びるにしても、
 まことにはかない姿であるといえよう。

 だがしかし、身についた技とか習性とかは
 これは生あるかぎり失われはしない。

 たよりになるのは、やはり
 自分の身についた技、身についた習性。

 だから、何か一つでもいいから、よき技、
 よき習性を身につけたいものであるが、

 なかでもいわゆる勤勉の習性は、
 何にもまして尊いものに思われる。

 勤勉は喜びを生み、信用を生み、
 そして富を生む。

 人間のいわば一つの大事な徳である。

 徳であるかぎり、
 これを積むには不断の努力がいる。

 相撲に強くなるためには、不断に真剣な
 けいこを積まねばならにように、

 勤勉の習性を身につけるためには、まず
 日々を勤勉につとめる努力がいるのである。

 その努力が重なって勤勉の習性が身につき
 その習性からはじめて徳が生まれてくる。

 おたがいに勤勉の徳を積みたいものである。

      (『道をひらく』松下幸之助)

========================================

仕事の課外授業-744「勤勉の徳」

丁度、渋沢栄一「論語と算盤」を読んでいたのですが、その中で

”もともと習慣とは、人の普段からの振る舞いが積み重なって、身に染みついたものだ。
 このため、自分の心の働きに対しても、習慣は影響を及ぼしていく。
 悪い習慣を多く持つと悪人となり、よい習慣を多く身につけると善人になるというように、
 最終的にはその人の人格にも関係してくる。”

とありました。
それを受けまして、今回のキーは、

 ”自分でつくった習慣によって 自分がつくられていく”

と考えました。

僕自身、辞めてよかった悪い習慣と言えば「喫煙」ですね。

11年前息子が生まれる前のタイミングで辞める事が出来ました。
大体1月にワンカートン位吸っていたので、
今の値段で金額に直すと、

 ¥420×10箱×12カ月×11年 = 554,400円

中々の金額です。
更に、一本を吸うのに喫煙所に行ってとか考えると

 10分×10本×10箱×12カ月×11年 = 2,200時間≒90日

こちらも、中々の時間ですね。

勿論、喫煙者の方からしたら、リラックス効果があるとか
吸いながらも、クリエイティブな事を考えているとか
反論もあるかと思いますが、少なくても僕にとっては、
それと引き換えに手に入れた、55万円と90日の方が
今となっては貴重であり、本当に辞めてよかったと思っています。

先に挙げた、「論語と算盤」によれば、

”習慣はただ一人の身体に染みついているものではない。他人にも感染する。”

とありました。喫煙習慣と言うのはこの例に漏れないものです。
僕も辞めた際に一番しんどかったのは、今まで親しくしていた周囲の喫煙者からの誘惑や
その習慣に引っ張られる事でした。

一方で、余りありがたみを感じていなかったのですが
気づくと、意外に周りに居ないのが、「読書」です。

僕は、昔から活字中毒というか本が無いと心配性なので
スマホ時代の今でも、やっぱり鞄の中に本が1冊入っていないとなんか不安だし
どこかに出かけて、待ち時間が発生した場合、本を持ってきてないと
すごく、残念な気持ちになる位、普通に日々読書してます。

一方で、習慣が無い人は習慣を作るのが難しいようで
僕のチームに来た後輩には、必ず本を読む事を進めますが
最初の2,3カ月は、読んだりするのですが
その後は、なんだかんだ、言い訳を作って読まないんですよね。
結果、そのまま元通りに読まなくなってしまうという。

習慣を作ることのむずかしさを感じる出来事です。

では、自分自身次にどんな習慣を作って行ったら良いだろう?と
考えた時に、一つ頭に浮かんだのは、
何か一つ一つ成果を出していくという事でした。
ここ数年、色々とアクティブに行動してきてはいたのですが
結果として残せてる事が少ないなという事に気付きました。
資格だったり、プロダクトだったり、イベントだったり
来年に向けては、自分が取り組んできたものを
ひとつの形にするということに意識して取り組んでみる事にします。


■ 家族で考えるとどうだろう?

さらに「論語と算盤」によると、

”習慣と言うのは、とくに少年時代が大切であろうと思う。
 記憶というものを考えてみても、少年時代の若い頭脳に記憶したことは、
 老後になってもかなり頭の中に残っている”

とあります。

そこら辺も踏まえても、
息子にも、読書習慣は身につけて欲しいなと思いますが
中々、家では本を読みませんね。
本人いわく、学校で読んでるからいいよとのこと

家では漫画ばかり読んでますが、
まあ、漫画で学ぶ事も色々あるので、まあよしとしましょうか。

ってこんな内容を以前にも書いたような気がしてきました。

■ 最近読んだ本 30秒レビュー
「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン  – 松浦 弥太郎

「自分らしさ」代表的な松浦弥太郎さんがお贈りする。
「自分らしさ」はいらない。という本です。

この本の冒頭では、
「何かを始めたいなら『自分らしさ』など捨てたほうがいい」
と書かれています。
何か新しい事を始めるに当たっては、今までの自分をリセットして
新たな気持ちで取り組む事が大切だという事ですね。



===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月20日水曜日

「自分の失敗のパターン」を認識すること - 仕事の課外授業-743「自分の非」より

========================================


「自分の非」

 人間は神さまではないのだから、
 一点非のうちどころのない振舞など

 とうてい望めないことで、
 ときにあやまち、ときに失敗する。

 それはそれでいいのだが、
 大切なことは、いついかなるときでも、

 その自分の非を素直に自覚し、
 これにいつでも殉ずるだけの、

 強い覚悟を持っているということである。

 昔の武士がいさぎよかったというのも、
 自分の非をいたずらに抗弁することなく、

 非を非として認め、素直にわが身の
 出処進退をはかったからで、

 ここに、修業のできた一人前の人間として
 の立派さが、うかがえるのである。

 むつかしいといえばむつかしいことかも
 しれないが、

 それにしても、
 近ごろの人間はあまりにも脆すぎる。

 修練が足りないというのか、
 躾ができていないというのか、

 素直に自分の非を認めないどころか、
 逆に何かと抗弁をしたがる。

 そして出処進退を誤り、
 身のおきどころを失う。

 とどのつまりが自暴自棄になって、
 自分も傷つき他人も傷つけることになる。

 これでは繁栄も平和も幸福も
 望めるはずがない。

 自分の非を素直に認め、
 いつでもこれに殉ずる――

 この心がまえを、つねひごろからおたがい
 に充分養っておきたいものである。

 

