2017年12月31日日曜日

「みんなで」力を合わせ「みんなで」創り上げていく - 仕事の課外授業-745「知恵の幅」より


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「知恵の幅」

 賢い人と愚かな人と、その間には
 たいへんな差があるように思うけれど、

 もっと大きな自然の知恵から見たならば、
  それが人間であるかぎり、

 賢さにも愚かさにも
 おのずから限りがあるわけで、

 どんなに賢い人でも、
 神や仏ほどの知恵もなければ、

 どんなに愚かな人でも、ほんとうは
 犬猫に劣るというほどの人もいない。

 九十九パーセントまで、
 大自然から与えられ、

 大自然の恵みを受けているこの人間の
 身体である。心である。

 自分で自分が思うようになるのは、
 実はホンのわずかである。

 そのわずかな知恵の幅の中に、

 さまざまの人があり、
 さまざまの生き方がある。

 いささかの賢さを誇り、
 些少の愚かさを卑下してみても、

 何ほどのことがあるのであろう。

 それこそ所詮、
 稚気に類するというものではなかろうか。

 わずかな人間の知恵の幅である。

 賢さの中にも愚かさがあり、
 愚かさの中にも賢さがひそんでいる。

 小さな賢愚の中で、
 小さなおたがいの心を乱すまい。

 平々坦々、みずからの与えられた人生を、
 心しずかに歩みたいものである。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-745「知恵の幅」より

今回のキーは、

「みんなで」力を合わせ「みんなで」創り上げていく

と考えました。

今日は、少しぐったりしてこれを書いているのです。

というのも、本日とあるディスカッションがあったのですが、
そこで、セールスのマネージャーが、
「こんな活動をしていきたい」
と共有した資料に対し、別の部の部長から、

「何度も、見たことがあるから、新しくもない」
「こんなんじゃ、ふわっとして上手くいく筈ない」

と議論というよりは、ダメ出しの機会になってしまいました。

今回のテーマで云えば
「わずかの知恵の幅」を競っていうような状態ですね。

同じ組織の中なので、同じプロダクトを推進している訳だし、
そんな事など云わずに、
前向きな議論をすれば良いのに、
なんだか疲れてしまいました。

本文中で、ドラッカーの言葉が引用されていますが、

”成果をあげるためには、
 人の強みを生かさなければならない。”

人の弱みを突くのでは無く、
自分の強みを生かし、積極的にこうしてみたらどうだろう?
という、アイデアを提案してくれたらよいのに。

そうして、マネージャーの強みが活かせるように
サポートしてくれたらいいのに。

そんな事を考えて居たら、
今日のテーマが、この内容でした。

 「みんなで」力を合わせ「みんなで」創り上げていく

自分自身は忘れないようにしていきます。


■ 家族で考えるとどうだろう

家族という組織で考えた場合でも、同じことが言えますね

一人一人の強みを殺さずに、
一人一人の弱みを意味ないものにしていく。

そんな意味を込めて、ドラッカーの言葉を
(組織→家族)と変えて書き直してみました。

 成果をあげるためには、
 人の強みを生かさなければならない。

 強みこそが機会である。

 強みを生かすことは、
 家族に特有の機能である。

 家族といえども、人それぞれがもっている
 弱みを克服することはできない。

 しかし家族は、人の弱みを
 意味のないものにすることができる。

中々、心に響く内容でした。


■ 最近読んだ本 30秒レビュー

新しいお金術 松浦弥太郎

松浦弥太郎さんのお金の本です。
お金の本は何冊か読みましたが、共通して書いてあるのは

「お金に好かれるような使い方をする」
「お金を大切にする。(大事に扱う、好きになる)」

という事でした。
お金について学び続ける事、お金を追いかけ過ぎない事。
そんな事に留意していきたいです。



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