2016年11月5日土曜日

我が身に起きることには、必ず「意味がある」 - 仕事の課外授業-685「病を味わう」


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 病気になってそれがなおって、
 なおって息災を喜ぶうちにまた病気になって、

 ともかくも一切病気なしの人生というものは、
 なかなか望みえない。

 軽重のちがいはあれ、
 人はその一生に何回かの病の床に臥すのである。

 五回の人もあろう。十回の人もあろう。
 あるいは二十回、三十回の人もあるかもしれない。

 親の心配に包まれた幼い時の病から、
 不安と焦燥に悶々とする明け暮れに至るまで、

 人はいくたびか病の峠を越えていく。

 だがしかし、人間にとって所詮死は一回。
 あとにも先にも一回きり。

 とすれば、何回病気をしようとも、
 死につながる病というのも一回きり。

 あとの何回かは、
 これもまた人生の一つの試練と観じられようか。

 いつの時の病が死につながるのか、
 それは寿命にまかすとして、

 こんどの病もまた人生の一つの試練なりと
 観ずれば、そこにまたおのずから心もひらけ、

 医薬の効果も、さらにこれが生かされて、
 回復への道も早まるであろう。

 病を味わう心を養いたいのである。

 そして病を大事に大切に養いたいのである。


          「病を味わう」
         (『道をひらく』松下幸之助)
    

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仕事の課外授業-685「病を味わう」


みなさんこんばんわ。

今夜は妻と息子は、友人宅へ
泊まりに行っています。
僕は、昼間に用事があった為、お留守番。

折角なので、呑まずに
色々と溜まったあれこれに取り組んでおりまする。

よーしあと2時間頑張るぞー。


では、「病を味わう」行きましょう。

今回のキーは、

 我が身に起きることには、必ず「意味がある」

と考えました。

僕が、大学院生の頃に一足先に就職した友人と話をしていて

 「朝とかしんどい時とか無いの?そんな時はどうするの?」

みたいな、素朴な疑問というか、青い質問を投げかけた時に
その友人から返って来た答えが意外だったのを思い出しました。

 「え、午前中休むよ。それでも良くなければ、一日休む。」

僕としては、え?休んじゃうの?仕事なのに大丈夫なの?
とか思ってしまったのですが、続けて彼が云ったのは、

 「しんどいって事はさ、何か原因があるんだよ。
 そんな時に、無理して出社しても意味ないじゃん。だから先ず休息。」

というような事で、おぉ大人な意見!と半分理解出来ないままも
感心してしまったことを思い出しました。

彼が当時そこまで、意図していたかは不明ですが、
些細な警告をキャッチし、休息をとるという姿勢は
学ぶべきものがありますね。
なんか、この感想文を書くまで、完全に忘れていたエピソードでした。

「意味があるとする」3つの考え方

 1.病は「警告」
 2.病は「反省のとき」
 3.「自分の傾向性を知る」

で、色んなものを見てみると
身の周りにある、あれや、これや、それや、どれや が
色んな意味が見えてきます。

病という人生におけるトラブルを通して、

 「自分の人生を考える心」

自分の人生を振り返るタイミングだということですね。

 「消し去ればいい邪魔もの」ではなく、
 しっかり「向き合い、つき合う」ことによって、
 そこからも学ぶ

いやあ、本日もありがとうございました。


■ 家族で考えるとどうだろう

先日、とある妻の発言がきっかけで
それは、もう烈火のごとく怒ってしまったのですが、
冷静になって考えてみると、

何故そんな発言が出てしまったのか?

という事に僕自身も「向き合い、つき合う」ことで
そこからも学ぶ必要があったなと感じました。

とか、書いたりすると、妻からは

「云ってる事と、やってる事が、違ーーーーう!」

と非難を受けたりする事もあるのですが、
まあ、分かってるのと出来るのは別の事もあるということで
大目にみてください。


■ 最近読んだ本のコーナー

社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 駒崎弘樹

説明不要、フローレンス駒崎さんによる、起業読本です。
「働き方革命」は半ば自伝のような内容でしたが、
こちらは、起業のステップをもう少し体系立てて書かれています。
ソーシャルに限らず、何か業を始めたい人にもオススメです。