      (『道をひらく』松下幸之助)
   

======================================== 
仕事の課外授業-743「自分の非」より

この課外授業の感想文活動を始め、数年経つのですが
年に何回か、正に自分の体験にぴったりとフィットするような
出来事が起こります。

そんな時、ああこういう戒めの為に自分はやっているんだなと
再認識し、また再び感想を書く気持ちがシャキっとし
新たな気持ちで取り組むようにしています。

というわけで、今回のキーは

 「自分の失敗のパターン」を認識すること

になりました。

というのも、感想文をどこに書いたのか
分からなくなってしまった。(もしくは、きちんと保存せずに削除してしまった)
という訳です。

これ、何回かやるんですよ。恥ずかしながら。

本番は、このブログに貼りつけて成型してフィニッシュするのですが
その前段階として、文章を書いて保存して
少し時間をおいてから、中身をかくにんしながらブログ用に成型していく。
という流れをとっているのですが、
その前の、下書きの段階を
evernoteに直接書いたり、
テキストエディタもpeggyPad使ったり、ノートパッド使ったり、
また、メールの下書きを使ったり。
その時その時の環境に合わせて、適当なツールを使っているので
それはそれで仕方ないのですが、「きちんと保存する。」という事を
たまに忘れてしまう訳です。

大きな失敗に繋がらない内に再認識出来て良かった。

あらためて、同じ失敗を繰り返さないように
再度、自分の甘さを反省するようにします。

(消えてしまった原稿は、挽回の話をかいていたような気がします。)


■家族で考えるとどうだろう?

まあ、息子に関してみれば
たくさん失敗してみれば良いと思ってます。

たくさん、試行錯誤して
同じ失敗も繰り返して、そうして
自分の失敗のパターンを認識すること。

認識しても、僕のようにまた同じ失敗をしてしまう事も
あるかと思いますが、その度にまた
自分の弱点を知る。

そんな事の繰り返しですね。


■ 最近読んだ本 30秒レビュー
新しいお金術 - 松浦弥太郎

「松浦さんは、お金についてどのように考えているのだろう?」
そんな、疑問を持って読んでみました。
意外と(意外で無いかもしれませんが)割と他の方(例えば本田健さん)
と同じようなスタンスでした。
それが、真実ということなのかもしれないですね。

一つ、みなさん言っている事ですが、
” お金は「お金さん」と呼ぼう" というのがありました。

モノのように扱ったり、小さく扱ってみたり、そういうのは
やはり、良くないです。友達のように対等に。


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月17日日曜日

”今日という日は、今日しか来ん。” - ちゃんと食べとる? – 食べて語ろう会 (著),‎ 中本忠子 (著)

ちゃんと食べとる?  – 食べて語ろう会 (著),‎ 中本忠子 (著)

我が家ではTVが映らない事もあって、
正直言うと、友人が作った本という位しか前情報無く読み始めました。

上の写真だと、分からないですが
ハードカバーに中本さんの写真の帯が付いているという
装丁になっていて、そこからも丁寧な作りが感じられます。

本文では、中本さんの言葉、それに関する文章、
そして、とてもシンプルでどこか懐かしいメニューのレシピという
構成になっています。


”ご飯食べれば、悪いことやめられる?”


流石に、僕は普通に会社勤めをしていて、それなりの生活をしているので
お腹がすいたからと言って、悪い事をしたりすることはありません。
しかしながら結婚当初、妻と言い争いになる時は、
決まってお腹がすいている時だったという事を思い出しました。

やはり、人間お腹がすくと殺伐としたり、冷静な判断を下す事が
出来なくなってしまうようです。
その事に気づいてからは、お腹がすいている時は、極力料理に集中して
お腹を満たしてから、話をするようになりました。

本の帯にもある通り。この本では中本さんが

”居場所のない少年たちに、ごはんを作り続けてきた、
 ばっちゃんが綴る料理詩集。”

という事に、なっていますが
そこに綴られている言葉やメッセージは、
人生100年時代を生きぬく全ての人へのメッセージだと感じました。

と云う訳で、著者や編集者の想いとは異なるかもしれませんが、
自分なりにこの本を受け取って見る事にしました。


”今日という日は、今日しか来ん。”


今日の積み重ねが、未来であり、今日なくては明日は来ないのです。
すごく瑣末な話ですが、僕が小学生の頃に
外国人の方がホームステイで僕の実家にやってきたのです。
それ自体は、まあ、小学生の自分にとってはどうでも良い出来事なのですが、
よりによって、楽しみにしていた遠足の前の日に。

僕にはやけに厳しい両親は、遠足のおやつを買いに行く事よりも
その外国人のウェルカムパーティーに家族で参加する事を
優先されてしまいました。

当時は、コンビニもありませんでしたし、スーパーも9時には閉店していました。
僕としては、スーパーが閉まってしまうのではないかと気が気では無い訳です。

「いつ、終わるの?」
「先に僕だけ、駅に送って行ってくれない?」

何度となく、両親に尋ねていた僕に父親が激怒し、
パーティー会場から外に連れ出され、烈火の如く叱られたのを覚えています。

その後、何とか間に合って、スーパーには連れて行って貰えたものの
閉店ギリギリで、「早く選びなさい!」と急かされながら、おやつを買うなんて
なんの楽しみもありませんでした。

