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「愚直の人」
あまりにも正直すぎて、
おろかなほどにまでひたすらで、
だから機転もきかないし
融通もきかない。
世俗の人から見れば、
どうにももてあますような人。
そんな人はいつの時代にもいるもので、
これも人間性の一面であるのかもしれない。
しかし、
正直すぎるのはいけないことなのか。
ひたすらなのはいけないのか。
機転がきかなくて、
融通がきかないのはいけないことなのか。
よく考えてみれば、
どれ一つとして非難すべきことはない。
むしろ、りくつばかりまくし立てて、
いわゆる賢い人ばかりが多くなった
きょうこのごろ、
こんな愚直の人は、
珠玉のような人であるとも言えよう。
古来、祖師と言われるような人は、ほんと
うは愚直の人であったのかもしれない。
だから、
世俗には恵まれなかったとしても、
そのひたすらな真実は、今日に至るも
なお多くの人の胸を打つのであろう。
愚直またよし。
この波らんの時にこそ、
自分の真実な道を正直にひたすらに、
そして素直に歩んでみたい。
(『続・道をひらく』松下幸之助)
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仕事の課外授業-763「愚直の人」より
今回のキーは、
「要領がよすぎる」のは、「極める世界」には「不向き」
と考えました。
丁度、この数カ月間。「要領よくやる」ということが、
僕の中で一つの課題になっています。
というのも、僕自身は割と要領がいい方だと思うのですが、
一方で、後輩は余り要領のいい方ではなさそうです。
ひとつのドキュメントにすごく丁寧に付き合っていたかと思う一方で
別の報告資料の数字の詰めが甘かったりとか。。
うーん、難しいのぉと思っていたところの今回のテーマでした。
本文中において、「要領の悪い人」のパターンとして
”・単に「手が遅い」
・「丁寧さ」にこだわったり、きちんと「確認」しないと気が済まない
・性格的に「いい加減には出来ない」”
というのが挙げられていました。
確かに、どれもこれも当てはまるところはありそうです。
であれば、
・早く着手するようサポートする
・「丁寧さ」を大切にしてあげる
ようになれば、もっと良い仕事が出来そうな気もしてきました。
僕自身も、要領よくこなすだけではなく、
愚直にやり切る!といったところまでの世界感を、目指して行きたいです。
■ 家族でかんがえるとどうだろう
今年、5年生になる息子。
今まで割と、要領よく卒なくこなしてきたのですが、
最近はそうも行かなくなってきたみたいです。
ここら辺で、一つ二つ何かテーマを決めて
愚直に取り組めることを発見してくれたら
嬉しいです。
その為に、僕が出来る事って何だろう?
と、最近良く考えています。
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