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私的、オススメ記事TOP3


⇒何故かダントツのPV数を獲得してます。 
「キミと夏と山形」に思う祖母のこと父のこと息子のこと

⇒超簡単!オススメの成功習慣
パスフレーズで成功習慣

⇒家族内の摩擦はなぜ起こるか?
 家族と言う組織

⇒2代目パパコーチ 襲名しました
子どもが育つ“父親術”

⇒隙間時間に音声教材でスキルUP
ダントツ企業実践オーディオセミナー

2016年11月3日木曜日

DODAソーシャルキャリア フォーラム2016 ~「社会を変える」を仕事にする~ へ行って来た。


DODAソーシャルキャリアフォーラム2016~「社会を変える」を仕事にする~

へ参加してきました。

ジャストギビング改め、ジャパンギビング 代表理事 佐藤大吾 さん
一般社団法人RCF代表理事、新公益連盟事務局長 藤沢烈 さん
先日のNIKKEI STYLE でのインタビュー記事も記憶に新しい、
NPO法人クロスフィールズ 共同創業者・代表理事 小沼大地 さん

のキーノートセッションから、

一般社団法人リディラバ代表の安部さん 他NPOで働く方々のリアルな
ぶっちゃけ話も間に挟み、

21のソーシャルビジネスを行っている団体のLTもありと
結構大満足の4時間でした。

中々、ソーシャルセクターの団体のお話を
一度の会場でこれだけの聞ける機会ってないのでは?

結構色々、楽しい話がきけたのだけど、取り急ぎ冒頭のキーノートのメモだけ。


「ソーシャルビジネスの現状と発展の可能性」


佐藤さん藤沢さん小沼さんは、ソーシャルセクターで非常に活躍されている3人ですが
非常に仲も良さそうな感じが伝わって来ました。
特に、藤沢さんと小沼さんは、一橋大学→マッキンゼー の先輩後輩らしくて、
小沼さんが、就職するときに藤沢さんに相談に行ったときに

「マッキンゼーと某メーカーで迷ってるとか云ってたので、
 マッキンゼー行けば直ぐに辞めて、ソーシャルセクターで仕事始めると思ったので
 マッキンゼーを薦めた」

みたいな、暴露トークも面白かったです。


ソーシャルビジネスとは?

佐藤さん曰く

創業者が、社会問題を解決すると思っているかどうか?
社会の「不」(不便の不)を解消するビジネスかどうか?

でも、今時どこの企業も何かの課題を解決すべくビジネスしているから
全てかがソーシャルビジネスなのかも知れないととも仰ってました。


NPOと株式会社の違い


これは、僕自身もよく質問されるし、勘違いしている人も多いので
聞いた内容をまとめるとこんな感じ。


正確にはもっと、細かい話もあるのだとはおもうけれど、
こういうのを踏まえて、事業をデザインしてみるとよい。

現在NPOに注目が集まっている理由


企業の社会貢献への関心が集まっている。
また、経営トップ自身も 3.11 以降社会問題へ関心が高くなっている。

東北への義捐金
ユニクロ 柳井さん 10億円 
楽天 三木谷さん 10億円、
ソフトバンク 孫さん 100億円 等々


今後どのようになっていくのか?

企業とNPOの差が無くなっていく。
→日本は、海外に比べ法人格が多い為混乱も生みやすい

若者を始め、ソーシャルビジネスへの期待は益々高まる

起業家を目指したときに、戦後の日本は焼け野原でチャンスはたくさんあった
→現在でも社会問題は山積み。そこを解決することでチャンスはたくさんある

海外のメガスタートアップ、UberやAirB&B のようなものは、地域との親和性が非常に高い

一方で、新卒でNPOで活躍するのは難しいので社会人経験を積んだ後に挑戦して欲しい

いきなり、この会社!と飛び込むのではなく、お互いの為にも
夜だけ、週末だけといったプロボノ参加からのスタートを行ってみてはどうだろう?
(これは、NPOだけに依らず、一般企業でもこのような風潮になるのが好ましい)





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2016年10月30日日曜日

「まだまだできることは無限にある」 - 仕事の課外授業-684「是非善悪以前」



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 この大自然は、山あり川あり海ありだが、
 すべてはチャンと何ものかの力によって
 設営されている。