遠足のおやつっていうのは、友達とあれこれ

「俺これ買うから、お前これ買えよ。明日交換しようぜ。」
「やべ、ちょっとオーバーしちゃった。まじいかな?」

とか言いながら、買うもので
閉店間際のスーパーに飛び込んで急いで買うものでは無いです。

こんな瑣末な事例ではありますが、42歳になった今でも
たまに思いだされる。
今日と云う日は、今日しか来ないという話です。


”食べることと居場所。
 自分におうた居場所が必要なんかな。”


先日、岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」 で岸さんも言ってましたが

”あらゆる感情の中で、人を殺す事を出来る感情は 孤独。”

居場所が無いというのは、兎にも角にも辛いものです。
これは、必ずしも物理的な話に限らず、
例えば会社においても、異動したて、転職したてで
上手く自分のバリューを発揮出来ずに、
居場所を確立出来ないというのは、非常にしんどいですね。

僕自身もそういう経験をしてきたからこそ、言えるのは
そんなときこそ、「挨拶」、「雑談」、「感謝」 この3つが非常に嬉しいです。

「おはよう!どう慣れた?そういえば、この間のアレありがとうね」

この言葉にどれだけ救われた事か。

こんな言葉がかけてもらえないような場所には逆に長く居るべきでは
無いんだと思います。


”自分がね、人から言われて嫌なことは
 相手にも言っちゃいけんと思う”



”キリスト教の方では、「自分がして欲しいことを、人にもしなさい」
と教えているが、孔子は
「自分がして欲しくないことは、他人にもしない」”

とありました。これによると、中本さん は孔子に近いという事ですね。
実際、キリストの「自分がして欲しいことを、人にもしなさい」というのは
性別や性格により、難しいところもあります。

再び、私ごとですが、妻は何かと「大丈夫?」と聞かれたいようですが、
僕の場合、「大丈夫?」と聞かれるのが、すごく厭なのです。
なんとなく、不安を与えているような気がして。
なので、言われたくない。

でも、自分が厭な事は基本言わなかったら良いと思うんです。
そのうえで、言って欲しい事であれば、そこの細かいチューニングは
お互いの意識を合わせる事でなんとかなるかなと。
なんか、気難しいおじさんのようですが、
ここはとても大事な事だと結婚して気付く事が出来ました。


”感動は、日々の積み重ねがあってこそ。”


出来ない事が、苦労の末出来るようになる。これが感動を生む訳です。
なんかやってみたら、出来ちゃったでは、当然感動も生まれません。

今、息子と一緒にNintendo Switchでスーパーマリオオデッセイをやってるのですが、
なんなく、1回でクリア出来た所は、やはり感動は無いです。

苦労して、試行錯誤して、失敗しまくって、やっと出来た!
と云う時にこそ、大きい声が出たり、ハイタッチしたりするものです。

それが、「絶対ムリ!どんなムリゲーだよ!!」っていうのが高い程
実際に出来た時の感動が大きくなります。

息子とゲームをしながら、単純に楽しんでいるだけでなく

「いつかこの経験を実体験で上手くいかなかった時、思いだしてくれればいいな」

とか、思うようになったのは、親になったという事のなのでしょうか。



”ここまで成長すればね、大丈夫よ。”
”みんな、すごいかわいいじゃんね。”
”どこかで、負の連鎖を止めてやりたい。”


事業戦略として、自部門のプロダクトを見ている(管理している)と

最初は、すごく小さくて、上手くいくかどうかも分らんかったけど
なんとなく、可能性を感じて、時間をかけて、労力をかけて
ある程度の規模が出てくると、

「ここまでくれば、あとは任せてしまっても大丈夫だろう。」

と 、いう段階に来る時もあります。
一方で、中々ブレイクスルー出来ずにコストばかり嵩んでいってしまうことも。
そんな時は、

「どこかで、この負の連鎖を止めたい。止めなくては。」

と思って、時間や労力を割いていく訳です。

結果、上手くいかない事も多々ありますが
やっぱり、どれもこれも、それなりに愛着もあるし、可愛いものです。

そういう意味では、中本さんにしてみると、子ども達はみんな
自分の子どものようなものなのかもしれません。


”生まれた家庭を変えることはできない
 でも、生き方は変える事が出来るじゃん”


ビルゲイツは

「貧しく生まれるのは君のせいじゃないが、
 貧しく死ぬようなら君のせいだ。」

 と云いました。

最近よく考える、「平等と公平」ということ。

生まれた環境は、決して「公平」ではありません。
むしろ、非常に「不公平」なもので、同じ人間だとしても
1歳まで生きられない事や、まともに勉強する事が出来ない環境も。

そんな中で、全ての人に「平等」に与えられた時間。
この時間をどう使うか?というのが、
中本さんの言うところの「生き方」
ビルゲイツの言うところの、「死ぬ」
ということかと。

また、ビルゲイツの言っている「貧しく」というのは
決して、金銭的な面だけでの話ではなく、
共感や好意、人脈、何をしてきたかといったものも指している
のではないかと思います。


”出会いによったら人生すごく変わってくるんじゃけん
 そういうふうなのを大事にして”


働く君に伝えたい「お金」の教養 – 出口 治明 の中で
「人・本・旅」は、「人生を豊かにしてくれる3本柱」と述べられています。

僕自身、社会人になってから殆ど旅に行く機会は少なくなりましたが、
かれこれ20年以上前、学生の頃にバックパックで
タイ~シンガポール~香港を回ったのは、とても良い経験でした。

中でも、タイに行った際にサムイ島のビーチで独りで海を観ていたら
一人の白人おじさんが話しかけて来た事は、今でも良く覚えています。

見るからに、優しそうなお父さんで
リゾート地のビーチにふさわしく、のんびりとした雰囲気を醸し出しながら
ゆっくりと彼は、話し始めました。

「やあ!元気かい?とてもいい天気だね。
 この島には一人で来たのかい?友人とか?それは、素晴らしい。

 僕は、友達家族と一緒に来たんだ。
 あそこに遊んでいる子どもたちが見えるだろう。
 男の子が僕の息子で、小さい女の子が友達の娘だ。

 妻は来ていない。国でお留守番だ。
 きっと、あちらはあちらで楽しくやっているよ。
 
 ちょっと、複雑な話なんだが僕らはゲイなんだ。意味分かるか?

