2016年10月15日土曜日

「そもそも、みんな違う存在である」 - 仕事の課外授業-682「さまざま」 の感想



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 春が来て花が咲いて、初夏が来て若葉が萌えて、
 野山はまさに華麗な装いである。

 さまざまの花が咲き、さまざまの草木が萌え、
 さまざまの鳥が舞う。

 さまざま、とりどりなればこそのこの華麗さで
 ある。この自然の装いである。

 花は桜だけ、木は杉だけ、鳥はウグイスだけ。
 それはそれなりの風情はあろうけれども、

 この日本の山野に、
 もしこれだけの種類しかなかったとしたら、

 とてもこの自然のゆたかさは
 生まれ出てこなかったであろう。

 いろいろの花があってよかった。
 さまざまの木があってよかった。
 たくさんの鳥があってよかった。

 自然の理のありがたさである。

 人もまたさまざま。

 さまざまの人があればこそ、
 ゆたかな働きも生み出されてくる。

 自分と他人とは、顔も違えば気性もちがう。
 好みもちがう。それでよいのである。

 ちがうことをなげくよりも、
 そのちがうことのなかに無限の妙味を感じたい。
 無限のゆたかさを感じたい。

 そして、人それぞれに力をつくし、
 人それぞれに助け合いたい。

 いろいろの人があってよかった。
 さまざまの人があってよかった――。


          「さまざま」
         (『道をひらく』松下幸之助)
    

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仕事の課外授業-682「さまざま」 より


みなさん、こんばんわ。

今日はとてもいい天気でしたね。
そんな天気でしたが、我が家は終日家に居ました。

というのも、息子が何故か今日は勉強する。漢字頑張る!
ということで、出かけもせずに、
ひたすら、漢字の書き取り。飽きたら→ちょいゲーム→
漢字の書き取り。という感じでした。

なので、その横で僕は絵を描いたり、本を読んだり
一緒にゲームしたり。

なんか、久しぶりにノンビリと過ごした気がします。
こういう時間も少しづつ減っていきますね。


さて、今回のキーは

 「そもそも、みんな違う存在である」

と考えました。

息子が通っていた、野外保育のスローガンは

 みんな違って、みんないい

だったので、それを元に

”Differrence gives us something wonderful”
=違いは私たちにステキなモノを与えてくれる

と背中にプリントされた団体Tシャツをデザインしました。

我ながら、良く出来たデザインです。


常にそんな気持ちで居られれば良いのですが
日々生活していると
ついつい、他人と比べたり
苦手を克服しようと努力したりしている自分が居るものです。

その結果として、
嫉妬と劣等感にまみれた日々
を送ってしまったりして。。

ホント、その世界感から抜け出して自由に生きればいいのに(俺)
とか思います。

そんな時は、以前どっかで聞いたこんな寓話を思い出してみたり

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動物の学校があって、ムササビとうさぎとどじょうがいました。
当然、ウサギはぴょんぴょん跳ねる
むささびは空を飛ぶのが得意だし、
どじょうは、水の中を泳ぐ。

でも、体育の授業で先生は走りないと教えます。
ウサギにも、跳ねずにはしるように
むささびにも、地面に降りてはしるように
どじょうにも地面に上がってはしりなさいと
結果、
ウサギは、跳ねる事を矯正された結果走るのが遅くなり
むささびは、地面を走りすぎた結果足を怪我して木に登れなくなり
どじょうは、息が出来ずに死んでしまいました。
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やっぱ、得意な事を一生懸命やる。
これに限ります。

そうしてこそ、

 各自が、自分のパートでベストを尽くす
 「オーケストラ」のようなもの

が作られていくのでしょう。

自分のスキルが活かせるフィールドで
一所懸命頑張る事。

そんなことに集中していくようにします。


■ 家族で考えるとどうだろう

先の動物の学校の話を
息子に適用してしまわないように注意する。
と云ったことでしょう。

僕自身の場合、父親から何の比較対象とも分からない
比較評価を受け続け、大抵どんな事も

「そんなんじゃ、世の中では通用しない」
「そんな服装している奴は、どこにもいない」

のように否定され続けて来たわけで、
せめて、そのような事は繰り返さないようにしたいと
常日頃感じています。

一方で、難しいのは最低限のラインを
どこでクリアするかですね。

いくらなんでも、算数出来ないとマズイだろう。
これ位の英語は、分かっておいた方が便利でしょう。
的な。

そこの見極めなのか?コミュニケーションなのか?

引き続き色々工夫していきます。


■ 最近読んだ本のコーナー


正に、今回のテーマにぴったり合う内容の事が記載されていました。
あらゆることを手放す事が書かれているのですが、
その中のひとつが正に、
「不得意なものを克服 を手放す」
でした。
まるで、南極のペンギンに向かって一生懸命日本語で話せと
云っているようなモノと例えられています。
ペンギンは日本語なんか話せなくても、魚が獲れれば
十分生きていけますからね。


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仕事の課外授業 藤堂 昌恒さんの著書:覚悟力 (PHP文庫) 文庫

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