 そして、その中に住む生物は、
 鳥は鳥、犬は犬、人間は人間と、

 これまたいわば運命的に設定されてしまっている。

 これは、是非善悪以前の問題で、
 よいわるいを越えて、
 そのように運命づけられているのである。

 その人間のなかでも、個々に見れば、
 また一人ひとり、みなちがった形において
 運命づけられている。

 生まれつき声のいい人もあれば、
 算数に明るい人もある。

 手先の器用な人もあれば、
 生来不器用な人もある。

 いってみれば、その人の人生は、
 九〇パーセントまでが、

 いわゆる人知を越えた運命の力によって、
 すでに設定されているのであって、

 残りの一〇%くらいが、
 人間の知恵、才覚によって左右される
 といえるのではなかろうか。

 これもまた是非善悪以前の問題であるが、
 こういうものの見方考え方に立てば、

 得意におごらず失意に落胆せず、平々淡々、
 素直に謙虚にわが道をひらいてゆけるのでは
 なかろうか。

 考え方はいろいろあろうが、
 時にこうした心境にも思いをひそめてみたい。


          「是非善悪以前」
         (『道をひらく』松下幸之助)
    

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仕事の課外授業-684「是非善悪以前」


みなさんこんにちわ。

寒々しい秋空の土曜日の夕方、如何お過ごしでしょうか?
明日は、年に2度のお楽しみである
田んぼの稲刈り。

いい天気になれば良いなぁと思いながら
カレーを仕込んでいるでございます。

最近カレーは定番化してきて
・豆カレー
・ココナツカレー
の2種類。良かったら食べに来てね~

さて、「是非善悪以前」いきましょうか。

今回のキーは、

 まだまだできることは無限にある

と考えました。

つい、先週とある団体の採用試験の結果が来まして
結果は残念ながらNGでした。
(今これを書いてるのと送信しているタイミングがズレてるから
 2週間位前になるかな)

自分的には、結構いけるんじゃ とか思っていたので
それなりに、ショックを受けて
「自分は世の中に必要とされてないんじゃないか」とか
思ってしまったりもしたのですが、
それも、運命というかまあ縁が無かっただけか?と
開き直りつつある頃に、妻との会話の中で

あれ、まだ全然努力してないというか、
全力で受けに行ってなかった自分に気付いてしまいました。

今回の本文にもあるとおり、

 すべてを運命のせいにし、
 努力不足も運命で片付けてしまう

ところでした。

冷静に考えれば、マダマダやるべき事はありますな。

心のどこかで、思い切りが出来きってなかったのが
そのまま伝わったんじゃないかという事に気付いてしまったのです。

再度、気持ちの整理をして、引き続き挑戦していきます。

それと同時に、この2週間で色々あったりして
それはそれで、良い経験というか面白い体験というか
があって、2週間前にがっくりしていた以上に
人生は好転してってるなぁとか思いつつ。

2週間経ったからこそ色々思えるけど、
その時は気付かなかったもんね。


■ 家族で考えるとどうだろう

「まだまだやるべき事がある」

この姿勢は大事にしていきたいです。

運が悪かった。
たまたま、ミスった。

今回の僕自身の事同様に
こういった事でうっかり流してしまいそうな事象も
改めて、冷静に見直してみると
改善点は色々出てきます。

そういうのを一つ一つ積みかせねていくことで
少しづつ成長していくんだと、
感じて欲しいですね。


■ 最近読んだ本のコーナー

0から1の発想法 大前研一

もはや、レジェンド級の大前先生ですが、
本は相変わらず良かったです。読みやすいし、分かり易い。
色々いい事あったけど、1つ今覚えているのは、
今まで経営に必要な3要素 ヒト・モノ・カネ っていうのがあったけど
今や、これが全てクラウド(Cloud&Crowd)で賄うことが出来るように
なってきたということ。
あ、確かにそのとおりだって思ったね。
結構やりたい!って強く思えばなんでも出来そうな気がする。