 まあ、分からなくてもいいや。
 お互いそれぞれ、妻がいて家族がいる。でも、僕らは愛し合っている。
 一時のバカンスって訳だ。
 
 勝手に喋ってしまって悪かったな。そろそろ行くよ。良いお休みを!」

何故、彼がタイのビーチで偶然出会った日本人の若者にこんな話をしたのか
偶然出会った日本人だからこそ、ぽろっと話をしてしまったのかも知れない。
そもそも、英語を良く分からないだろうと思って話したら、
意外にも僕が理解できてしまったのかもしれない。

それでも、
「人はそれぞれ、外から見ただけでは分からない悩みや問題を抱えているんだよ」
という事を教えてもらった出来事でした。

この話は、旅の話ですが、同様に人との出会い、本との出会いで
考え方が変わったり、人生が変わったりすることは十分ありますね。
この本の最後でも、ばっちゃんのもとから巣立っていった子どもの一人である
ゆうたくんの話も出ています。

僕が、この文章を書く事で誰かがこの本を手に取るきっかけに。
そのきっかけで、誰かが誰かに紹介するきっかけに。
そして、誰かの誰かの人生が変わるきっかけになれば良いなと思います。


”ばっちゃんは、言葉では多くを語りません”


この本の表4では、こうしめられています。
この事を逆にとって、自分なりに拡げて受け取って見ました。

小鳥書房の落合さんから、「そういうことではないんですよ。」
と言われてしまうかもしれませんが、
それは、それでまたお話を聞かせて頂けると嬉しいです。

ちゃんと食べとる?  – 食べて語ろう会 (著),‎ 中本忠子 (著)


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月9日土曜日

「尊敬し合える関係が、最もいい関係を創り出す」 - 仕事の課外授業-742「敬う心」より

========================================

「敬う心」

 学校の先生を軽んじ、
 師と仰ぐ気持ちがなかったら、

 先生も教える張り合いがないし、
 生徒も学びが身につかない。

 社会にとっても大きな損失である。

 やはり聖職の師として先生を敬い、
 謙虚に師事する姿から、

 一言一句が身につき成長する。

 親を大事にし、上司に敬意をはらう。
 先輩に礼を尽くし、師匠に懸命に仕える。

 親や師にたいするだけではない。
 よき仕事をする人を心から尊敬し、

 一隅を照らす人にも頭を下げる。

 天地自然、この世の中、敬う心があれば、
 敬うに値するものは無数にある。

 犬や猫には敬う心の働きはない。
 だが人間には、ものみな、

 人のなかに敬うべき価値を
 見いだす能力が与えられている。

 本質として与えられている。

 その本質を生かしつつ、
 敬うべきものを敬うことによって、

 自他ともの心をゆたかにし、高めること
 のできるのは人間だけではなかろうか。

 その人間の特性を素直に生かしたい。

 敬う心を高めて、
 おたがいのゆたかさをはかりたい。

      (『道をひらく』松下幸之助)

========================================
仕事の課外授業-742「敬う心」より

今回のキーは、

 「尊敬し合える関係が、最もいい関係を創り出す」

と考えました。

つい昨晩の事ですが、割と親しい方から作成しているチラシについての
コメントを求められた訳です。

その方は、割とカジュアルに質問をしてくる割には
その結果のフィードバックは余りしてくれないし、
大抵質問をする前から自分の中での結論も決まっているので、
余り気が乗らなかったのですが、
何度も聞いてくるので、意見をしたのですが、
案の定、「ふぅん」という感じでした。

自分的にも少し納得が行かなかったので、

「意見を聞く以上は、考慮して欲しいです」

と伝えたところ、

「絶対云う事を聞かなくてはいけないんですか?」

とのこと。
それって、僕にとっては使うかどうか分からないけど
1個イラストを描いてくれってお願いしているのと
同じことじゃないですか?と食い下がってみたら

「それは、そこに掛ける労力の時間が違う」

とのこと。
つまり、その方の意見では一言何か云う位なら
大した手間では無いし、それくらい黙ってやってよ。
というロジックなのかもしれませんが、

僕にしてみれば、一瞬とはいえ
意見を求められた以上は、真剣に考えて回答したいし
それを期待して、意見を求めているのだと考えていますが
そこにギャップが発生しているのだという事に気づきました。

僕:質問された以上、きちんと返したい
某:りんごか?みかんか?程度の感覚でいいから返事して欲しい

なんでこのギャップが発生するのか?
と考えた時に、今回のテーマお互いの尊敬が足りないんだなという事に
落ち着かせてみました。

僕自身も、どうせ何か意見してもほっとかれるから何も言いたくない。
その方も、ちょっと答える位大した手間でも無いんだからさっさと答えろよ。

という風に相手への尊敬が足りないんですね。

「おたがいさま」の関係は、
おたがいに尊敬があって初めて成り立つもので
どちらかに尊敬がない「おたがいさま」は、
単なるどちらかの依存でしかないのです。

いい関係を創り出すためにも、
尊敬し合える関係を構築していきたいですね。

■家族で考えるとどうだろう?

