2017年9月23日土曜日

「状況を正確に知って、タイミングよく適切なる手を打つ」 - 仕事の課外授業-731「追求する」より



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「追求する」

 月に向けてロケットを発射する。

 轟音とともにたちまち天高くとび立って、
 もはや人間の目にはとどかない。

 しかし追跡装置が完備して、
 どこまでもこれを追う。

 何千キロ何万キロ、月の表面に至るまで、
  刻々にこれを追う。追求する。

 だからこそ、ロケット発射の意義がある。
 成果がある。

 追求しなければ何の意味もなし。

 射ちっ放し、消えっ放しでは、
 浪費以外の何ものでもない。

 人間社会の人間同士の間でも
 これと同じこと。

 人が人に事を命じる。
 指示する。頼む。

 しかし、命じっ放し、指示しっ放し、
 頼みっ放しでは、

 何の意味もない。
 何の成果もあがらない。

 命じたからには、
 これを追求しなければならぬ。

 どこまでもトコトン追求しなければならぬ。

 それが命じた者の責任ある態度というもの
 であろう。

 追求される方も容易ではないが、
 追求する方もほんとうは大へんである。

 ロケットを追跡する以上の配慮がいる。
 根気がいる。

 しかし、ともすれば
 あいまいにすごしがちな日々、

 追求する方もされる方も、
 おたがいにこれほどの覚悟を持ちたい。

 勇気を持ちたい。

      (『道をひらく』松下幸之助)

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仕事の課外授業-731「追求する」より

今回のキーは、

 「状況を正確に知って、タイミングよく適切なる手を打つ」

と考えました。

今、僕自身はどっちかと云うと「追及」する側になりましたが、
数年前の「追及」される側で考えると、

 「もっと、信じてほしい!」

という気持ちは、すごくよくわかります。

それ故に、「追及」に対して遠慮が出てしまう事は確かですね。

でも、それだとやはり成果につながらない。
「やりっ放し」とまではいかなくても、
次につながって行きません。

では、なんで遠慮が出てしまうかと云うと、
本文にもあるように、心のどこかで

 「出来ていないことを暴く」

気持ちになっているからかもしれません。

「暴く」のではなく、「適切なる手を打つ」

責めるのではなく、一緒に考える

という基本姿勢がとても大切なんだと、自分自身に言い聞かせています。

「追及」側だからと云って、高見の見物で安全地帯からあーだこーだ云うだけではなく、
時には、現場に降りて行ってメンバーと一緒に汗をかく事も大事なんだと。

鳥の目、虫の目、魚の目では無いですが、

高いところから、全体を見渡す視点。
現場に降りて行って、細かいところで何が起きているのかを知る視点。
上の二つを元に、全体の状況がどう流れているのかを読む視点。

これら3つを上手く使い分けるという事、
その先にある

「タイミングよく適切なる手を打つ」

という共通目的に沿っていくということ。
それをメンバーと共有しながら、働いていきたいです。

■ 家族で考えるとどうだろう

先ず、息子と共有したいのは

「やり放し」にしない。

という事ですね。

基本的な事かもしれませんが、テストで一番大切なのは
どれだけ出来たか?という事よりも、
どこの問題で間違えたか?です。

うるさがられたとしても、
テストの間違いの見直しについては、

 「配慮」しつつも、
 「根気」よく追及する

姿勢を貫いていこうと思います。

■最近読んだ本のコーナー

人を動かす D・カーネギー

以前、マンガで読み解く人を動かす- Dカーネギー を紹介しましたが
すごく良かったので、本体も読んでみました。
当然ですが、漫画で読むよりも丁寧に書かれているので
珠に手にとって、パラパラとめくってみる事で
普段忘れている事を思い出したい1冊です。



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