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2016年10月23日日曜日

「少し、ペースを落としてみましょうか。」 仕事の課外授業-683「若葉の峠」



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 峠から峠に移る旅路かな――

 いつ聞いたのか、どこで読んだのか、
 もうすっかり忘れてしまったが、

 この言葉だけは今も忘れずに、
 時折の感慨にフト頭をかすめてゆく。

 一つの峠を越えてホッと息をついたら、
 また次に峠が控えていて、

 その峠を越えると
 やっぱり次にまた峠がつづいていて、

 だからとめどもなく峠がつづいて、
 果てしもない旅路である。

 これもまた人生の一つの真実である。

 真実であるかぎり、
 これは避けられない。

 避けられなければ、
 やはりただ懸命に歩むほかないであろう。

 高い峠、低い峠、
 荒れた峠、のんびりした峠、
 
 さまざまの起伏の中に、
 さまざまの人生が織り込まれて、

 それで一筋の歩みのあとがついてゆく。

 時には雨に降られ、風に吹かれ、難渋の
 重い足を引きずれねばならぬこともあろうが、

 また思わぬ暖かい日射しに、
 チチと鳴く小鳥の声をなつかしむこともあろう。

 それでも元気で懸命に、
 越えられるだけの峠を越え、

 歩めるだけの旅路を歩みたい。

 若葉の峠に、
 また新しい意欲をおぼえるのである。


          「若葉の峠」
         (『道をひらく』松下幸之助)
  

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仕事の課外授業-683「若葉の峠」 より


東京地方、本日晴れの良い天気です。

妻と息子は、おじいさんおばあさんと芋ほりに。

先週より、体調を崩しのどの調子が悪い為、お留守番です。


ホント暑くもなく、寒くもなく。
とても過ごしやすい日和ですね。
僕も、諸々終えたら図書館まで散歩に行こうかと思います。


今回のキーは、

 少し、ペースを落としてみましょうか。

と考えました。

2000年に新卒で入社して以来、一般的に見たら
割りかしハードに働き続けて来ましたが
今回の転職活動で、少しペースを落としてみようかと思ってます。

決して、怠けるとか手を抜くという意味ではなく
正確に言うと、残りの人生に向けて
何に集中してみようかじっくり考えてみるという感じですが。

本文中の例えで言うと、
今までは、峠を越えるという事に一生懸命で
この道が、その先何処に繋がっているのか?
道中の景色がどのようなものか?
余り意識をせずに働いて来たというのが事実です。

そんな中でも、少なからず得るものはあったし
道中もそこそこ楽しんできましたが、
人生という旅路の真ん中で思ったことは、
もう少し、方向性も定めて、周りの景色を味わいながら
歩んでみるとどんな風になるんだろう?
という事に興味が出てきたということです。

最近、長時間労働について話題にならない日はないですが、
個人的には、若い頃は必死で働きたいだけ働くのもありと思ってます。
しかしながら問題とすべきは、本人が少しペースを落としたいと思っていても
同じ文化の会社では中々難しい事かもしれません。

そうした時に、文句を言いながら現状を維持するのか
自分の身を置く場所を変えて、一度ゆっくり考え直してみるのか
そう考えた上での判断でした。

息子も後3年で小学校も卒業。

少し、ペースを落としながら
今まで見過ごしてきた景色を
じっくり味わいながら歩んでみようかと思います。


■ 家族で考えるとどうだろう

小学生にとっても、勉強や学校は、
終わりなき峠なのかもしれません。

でも、その峠を越えた時の達成感
峠を1つ越えた後の自分のレベルがあがる感じ。

それを楽しんでもらいたいと思います。


■ 最近読んだ本のコーナー

コミュニティデザインの時代 山崎亮

割と、近年こういった「コミュニティデザインといえば・・」で
話題の studio-L 山崎亮さんの著書です。
氏がどのような形で、コミュニティを作っているのか
どんな事に注意しているのかがわかる本です。



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2016年10月22日土曜日

”空気はその場における価値基準” - 「空気」で人を動かす – 横山信弘

「空気」で人を動かす  – 横山信弘 

企業体における、「空気」というものの大事さを感じるここ数年。
書籍では、Google等の企業風土にアコガレを感じつつも、
レガシーな日本企業に勤めていると

「あれって、一種のおとぎ話だよね~」

的な気持ちになってしまう自分も居ます。

数年前に退職した方が居て、その方も

「本とか読んで色々勉強したけれど、
 今の環境でそれを実現するのってすごく労力が必要で
 だったら、環境を変えて、それに挑戦したい」

と云っていたのが、今頃骨身に沁みるように分かるようになってきました。


脳の神経細胞(ミラーニューロン)