最近、何かと教師との折り合いも良くない息子。
改めて、年長者を敬うという事を丁寧に伝えてみようかと。

まあ、僕自身もそうだったのですが

「年上だからって敬えっていうのかよ!
 尊敬できないような事するんだぜ!!」

みたいな事を言ってくるかもしれませんが
そこは、僕自身がぐっと堪えて、
じっくりと諭すところから。

そこでこそ、僕自身息子を敬いながら
じっくり話し合う事でこそ、伝わるのではないかと信じて。

■ 最近読んだ本 30秒レビュー
「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン  – 松浦 弥太郎

何かと、疲れたり、行き詰ったりすると
僕は松浦弥太郎さんの本を読む事にします。
小説よりは、分かり易い気付きがあるのと、
ビジネス書よりは、リラックスして読めるというのが理由です。

この本では、巷でよく言われる、「自分らしさ」はいらない。と唱え
逆説的ではありますが、自分らしさを捨てる事で、自分らしさが広がると
言う事について書かれています。


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月6日水曜日

ブランドとは、「頭の中に存在する価値・イメージ」 - 選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 - 佐藤 圭一


選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 - 佐藤 圭一

大手印刷企業でブランドコンサルティングに長く携わってきた
ブランディングのプロが教える、「選ばれ続ける」会社の作り方についての本です。
ブランドを明確にする中での重要な点を
いくつかのポイントとして、数字でピックアップして非常に分かり易く且つ
すぐにでも、実現可能な形で述べられています。

これは、1冊手元においておいて何かの折に参照したい1冊です。


ブランドとは、「頭の中に存在する価値・イメージ」



” Branding
 BRAND:what(何を伝えるべき)
 ING:How(どう伝える)”


これ、すごく分かりやすい定義ですね。
BRANDというものが、存在していて
それをどう伝えるかというのが、BRANDINGだと。
そして、それは一朝一夕にならず

”一瞬一瞬の積み重ね”

であると。

また、

名前・ロゴ、商品サービス、広告、店舗と云ったものは、氷山の一角に過ぎず
その下にある、
企業活動、社風・社員の行動、根源的マインド、理念やミッション、哲学
が一体となってこそであると。


”自社の魅力を語れるか”



これ、すごく大事だと思います。
”社員に共有されやすく、お客様にも理解されやすい”
最近のIT系のベンチャーを中心に自社サービスのステッカーをPCに貼っている人が
多く居ますが、先ずはこれだと思うんですね。
そして、かっこいいステッカーは他社(例えば僕自身)も貼りたくなるので、
実際に貼っています。
そして、それ位好きだと、
「これなんのシールなの?」と誰かに尋ねられた時に、
熱くサービスを語る事もあったりと。

折角なので、自社の魅力を熱く語れるようなサービスを作って行きたいですね。


ロゴでチェックすべき要素


①視認性:みやすいか? 分かり易いか?
②識別性:他のロゴと違いが分かるか?
③展開性:いろいろなツールに使いやすいか?
④耐久性:流行に左右されないか?
⑤商 標:他に類似したものはないか?

これらは、企業に限らず、NPOや個人でも
その他、イベントやチームなんかにも適用可能なチェック項目ですね。





===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月4日月曜日

なぜ週4時間働くだけでお金持ちになれるのか? ティモシーフェリス

週4時間!?一日4時間じゃないくて?とか思ってしまうタイトルですが、
週4時間です。細かい手法はおいておいても日々の生活に応用可能な
内容も多数含まれています。例えば

・E-mailのチェックは1日2回
・明確な目的のない会議はしない
・何の20%が自分の望んでいる結果や幸せを引き起こすか?

など。途中にある、夢のロードマップを作るところから始めてみたい。


”計画を行動に移した時に起こる最悪の事態(=悪夢)を明確にしよう”


先日、会社の先輩(=フリーランスから中途採用で入って来た人)と
話をしている時に、
「偉い人が更に偉い人に頭が上がらなすぎるのは、残念過ぎる」
という発言をしていて、僕なんか、いやいやでもそんなもんじゃないですか?
とか言ってしまったんですが、その人曰く
「みんな、会社解雇になったら働き口が無いとか思ってるんちゃう?
 うちの会社で働いている位やったら、幾らでも仕事はあるで。
 もっとのびのび働こうや!」
と言ってて、おぉさすが元フリーランスは強いなぁと関心しました。

偉い人に反抗したと場合の最悪の事態として、「解雇」というものがあっても
別に死ぬわけじゃなし、幾らでも働き口なんかあると分かっていれば
日々の行動も全然変わって来ますね。


”割込をシャットアウト、本当に重要な仕事に集中”



”E-メールのチェックを1日2回だけにして、
 AM11:00までに最重要な仕事を片づける”

1日2回は極端だとして、僕もメールのチェックは
極力隙間時間でするようにするようにしています。

絶対辞めた方が良いと思っているのは、メールのプッシュ機能をONにしておく事ですね。
集中して、作業している時にメールのタイトルと差出人がモニタ右下に表示されては
そのたびに、集中力が殺がれてしまいます。
でも、意外とONにしている人多いですよね。


”明確な目的のない会議はしない。30分以内に結論を出す”

流石に、目的のない会議はしませんが、議論がだらだら長引く事は多いですね。
僕は、会議前に何を伝える。何を決める。みたいのを事前にシミュレーションして
いたりするのですが、全くの手ぶらで参加する人多すぎです!


