2018年5月3日木曜日

「違うからこそ豊かである」- 仕事の課外授業-762「まだまだ」より


========================================


「まだまだ」

 
 あなたは魚料理が好きで、
 私は肉料理が大好き。

 好みはちがうけれども、
 まず食卓は共にしよう。

 どちらも好きなものを食べながら、
 それで和気あいあい。

 魚が嫌いだからといって、別に排斥も
 されないし、命をとられもしない。

 ちがいはちがいのままに素直に承認して、
 それでそれぞれの味わいを楽しむ。

 その楽しむ姿に心がなごむ。

 あなたはこの考え方だが、
 私は別の考え方。

 考え方はちがうけれども、
 まず席は共にしよう。

 そして、お互いに学び合いながら、
 和気あいあい。

 ちがいはちがいとしても、
 それぞれによさがある。

 そのよさを素直にとり入れつつ、
 暮らしを高め合う。

 非難もなければ排斥もない。
 ましてや命に何の別状があろう。

 それが人類の真の進歩というもので、また
 それができるのが真の人間というもので、

 考え方のちがいで相争っている姿は、
 食べ物の好みで相争っている姿と
 どれほどの差があろう。

 人類の生命は無限。
 だからその未来は無限。

 だからまだまだお互いに
 進歩しなければならないのである。
 

    (『続・道をひらく』松下幸之助)
   

======================================== 
仕事の課外授業-762「まだまだ」より

今回のキーは、

 「違うからこそ豊かである」

と考えました。

古今東西、ロックレジェンド達は好みに関しての発言を多く残しています。





好きなものは、好き。
それだけで良いんじゃないかと。

そういう意味では、松下幸之助さんの

 ”「考え方のちがい」で相争っている姿は、
  「食べ物の好み」で相争っている姿と
  どれほどの差があろう。”

というのは、とても分かり易い例えでもあるような気がします。

他人の価値観や好みといった、自分ではコントロール出来ないもので
悶々としたり、ましてや変えようとするのは余り得策ではありません。

むしろ、その違いの中から何かを学んでいくことで自分を進歩させた方や
良いでしょう。

 ”「違うからこそ学び合える」 
  「違うからこそ豊かである」”

ともすると、忘れがちなこの言葉を大切にしていきます。


■ 家族で考えるとどうだろう?

僕が小さい時に、父親は僕の趣味には全く興味を示さず
マンガを読んでいれば、
「また、漫画を読んでるのか?本を読め」
小説を読んでいれば、
「また、くだらない小説を読んでいるのか?歴史小説を読め」
と云った感じだったので、父親と殆どこのような話はしませんでした。
父親と一緒にマンガを読んでいる友人が本当にうらやましかったです。

なので、親になった今。僕が気をつけているのは、
・先ずは、一緒に試してみる事。
・そのうえで、好きか嫌いか?だけ伝えること。
・自分が嫌いでも、息子の好きを否定しないこと。
です。

お陰で、息子に教わる事も多くなりました。
そういう意味では、反面教師の父親に感謝です。



===============


私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

0 件のコメント:

コメントを投稿