”人は近くにいる人の言動のみならず、
 思考までも無意識にモデリングする”

先日会社で、とあるMTGがあったのですが
その中で、何故中々新規攻略が進まないのか?
フラットな目線で意見云ってみて!と2年目に意見が求められたのですが、
何も云えなかったんですね。

後で、

「何で何も言わなかったの?良い言葉が思いつかなかった?」

と尋ねたところ、

「あの場で、何か言っても紛糾するだけで良いこと何も無いじゃないですか?
 会議だって無駄に伸びるだけだし。
 どう考えたって、現業に忙しくて新規攻略出来ないなんて聞くまでもなく
 みんな分かっているでしょ」

と、答えていて、正に空気の力だと思いました。

彼も新人の頃なら、きっと素朴な発言が出来ていたのかもしれないけれど
1年経った今、めんどくさい事にするよりも、今のこの場は黙っておいた方が得策。
という空気を悟ってしまったのですね、


どのようにして空気を変えるのか?


端的に云ってしまうと、暖かい空気が下へ下りるのと同じように
管理職層からから変えていくしかないと思うのですが、

それを云ってしまうと、余りにも他人任せになってしまうので
出来る事で云うと

”良い空気をあじわう”

というのが、ありました。
本の中では、一流ホテル、レストラン、セミナーなどがあげられていましたが
その他にも、ベンチャー企業であったり、NPOだったりでもいいかもしれません
良い空気で働いている人たちとリアルに接することで、
おとぎ話ではなく、実際に世の中で起きている出来ことなんだと
実感し、その近い空気を作れるように努めて生きたいですね。


「空気」で人を動かす  – 横山信弘 






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2016年10月15日土曜日

「そもそも、みんな違う存在である」 - 仕事の課外授業-682「さまざま」 の感想



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 春が来て花が咲いて、初夏が来て若葉が萌えて、
 野山はまさに華麗な装いである。

 さまざまの花が咲き、さまざまの草木が萌え、
 さまざまの鳥が舞う。

 さまざま、とりどりなればこそのこの華麗さで
 ある。この自然の装いである。

 花は桜だけ、木は杉だけ、鳥はウグイスだけ。
 それはそれなりの風情はあろうけれども、

 この日本の山野に、
 もしこれだけの種類しかなかったとしたら、

 とてもこの自然のゆたかさは
 生まれ出てこなかったであろう。

 いろいろの花があってよかった。
 さまざまの木があってよかった。
 たくさんの鳥があってよかった。

 自然の理のありがたさである。

 人もまたさまざま。

 さまざまの人があればこそ、
 ゆたかな働きも生み出されてくる。

 自分と他人とは、顔も違えば気性もちがう。
 好みもちがう。それでよいのである。

 ちがうことをなげくよりも、
 そのちがうことのなかに無限の妙味を感じたい。
 無限のゆたかさを感じたい。

 そして、人それぞれに力をつくし、
 人それぞれに助け合いたい。

 いろいろの人があってよかった。
 さまざまの人があってよかった――。


          「さまざま」
         (『道をひらく』松下幸之助)
    

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仕事の課外授業-682「さまざま」 より


みなさん、こんばんわ。

今日はとてもいい天気でしたね。
そんな天気でしたが、我が家は終日家に居ました。

というのも、息子が何故か今日は勉強する。漢字頑張る!
ということで、出かけもせずに、
ひたすら、漢字の書き取り。飽きたら→ちょいゲーム→
漢字の書き取り。という感じでした。