”他の人間に賃金を払って、あなたの代わりの仕事を任せる”


僕自身、タクシーというのは贅沢な乗り物だと長い事思っていたのですが、
自分の時間を時給換算してみる。という考え方を誰かに教えてもらって以来
カジュアルに使えるようになった、一つの手段ですね。

特に雨の日に会社に行くのに、駅からの道をテクテク歩いていくと
大抵、靴も靴下もズボンの裾もびしょ濡れになります。
そうすると、会社に着くと気持ち悪いので靴下を履きかえたり
靴の中にティッシュを詰め込んだりして、余計な時間が奪われてしまいます。
であれば、サクッとタクシーで会社に行ってしまった方が、
トータルでは凄い得だなと。

今、僕が歩いているのはむしろ健康の為という意味合いの方が強いです。


”ありがちな失敗”


”・夢を見失い、働くために働く
 ・細かい管理とEメールに時間を費やす
 ・適当でない顧客や、海外顧客を追いかけてしまう
 ・際限無い完璧さを追求 ”


色々、思い当たる節はありますね。
また、周りでも「そこに時間かけちゃうか~」見たいな事も多々。
人の振り見て、我がふり直せ。
そういう時こそ、自分を振り返るチャンスだと思って
ここに挙げておきました。




===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月3日日曜日

Newspicksアカデミア 岸勇希 「己を、奮い立たせる言葉。」


先日、宣伝会議で参加した 岸勇希×箕輪厚介「誰かを、奮い立たせる編集。」
に続いて、Newspicksアカデミアのイベント 岸勇希 「己を、奮い立たせる言葉。」
に参加してきました。

前回同様、箕輪さんとの対談だし、正直被る部分も多くあるんだろうなとか
思いながらの参加でしたが、どころが被る部分は殆どなく
ほぼほぼ新たな内容でそれはそれは、新鮮に楽しんで来ました。

中でも岸さんがおっしゃっていた

 ”入社3年目までは、思った事を何でも言う事が出来る権利。
 理由は言わなくてよい。理由を考えるのは上の仕事”

っていうのがすごく良かったので、早速翌日1,2年目の後輩にこの件をメールをしたら、
早速レスがきた。やっぱり、あるんだよね。みんなの素朴な疑問。

と云う訳で、以下メモ

========================>>>

(先ずは、箕輪氏より、本に対する熱い想い)

箕:重版決定!ヒットメイカーなので、毎週重版の連絡はある。
 その中でも、この本は自分の企画で岸さんと作ったので、一際思い入れはある。
 自分自身も岸さんの言葉に支えられてきた。

(岸氏登場)

箕:そもそも、広告に興味があったのか?
岸:元々は、海洋水産学科。大学院に行くに当たり、教授に話を聞きに行くが興味も持てなかった。
 何故、興味を持てなかったのだろうか?
 自分が好きなモノは、自分が仕掛けてからの反応が早いものだった。
 速度がおそいもの(生物だと10年単位だったり)には興味は持てず、転換し
 早稲田大学大学院国際情報研究科へ。

 中央大学の教授の勧めもあり、電通へ。
 電通 中部市社配属/新聞・雑誌部 配属。

 友人が合コンで、電通と言ったら、「なんだ、デンソーじゃないの?」
 タクシーで「電通へ」と言ったら、中部電力の前でおろされたり
 東京に居ると気づかないが、エリアでは意外と認知が低い。


箕:コミュニケーションデザインという概念を提唱
岸:混沌とした状態を紐解き、脱する事が出来たら何か見出せるかも。
 広告の会社だから、広告で解決しなくてはならないというのに疑問が。
 ビジネスとして、1円貰ったら1円以上の価値を返したい。
 例えば、すごい旨いラーメン屋だけど、食器も店も汚いし、店員の態度が悪い。
 なんとかしましょうよ!と言ったら、
 「馬鹿野郎!ラーメン屋はラーメンの味で勝負しろ」
 と言っているようなもの。

 詰将棋みたいなものを考えた
 みんなが、怒っている時は、大抵ルールを言ってくれているから、
 それを溜めて行った。
 例)「お前、実績もねぇのに何言ってんだよ!」
   ⇒ 実績積めば良いってことですね。
   「売り上げてから言えよ」
   ⇒ 売上あげればよいんですね。

箕:メディアを研究している岸さんから見て、Newspicksみたいなメディアかどうか?
岸:使ってないから分からない。記事が多いので時間がかかる。
 その時間があるなら、クライアントに向き合った方が良い。
 コメントしている人たちも大変だなぁと。

 週刊誌でもネットメディアでも何でもよいけど、自分の業界に関しての記事とか読むと
 「嘘ばっか」だとおもうが、他の業界の記事を読んで納得するのはおかしい。


”猛烈に夢中に我武者羅に、の裏にあるファンタスティックさ”


箕:選ばれなかった言葉。
岸:僕の職業の場合は、全部繋がっている。休んでいる時間も食事も働いている時間も。
 なので、OFF-ONの境目がない。
箕:ファンタスティックさというか、仕事を楽しんでいる感じがすごいする。
岸:楽しくない事を何故するのかの方が、不思議。
 ひとつ、誤解されたら嫌なのは、
 あの本が 己を奮い立たせて耐えろ と思われてしまう事。
 あの本は、己を奮い立たせて、仕事を楽しめ という本。

 先日、金沢大学での講演のタイトルが 「それでも働く」
 最初、話が噛み合わない噛み合わないと思っていたら、
 そこに集まった学生の前提が 仕事は楽しくないもの と考えている。
 その背景は、
 「今が一番楽しいから、十分に楽しめ。社会に出たら大変だ」
 と言われ続けてきている事に起因している。

 それでも、食ってかかる学生がいるので、
 「ごめん、俺働いたことない。ずっと遊んでる。」

 大人の責任として、働くという事を
 「重い石を背負って、階段を上るようなもの」
 と教える人が居るという事。
 
 ショックだったのは、こんなに優秀でこんなに有望な若者たちが
 社会に出るのを怯えているという事。


”素朴な疑問は、口に出す”



箕:僕の好きな言葉を幾つか、パッパッパと。
岸:素朴な疑問って面白いもので、レベルが上がるにつれて段々と言えなくなる。
 でも、素朴な疑問には、真理が隠れている。
 僕らは、クリエイティブディレクターという職業。僕らの中でのルール。