なので、その横で僕は絵を描いたり、本を読んだり
一緒にゲームしたり。

なんか、久しぶりにノンビリと過ごした気がします。
こういう時間も少しづつ減っていきますね。


さて、今回のキーは

 「そもそも、みんな違う存在である」

と考えました。

息子が通っていた、野外保育のスローガンは

 みんな違って、みんないい

だったので、それを元に

”Differrence gives us something wonderful”
=違いは私たちにステキなモノを与えてくれる

と背中にプリントされた団体Tシャツをデザインしました。

我ながら、良く出来たデザインです。


常にそんな気持ちで居られれば良いのですが
日々生活していると
ついつい、他人と比べたり
苦手を克服しようと努力したりしている自分が居るものです。

その結果として、
嫉妬と劣等感にまみれた日々
を送ってしまったりして。。

ホント、その世界感から抜け出して自由に生きればいいのに(俺)
とか思います。

そんな時は、以前どっかで聞いたこんな寓話を思い出してみたり

---
動物の学校があって、ムササビとうさぎとどじょうがいました。
当然、ウサギはぴょんぴょん跳ねる
むささびは空を飛ぶのが得意だし、
どじょうは、水の中を泳ぐ。

でも、体育の授業で先生は走りないと教えます。
ウサギにも、跳ねずにはしるように
むささびにも、地面に降りてはしるように
どじょうにも地面に上がってはしりなさいと
結果、
ウサギは、跳ねる事を矯正された結果走るのが遅くなり
むささびは、地面を走りすぎた結果足を怪我して木に登れなくなり
どじょうは、息が出来ずに死んでしまいました。
---

やっぱ、得意な事を一生懸命やる。
これに限ります。

そうしてこそ、

 各自が、自分のパートでベストを尽くす
 「オーケストラ」のようなもの

が作られていくのでしょう。

自分のスキルが活かせるフィールドで
一所懸命頑張る事。

そんなことに集中していくようにします。


■ 家族で考えるとどうだろう

先の動物の学校の話を
息子に適用してしまわないように注意する。
と云ったことでしょう。

僕自身の場合、父親から何の比較対象とも分からない
比較評価を受け続け、大抵どんな事も

「そんなんじゃ、世の中では通用しない」
「そんな服装している奴は、どこにもいない」

のように否定され続けて来たわけで、
せめて、そのような事は繰り返さないようにしたいと
常日頃感じています。

一方で、難しいのは最低限のラインを
どこでクリアするかですね。

いくらなんでも、算数出来ないとマズイだろう。
これ位の英語は、分かっておいた方が便利でしょう。
的な。

そこの見極めなのか?コミュニケーションなのか?

引き続き色々工夫していきます。


■ 最近読んだ本のコーナー


正に、今回のテーマにぴったり合う内容の事が記載されていました。
あらゆることを手放す事が書かれているのですが、
その中のひとつが正に、
「不得意なものを克服 を手放す」
でした。
まるで、南極のペンギンに向かって一生懸命日本語で話せと
云っているようなモノと例えられています。
ペンギンは日本語なんか話せなくても、魚が獲れれば
十分生きていけますからね。


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仕事の課外授業 藤堂 昌恒さんの著書:覚悟力 (PHP文庫) 文庫

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2016年10月10日月曜日

家族会議術 - 父親術 430



今週は、家族会議術についてお送りします。

こういうのは会社の会議でも共通して云える事ですが

・紙に書いて見える化
・MUSTとWANTを整理する

これだけで、大分会議が円滑に進む気がしますね。


ポイントとしては、基本の3ステップと3段階の質問法です。


基本の3ステップ


STEP1:まず、全員が自分の希望を言い、まとめ役が紙に書き出す。
※その時、他人の意見への口出しは禁止。

STEP2:制約・制限事項(時間、お金、どうしても無理・嫌なこと)を別に書き出す。

STEP3:制限・制約の中で、みんなの希望をできるだけ多く(なるべく全部!)かなえられる方法・プランを考える。

ここまでは、発散のフェーズです。
続いて、3段階の質問法で収束に向かって行きましょう。


3段階の質問法

質問①:不要な部分を削ぎ落とす
 → 論点を絞り込む

質問②:なぜ?
 → インサイトに触れる(どんな気持ちの背景があるのか)

質問③:どの部分が大事?
 → 更に、深みへ入り一番大切にしたいところを引き出す


過程でも職場でも、会議の際には参考にして頂けると幸いです。



メルマガアーカイブページ(mag2)


mag2news さんにも取り上げて頂きました。
休日の目的が家族バラバラ…簡単にまとまる「家族会議術」とは


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