 3年目まで:思った事を何でも言う事が出来る権利。理由は言わなくてよい。
 4~6:何故厭なのか?
 それ以上:どうすれば良くなるかをを考えて言う

 理由を考えるのは、上の仕事。
 そもそも、どうすれば良いというすごい案が出るのであれば上を超えてる。

 先日、ハヤカワゴミさんが、新聞読まない理由を「でかいじゃないですか」

 真理だと思った。それに対して、
 「バカ、仕方ねえだろう。そういうもんなんだよ」
 と言ったらおしまい。


”万人に愛されることを目指すな”


岸:広告というのは、多くの人に見られるのは 目立つ 必要がある。
 しかしながら 目立つ 事が叩かれるような風潮になっていた。

 ペルソナを設定して、その人に刺さるように
 一番嫌いなのは、今回のターゲットは、20代女性です。
 何だよその、ざっくり感!
 自分は、惹かれる位ターゲット像を明確に掘り下げる。

箕:尖って尖って、独断で独断で。その上で、普遍化していく感じ。


”クライアントですら自身の課題を分かっていない”



岸:先ず聞く事から始める。
 病院に行って、入ってきた瞬間に
 「インフルエンザB型ですね」
 とかありえないでしょ。
箕:どういうステップでクライアントと話して、解決策を絞っていくのか?
岸:最初は、うだうだ話しながら、見えたなと思ったら、一気に絞り込んでいく。
 大抵、自分の事は分からないもの。
 それを、指摘するのが大切という事と、それを聞いてもらえる人間になるということ。

 例えば、経営者は孤独なので、自分では薄々感じているが誰も言ってくれない事を
 言語化したナイフで突き刺されるのをも待っている。


”常に目標を疑って、疑って、目標を鍛える”



岸:プレイヤーは旗に向かって走るということを鍛えられる。
 これは、会社としては効率が良いが
 一方で最近まずいのは、
 旗を立ててるやつが馬鹿だから、旗を立っても何も起こらないとか。
 これは、旗を立てている人を非難している訳ではなく、
 マネージメント側に回った時の為の教育として
 常に目標を疑うという訓練をした方が良いという事。


”やる以上は徹底的にやれ。
 敵の頭と胴体が離れるのを見届けるまで、手を止めるな。”


岸:よくみんなが間違っているのは、「良い提案」をするということだと考えている。
 これは当たり前。
 そうではなく、「勝てる提案」をするということ。
 「悪い提案」は論外。「良い提案」で「勝つ提案」を。

 付き会っても居ない女の子との旅行プランを考えるようなもの。
 みすみす、あんなあいつに獲られるよりも、ちゃんと付き会って旅行に行きたい。

 自分が一生懸命考えている相手がみすみす死んでいくのを観ていられない。


”感動、夢中を与えることがリーダーの使命”



箕:どのように、感動、夢中を与えるのか?
岸:何もしない。自分が思いっきり楽しんでファンタスティックにやる。
箕:本当に自分が楽しめって事ですか?
岸:そうすることで、岸さんみたいにはなれないかもしれないけど、
 自分なりの楽しみ方を見つける。
 マネジメントとは、 状態×マネジメント。
箕:自分が状態を創れていないで、マネジメントなんて成り立たない。


”緊張させろ。されど萎縮させるな”

岸:自分にとっては、緊張はいい言葉。
 話は変わるけど、メディア芸術祭(?)でNewspicksのコメントに赤字入れてやろうかと。
 批評する人たちは、弾が飛んでこないと思っている。
 批評するなら、命がけでやれ!というのを芸術作品として。


"焦るな。沈む時を耐えて、次の次に備えよう遠回りしよう"



箕:次で勝とうとすると、自転車操業的になってどんどんダメになる。
 自分の中での時間軸を持って、勝負するという事。
岸:準備の時間は結構かかる。焦ると、準備が台無しになる。
 一手先、もう一手先をみていく。
 言うは易し、行うは難し。自分の軸を問われる。
 最近の若い人たちは、これだけSNSであらゆる人の最良の日々が目に入って来るとつらい。
 ある人の一生に一度のピークが1,000人居たら、毎日どこかでピークが起きている感じになる。

 *

Q&A


Q:最近の世の中の働き方改革と我武者羅なワークスタイルのGAPについて
岸:全て大人が悪いと思う。
 マネジメントの立場からいくと、会話をするようにしている。
 自分で考えて、自分の生き方を選ばせればよいと思う。
 今の問題は、会話が無く働き方改革というリザルトだけが提示されているようなもの。
 あの本を題材に考える機会になって欲しい。

Q:考え方について。例えば先の新聞デカイの次のプロセスについて
岸:思考方法として、大事にしている事があって、拡散と選択が大切。
 同じ人間が拡散と選択を同時にやらないということ。
 拡散フェーズでは馬鹿だなと思う事でも必ず外に出すという事が大切。
 拡散は誰でも訓練すれば、ある程度までは成長出来る。
 一方、選ぶというのが非常に難しい。経験が必要。
 自分で拡散して、目利きに選んでもらう。

Q:楽しむという感度、感受性を高めるのに意識していること
岸:空気を読まない事。
 例えば、死ぬほどサッカーが好きじゃない。
 よく言われるのが、この空気でよく言えますね。でも関係ない。
 楽しさって、自分がどう感じるかだけ。

 孤独だけは人を殺す事が出来る感情。
 それを解決するのは、「ありがとう」自分が居た事を承認して貰えること。
 肉を焼くのも、別荘を紹介するのも。
 だけど、サッカーは自分がありがとうと言われるチャンスが無い。

Q:日ごろのインプットをどのようにしているか?本やtwitterもそれほど活発ではなさそう。
岸:本は読んでない。ネットはすごい観ている。
 タイトルのみを大量に流し読みしてタグ付けこなっている。必要になった時に、深く読む。
 一番大切なインプットは体験。1回の体験から学べる事は非常に多い。
 つまらない、記事を読むのは時間の無駄。それよりも論文を読んだ方が良い。

Q:プレゼンの勝率を上げるためのストーリー作りとは
岸:プレゼンテーションをプレゼンテーションと思っていない。
 目の前に居る一人の人に「面白いね岸君、是非やろう!」 と言わせるだけ。
 グルーヴさせるのは、SHOWである。
 どういう事が、相手が気になるのか?相手がひっかかるのか?を考えるだけ。

Q:提案の順番。プレゼンテーションの順。
岸:自分が得意なのは、最初と最後。真中は同じ。
 それに応じて、プレゼン内容を全て変える。
 中間は、やりづらい。魔法がかかりにくい。
 先ずはルールを理解する事。ルールを理解せずに己を通そうとすると勝てない。

 ラブレターと一緒。相手の事を考えずに自分自分と書くとキモい。
 相手の事を考えながら、どう落とし込んでいくか。

(その他、プレゼンの「22の奥義」なるものがあるらしい)
(ネットで公開NGとのことだったが、〇〇法 みたいな感じで凄かった。)


===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2017年12月2日土曜日

「理屈と膏薬はどこへでも付く」 - 仕事の課外授業-741「もっとも平凡な」より

========================================

「もっとも平凡な」

 朝起きたら顔を洗う。
 家の前をはいて水を打つ。

 しごくあたりまえのこと。

 ものをもらえばありがとう。
 お世話になったらすみません。

 とりちらかしたら、あとかたづけ。
 別にむつかしい理屈も何もない。

 犬や猫ならいざ知らず、
 人間としてなすべき、もっとも平凡な、

 もっともあたりまえのことである。

 ところがこれに理屈がつく。

 手前勝手な理屈がつくと、
 いつのまにやらあとかたづけ不要。

 顔も洗わず水も打たず。

 平凡なことが何やらむつかしいことに
 なって、何をなすべきか右往左往。

 そんなんことが、きょうこのごろは
 あまりにも多すぎはしないか。

 それもこれも、つまりは自分なりの都合の
 良い道を求めてのことであろうけれども、

 自他ともの真の繁栄への道は、
 本当はもっとも平凡なところにある。

 みんなが納得するしごくあたりまえの
 ところにある。

 別にむつかしく考える必要はない
 のではないか。

 もう一度考え直してみたい。

 水が低きに流れるように、
 夏がすぎたら秋がくるように、

 自然の理にかえって、
 もう一度素直な心で考え直してみたい。

      (『道をひらく』松下幸之助)

========================================

仕事の課外授業-741「もっとも平凡な」

まず最初に、

 「理屈と膏薬はどこへでも付く」

という言葉を知りませんでしたので調べてみました。

”膏薬がどこにでも貼り付くように、どんなことにでも理屈をつけようと思えばつけられるということ。”
 出典 三省堂大辞林 第三版

膏薬は、「こうやく」と読んで塗り薬の事だそうです。

さて、本題です。

今回のキーは、

 「すべてのことに理由を求めない」

と考えました。

これは、もう自分自身に向けてのメッセージですね。

 とにかくやれ
 いますぐやれ
 先ずはやれ

僕の性格というか、職業柄というか、
特に自分自身がやる事に関すると、

「そうは言っても、どんだけリターンが得られるか分からないしな」
「ぶっちゃけ、未だ未だ経験が足りないし」
「もう少し、いろいろな事が落ち着いてから」

とか、モンモンと理由を述べてしまったりします。

本文中の言葉で行くと、

 ただ「黙ってやる」
 それだけのことかもしれません。

やっぱり、行動できる人は強いですよね。

facebook見てると、色々な活動に取り組んでる人が目に入って来ます。
楽しそうでいいなぁとか思うんですが、
多分、行動する中でのあれやこれやもあるかとは思うのですが
それは、まあ置いておいて、楽しんでいるんですよね。

行動したからこそ手に入るものって、たくさんあります。
自分自身を振り返ってみても、そうだった事を思い出しました。

レコードを探して、ビルの上の方の怪しいお店に行ってみたり
DJやりたくて、mixiコミュニティでのオフ会に参加したり
愛読していたメルマガが終わってしまうのが残念で引き継ぐことに手を挙げてみたり

どれも、行動したからこそ
すごく貴重な体験を手にすることが出来た良い経験でした。
今でこそ、そう思えますが
その当時、行動するときには余りごちゃごちゃ考えていませんでした。
唯、「良いレコードが欲しい」「DJしたい」「メルマガが続いてほしい」
それだけで、行動したのでした。

「すべてのことに理由を求めない」

そんな事を思い出す良い機会になりました。

■ 家族で考えるとどうだろう?

息子に関して言うと、行動派です。
先ず、やっちゃう。やってみてから考える。
やってみて、怒られて、あれこれ理由を後付する。

でも、今気づいたのは
理由を後付するのは、僕が

「なんで、そんな事したの?」

って叱るからですね。

本人にしてみれば、やってみたかったから。
それだけなのかも。

時と場合にもよりますが、

「すべてのことに理由を求めない」

息子に対しても、そんな姿勢を持っていたいです。


■最近読んだ本 30秒レビュー
「R25」の作り方 - 藤井 大輔  (著)

大分今更感はあるのですが、発行当時、配架と共にすぐ無くなって
読みたくても読めなかったフリーペーパーがどのように作られたんだろう?
と手に取ってみました。

あらから10数年が経ち、メディアビジネスも多少理解するようになりましたが
当時は、こんなクオリティのものをどうしてフリーで作れるのか
さっぱり分からず、友人たちとR25やべえやべえとか言いあったり、
読み終わった、R25を回し読みしてたりもしてました。

読み手側がこれだけ、熱狂するために
作り手側がどれだけ、考えて何を大切にしていたか?
と云う事に触れる事が出来る1冊です。



===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー